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不適合の原因追求は経験に依存する!
ISOでの『困った』を解決する。-ISO総合研究所-
==========================================================第9号
■■■ぶっちゃけISOの「困った」事例研究■■■
〜ISO総合研究所コンサルタント古江の戯言〜
http://www.isosoken.com/
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■■今回の困った・・・
■■不適合の原因追求は経験に依存する!
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先日、お手伝いをさせて頂いている企業様で『是正処置』を強化する
取り組みを行った。その中で、1チーム4名で3チームに分かれ、ある
不適合の情報をテーマに、その不適合の原因追及とそれに対する是正処
置を決定するという簡単な練習を実施した。
その際、Aチームは若手現役社員の集まり。Bチームは現役の現場の管
理。Cチームは管理責任者クラスの統括管理というチーム分けをして練
習を実施してみた。
A〜Cチーム各々の「不適合からの原因の追究」「原因除去の是正処
置」をホワイトボードにまとめてもらったのだが、すると、面白いよう
に各チームとも違っていた。
Aチームはやはり若手現役社員チームということもあり、「現場の作
業内容中心」に原因が特定されていた。是正処置としては、作業方法や
ルールを変えるという傾向があった。
次に、Bチーム。このチーム管理職チームということでであるためか、
「人」の問題が原因として特定されていた。是正処置としては、教育や
研修などという傾向がでていた。
最後に、Cチーム。会社のトップ層に近いこともあるのだろうが、
「管理」という切り口で原因が特定されていた。是正処置としては、管
理方法の決定や管理の責任者を決めるなどの傾向がでている。
私は、元々ある意図をもってこのチーム分けをしていたのだが、まさ
にその意図が如実に反映される結果となった。
その意図とは、「発生した不適合の原因の特定及び是正処置は、参加メ
ンバーのこれまでの経験してきたに依存する」ということである。
AチームからCチームのメンバーの特性が、各々のチームが導き出し
た不適合原因の特定、是正処置に反映されているのがわかるだろう。
御社ではこのような傾向はないだろうか?
現場の不適合の原因追求を現場の人間だけで追及した場合、このケース
のように、「現場に対しての方法やルールを改善する」という是正処置
に偏ってしまいがち。
しかし、そのメンバーに管理責任者が参加するだけで、「責任者がい
ないこと」や「管理システムがないこと」など、違った是正処置を生み
出しやすくなる。
是正処置としての取り組みとして、技術や方法(工程等)は簡単には
変えることはできない。時間もコストも必要。逆に、システム・仕組み
の変更や管理方法の導入等、比較的時間やコストをかけないで済む取り
組みもある。
改善の機会を増やしていきたいのであれば、このように比較的簡単に
取り組める策を導入して行くという方法もある。
私はこれをお薦めしたい。
古江 一樹
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