2007年10月22日
3. マネジメントシステムの考え方を学ぶ。基本を徹底することにポイントあり その1

企業文化を変革させる意気込みが大きな成果を生む
3. マネジメントシステムの考え方を学ぶ。基本を徹底することにポイントあり
(三重:株式会社前田テクニカの導入事例)
【株式会社前田テクニカ(代表取締役前田順治)】
事務機器・通信機器・映像機器・回転機・制御機器・車両等の金属部品及びプレス金型の製造。多品種少量生産を特徴とし、プレス・板金加工から溶接等の組立、表面処理にいたる一貫した生産体制で、顧客のすきま的なニーズに対応されている。
●マネジメントシステムの考え方を導入するにはどちらの規格がよいのか?
次に紹介する株式会社前田テクニカ(http://www10.ocn.ne.jp/̃maedatk/)のケースも、企業の体質や文化を変えるとのねらいからマネジメントシステムを導入し実績を挙げている事例です。同社は製造業であり、通常なら顧客の要望等からもISO 9001を優先しますが、あえてISO 14001認証活動を優先して取り組んでいます。これには、「社会的に関心が高まっている環境への対応についてその責任を果たしていくべきである」という企業の社会的責任という観点に加え、もうひとつ大きな理由が存在しているのです。
実は、前田テクニカの経営陣のイメージしている企業像から見ると、マネジメントシステム導入以前の同社の仕組みは、やや曖昧な管理状態であったようです。そこで組織としての仕組みの管理レベルを向上させる手段として、また旧来の企業文化や体質を変革させる道具としてマネジメントシステムが使えないだろうか?という発想で導入を検討したのです。
その結果、「PDCAサイクル」の考え方を企業の文化や体質として注入し使いこなすことは、これまでの文化や体質が染み付いている通常の仕事とは少しかけ離れ視点を採り入れることになり、変革しやすのではないか? という結論に至って、まずISO 14001認証活動に取り組むことになったのです。その後、2003年7月にISO 14001認証取得し、マネジメントシステムの考え方がある程度社内に浸透した時期を見計らって、引き続きISO 9001に取り組みました。(図表7、8)
図表7 品質方針

図表8 環境方針

同社の場合、導入当初から、審査登録だけを意識した活動になることを避け、マネジメントシステムの考え方を自分たち組織に注入しようとの意気込みがあったのです。
以下の4点は、同社がマネジメントシステムの考え方から学びとって強く意識したポイントで、どの組織にも参考になる内容です。
・自分たちで改善の課題を見つけること。
・課題を解決するためにどうすればよいのかを考えること。
・課題解決のために目標や実施計画を立て、これに沿った活動を行うこと。
・仕事に必要なルールを明確にし、ルールに従った活動を行うこと。
prinsky-admin : 2007年10月22日 10:50
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