やさしいOHSAS取得講座 vol.3
■■■
■■■1.導入のための基礎知識
■■■
1−3 OHSAS取得のための審査について
第2回で述べたように、労働衛生による災害は、労働者の生命と
健康を損なうばかりでなく、場合によっては経営者の責任追及、社
会的なイメージダウン等企業にとっても大きな損失である。それを
少しでも回避するための手段の一つがOH&S−MSである。
OHSAS18001規格に基づいて、マネジメントシステムを
構築し、「従業員・関係者のリスクの最小化」「将来発生するかも
しれないリスクの回避」などを目的とした活動がスタートすれば、
組織内の活動を確実なものにする共に、社会へアピールする手段と
して、この活動を第三者に評価(審査)してもらうことを希望する
企業が出てくるのは当然である。
OHSAS18001は vol.1で述べたように、ISO規
格では無いものの、複数の国の標準化機関・審査機関が集まって作
成した規格であり、現時点では OH&S−MSの審査に利用でき
る唯一の国際規格といえる。
しかし、日本におけるOHSASには未だ、ISO9000、
14000の審査登録機関をJAB(日本適合性認定協会)が認定
するような仕組みがないため、OHSAS18001の審査は、既
存の認定機関が品質・環境審査の延長として実施している。従って
審査結果は「適合証明書」「審査証明書」等と名付けられ、証明書
に記載があるのは審査機関名のみで、ISO 9000、1400
0の登録証にあるJABマークに相当する認定機関名は無い。
審査員資格についても現時点で、日本には評価登録機関が無いた
め、イギリス、オーストラリア・ニュージーランド等の外国認定機
関へ登録している人、審査機関独自で認定している人などさまざま
であるが、どちらの審査員も労働安全衛生およびマネジメントシス
テムに関する知識を有した人を認定しており、審査に支障はない。
審査はOHSAS単独、ISO9000または14000との複
合、三つのシステムを統合したトリプルのいずれも可能である。
<詳細は要求事項の解釈で説明する予定>
<第3回のまとめ>
1)OHSAS18001は審査に利用できる唯一の国際規格である。
2)審査登録機関を認定するような仕組みがないため、審査は、既存
の認定機関が品質・環境審査の延長として実施している。
3)審査はOHSAS単独、品質・環境との統合いずれも可能。
-------------------------------------------------------------
予想外の場所でも災害は起きる
災害は製造・建設などの現場だけではなく事務所の中でも発生します。
・折りたたみイスを踏み台代わりにして、乗っていませんか?
<転倒、転落の危険が非常に高い行為です>
・急いで人や物にぶつかったり、自分自身で転倒しかけた事は有りま
せんか?
<骨折事故の事例がたくさんあります> |