11.環境管理責任者って何?
初心者のためのISO14001構築−環境管理責任者って何?−
ISO総合研究所の門田(もんでん)です。
「経営トップは環境管理責任者を指名しなければならない」というのは、規格の要求事項である。環境管理責任者は経営トップに代わって、環境マネジメントシステムを維持、管理する人である。
要求されているからやらなければならないと考えると、やらされ感がにじみ出る。忙しい経営者は、時間的余裕がなくて、環境改善活動を推進したくても、ついつい後回しになる。このことを予測して、ISO14001は環境管理責任者を指名することを義務付けている。社長がどうしても自分で、マネジメントするとか、他に適切な人が見当たらない場合は、規格の要求している環境管理責任者の役割を社長さん御自身で遂行していただいてもよい。
この場合、社長=環境管理責任者である。
私のコンサルティング先にもこの同じ事例がある。中小企業の場合、このパターンが適している場合が多いと思うし、今後は増加するのではないでしょうか。大企業では、名前だけの環境管理責任者もおられるが、これは関心しない。ましてや、中小企業では、環境管理責任者は実質的に動ける人を当ててほしい。
この環境管理責任者について、規格は「その責任は、次に示す役割、責任及び権限を、他の責任にかかわりなく、与えられていなければならない」と規定している。
他の責任にかかわりなくとは
1)営業部長が環境管理責任者に指名された場合、営業部長の責任も果たして、環境管理責任者の責任も果たす。
2)会社業務遂行に当たっては、例えば専務の方が上位で、専務の指示に従うべきであるが、環境管理については、社長の代行であり、環境管理責任者の責任、権限が上位であることを規定している。
「ここまで、企業に立ち入って要求してもらわなくても、結構」
といいたいが。このマネジメントシステムが円滑に運営されるように、予測される問題に、事前に手を打っているのである。経営トップはそういう意味合いを汲み取り、環境管理責任者の人選をすべきでしょう。環境マネジメントシステムがうまく展開、運用されるか
どうかは環境管理責任者のパーソナリティーによると感じる。
環境管理責任者は早い段階で、決定されることをお奨めします。
よい人選をお願いします。
また、指名された人はその役割を、その責任の重大性を認識してほしい。
次回をお楽しみに! また積極的参加メールお待ちしてます。
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