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内部監査チェックリストが何年も同じなんて・・・
ISOでの『困った』を解決する。-ISO総合研究所-
========================================================第14号
■■■ぶっちゃけISOの「困った」事例研究■■■
〜ISO総合研究所コンサルタント古江の戯言〜
http://www.isosoken.com/
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■■今回の困った・・・
■■内部監査チェックリストが何年も同じなんて・・・
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先日、ある企業の担当者様から次のような質問があった。
『当社は、ISO9001の認証をして5年が経つにも関わらず、内部
監査がうまく機能していません。内部監査がうまく機能するような、
良い内部監査のチェックリストはないでしょうか?』
(ひょっとすると、他の企業の担当者様もそうなのだろうか?)と思
い、色々お話をお伺いしてみたが、ほとんどの企業様が、同じ問題を抱
えていた。御社はどうだろう?
大阪のR社は、以下のような内部監査を実施している。
・年間利益率目標達成のためのプロセスの妥当性
・「目標達成推進月間」の1つの取組みとして、目標達成の状況把握や
推進
・新しい営業戦略構築のための、営業プロセスの妥当性確認
つまり、「規格要求」や「社内要求」等、要求事項を満たしているか
どうかの監査は、何年かに1度しか実施しておらず、もっと独自の問題
点把握や原因追及等に活用している。
この大阪のR社も、最初は同じ問題を抱えていた。規格要求が満たさ
れているかどうかの監査しかできないような「内部監査チェックリスト
」を何年も活用していた。
そんなR社の内部監査改善のきっかけは、「あるべき姿、目的の明確
化」だった。内部監査は、「要求事項への適合性」と「要求事項の適切
性」の把握するための機会。「要求事項への適合性」は、ある程度の企
業でシステム的に行われている。しかし、「要求事項の適切性」に関し
ては、全くと言っても良いほど実施されていない。
この「要求事項の適切性」を上手に実施するために必要な要素はなん
だろう?「要求事項の適切性」とは、『この要求事項で良いのか?』と
指摘できるということ。この力を発揮するためには、「企業(部門・ラ
イン・プロセス等)のあるべき姿」が必要になってくる。
つまり、
『あるべき姿は●●であるにも関わらず、現状▲▲になっている。従っ
て、この方法論では問題だ!改善しよう!』
という指摘の理屈になっているのだから、現状とあるべき姿の両側面が
明確になっていないと、この「要求事項の適切性」は問えない。
これを無理やり根拠も無く『こうすべきだ!』と「要求事項の適切性」
を問う監査員もいるだろうが、こういう監査員は優秀かも知れないが、
視点を変えると、個人の価値観を押し付けている、企業にとってあまり
価値をもたない低レベルの審査員と変わらないとも言える。
内部監査を「内部監査のチェックリスト」で実施するのであれば、確
かに「内部監査のチェックリスト」次第とも言えるが、「企業(部門・
ライン・プロセス等)のあるべき姿」が不明確であるならば、御社の内
部監査はいつまで経っても欲求不満から解消されないだろう。
古江 一樹
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