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社員の動機付けと是正処置
ISOでの『困った』を解決する。−ISO総合研究所−
==========================================================第7号
■■■ぶっちゃけISOの「困った」事例研究■■■
〜ISO総合研究所コンサルタント古江の戯言〜
http://www.isosoken.com/
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■■今回の困った・・・
■■社員の動機付けと是正処置
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「不適合が挙がってこない。」
「是正処置の活動がなかなか実施できない。」
「不適合の件数が減らない。(報告件数ではなく、本当の発生件数)」
「是正処置をする目的が不明確」
もし、この内容のいずれかが御社に該当するのであれば、これから記
載する内容は活用できる。ちょっと時間をとって一緒に考えてみて欲し
い。
大阪府のT会社では、ISO認証をするまでは、不適合の件数も監視
されていない状態であった。当然、是正処置など取り組みさえされてい
ない状態であった。
ISO認証と同時に、是正処置の取り組みを始めるに当って、まず、
「不適合の処置にどれだけコストがかかっているのか」を現状分析して
みた。なんと数千万円。悠長に構えている金額ではない。そこで不適合
の分類をし、最もコストがかかっているものから是正処置を実施した。
効果が出る是正処置を発見するまでに約半年ほどかかったが、半年後
には、最もコストがかかっていた不適合は殆ど無くなり、全体のコスト
も約30%まで抑える事が出来た。
また、この活動を現場中心に積極的に実施出来るように、動機付けと
して「軽減できたコストの○%を社内還元」という仕組みを導入した。
すると、不適合の報告件数は更に増え(つまりは、今まで現場で不適合
が発生しても報告せず、隠していたのだ。)現場のミーティングは是正
処置が中心になってきた。
現在もT社は、是正処置の活動に積極的に取り組み、着実にコストダ
ウンを実現している。
是正処置の取り組みは、活動目的が不明確になりがち。特に、日々の
生産活動ではないため、現場活動の優先順位も低くなり、中々上手に取
り組めない。加えて、「この業界では、この不適合は当たり前なのだ」
といった発言をする人が出て来てしまう事さえある。
T社の活動は特に難しいものではなく、どの企業でも実践できるもの
だが、現実は、実践している企業は少ない。その理由は、是正処置の活
動に目的を持たさないから実践できないといえる。つまり、是正処置を
効果的に実施するためには、その活動の的を設定し(しかも方針に基づ
く)、活動の意味・目的を上手に現場に伝えることが一番重要なのであ
る。
活動自体が軌道に乗れば、T社のように、軽減できたコストの○%を
社内還元などの仕組みも導入可能である。
御社の活動で、形骸化してしまっている活動はないだろうか?発見した
ら確認してみてください。「その活動の目的は?」
古江 一樹
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