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ISO総研新着情報一覧

新着 ISOコラム

  • ISO9001 2015年版 6.1 リスク及び機会への取組み


    ISO9001が2015年版に改訂されたときに増えたものですね。
    皆さんが最も気になっているところではないでしょうか。

    何を要求されているのか?
    まず、要求事項を見てみましょう!

    6.1 リスク及び機会への取組み

    6.1.1 品質マネジメントシステムの計画を策定するとき、組織は、4.1に規定する課題及び
    4.2に規定する要求事項を考慮し、次の事項のために取り組む必要がある
    リスク及び機会を決定しなければならない。

    a) 品質マネジメントシステムが、その意図した結果を達成できることを保証する。

    b) 望ましくない影響を防止又は低減する。

    c) 継続的改善を達成する。

    6.1.2 組織は、次の事項を計画しなければならない。

    a) 上記によって決定したリスク及び機会への取組み

    b) 次の事項を行う方法
      1) その取組みの品質マネジメントシステムプロセスへの統合及び実施(4.4参照)
      2) その取組みの有効性の評価

    リスク及び機会への取組みは、製品及びサービスの適合への潜在的影響と
    釣り合いのとれたものでなければならない。

    これはサーっと見ていただいて、次にいきましょう!



    ・備えあれば憂いなし

    失敗が予想されるのであれば”備えあれば憂いなし”で

    前もって手を打っておく必要があります。

    うまくいくチャンスは逃がしてはいけません!

    うまくいくチャンスには、顧客のニーズや期待に応えるために提供する

    製品及びサービスに込められた価値を向上させることで実現できます。

    例えば、逆さまにすると書けなかったボールペンを

    逆さまにしてもインクがかすれることなく

    書けるようにするとか、

    従来ターゲットにしていなかった高齢者向けのツアー旅行を

    企画することなどによってさらなるチャンスが生まれます!



    ・急いでは事をし損じる

    しかし”急いでは事をし損じる”といわれるように、チャンスを追い求めるあまり、

    失敗する可能性があるので、その失敗についても気をつける必要があります。

    例えば、高齢者向けのツアー旅行を企画したものの、実際に出かけてみると旅行先で

    体調がすぐれない人が続出して旅行が継続できないという失敗が考えられます。

    ISO9001では、この失敗をリスク、チャンスを機会と表現しています。



    リスクと機会を決定する目的は、
    マネジメントシステムが

    ①狙い通りの結果を達成できるという自信や信頼を得るため

    ②何か失敗したときに悪い影響が出ないようにする

    ③悪い影響が出たとしても影響を少なくする

    ④継続的改善を進めるため


    図に表すとすごいことになるので
    簡単にまとめます!

    QMSを作るには、会社としてのさまざまな事象(機会、リスク、外部の人間等)が
    関わってきます!


    具体的にどのようなものがあるか

    まずは機会!

    お客さんに提供する製品及びサービスの価値を向上させることで得られます。

    そうすれば新たな顧客を獲得したり、既存の顧客への売上が増えたりします。

    売上が増えれば、組織の運営も安定して従業員にとって幸せなことですよね。

    仕入れ先への発注も増えて仕入れ先にとっても幸せなことですよね。

    ラーメン屋さんだと

    ・味を向上させるとか

    ・顧客にあった新しい味のラーメンを開発する

    ・提供時間をさらに短くする

    こんなことが上げられるでしょうかね。

    ではリスクは!

    機会をを求めるあまり失敗してしまうことを考えるといいと思います。

    味を向上させることばかりに集中して手間がかかる。

    新しいラーメンをたくさん考案したが、多くの材料が余って廃棄せざるえない

    提供時間を短くするあまり味にばらつきがでる

    ・材料の品質が悪く味に影響する

    ・アルバイトが確保できず力量の店員が足りない
    こんなことが想定されますね。
    これに対しては、記録の要求はありません。

    ISOの審査でいうとトップマネジメント層が話せればいいんです。

    皆さん既にやられてますよね。

    SWOT分析をやられている会社さんは、活用できますね!

    SWOT分析例として

    プラス面【内部環境】【S(強み)】
    ・新製品開発力がある
    ・特許が多く独自性がある
    ・自社ブランドをもっている

    プラス面【外部環境】【W(弱み)】
    ・対象顧客層が増加している
    ・顧客が高級品に移りつつある
    ・高級品で競合する会社が少ない


    マイナス面【内部環境】【O(機会)】
    ・管理者の育成が遅れている
    ・販売網の整備が遅れている
    ・社内規定の標準化が遅れている

    マイナス面【外部環境】【T(脅威)】
    ・異業種からの参入が増加している
    ・輸入品の品質が向上しつつある
    ・原材料が高騰しつつある


    こんな感じにしてみると分かりやすいですかね。

    もう一度、言っておきます!

    記録要求はありません!必ず作らなくてはならないものではありません!

    あくまでもツールの一つです。

    経営層の皆様は、既にやられていることです。

    いつ、どこで、だれが、どのようにやるのか。

    出てきた課題の中で優先順位をつけて対策をしてください。

    重要なので、もう一度!

    SWOT分析を既にやられている企業さんはぜひ活用してください!

    やっていない企業さんは、ISOの審査のために作ることは必要ありません。

    必要でしたら、取り入れるぐらいで考えてください!

    それでも困ったら、ぜひ一度ISO総合研究所にご相談してください!

    いや困る前にご相談ください!!!
    続きを読む

  • ISO9001取得:~製造会社の場合~

    お世話になっております。ISO総合研究所のコンサルタントの鈴木です。
    いつもご愛読ありがとうございます。

    本日は「製造会社でISO9001を取得する場合」についてお話しさせていただきます。

    まずは、どの業界・業種でもISO9001を取得するには

    ①要求事項で求められているルールを構築する
    ②実際に構築したルールで運用する
    ③審査会社による審査を受ける

    上記3点の流れが必要になってきます。
    ひとつずつ順を追ってお話ししていきましょう。

    ①要求事項で求められているルールを構築する

    規格要求事項に対してのルール決めをしていきます。品質マニュアルやISO規程と呼ばれるものを作成する段階ですね。
    下記がISO9001での適用規格であるJISQ9001:2015 の要求事項になります。

    0.1 一般
    0.2 品質マネジメントの原則
    0.3 プロセスアプローチ
    0.4 他のマネジメントシステム規格との関係
    1 適用範囲
    2 引用規格
    3 用語及び定義
    4 組織の状況
    5 リーダーシップ
    6 計画
    7 支援
    8 運用
    9パフォーマンス評価
    10改善

    最近では、2008年版から2015年版に内容を移行するにあたり
    前規格との内容の違いに四苦八苦している会社様もあると思います。
    移行の際たる目的は「事業との統合」です。

    上記の要求事項だけ見ると、要求事項に基づいたルールを決めるのは面倒くさい、ISO9001は取得するのが大変だと思う方も多いかと思います。


    しかし、ISO9001は当たり前といえば当たり前の企業活動をルール化したものなので、
    要求事項の意図している内容が理解できれば「もうすでに会社でやっている」と思われることの方が遥かに多いです。ただその現状実施している内容を文書にするだけですね。


    例えばですが、製造会社の 製品実現の1事例を上げさせていただきます。

    受注のプロセス:お客様から使用者や図面をもらい打合せにて依頼を受ける。それを受けて見積書を発行する。
    発注プロセス:見積書の結果契約が決まったら、必要な資材や材料の発注をかける。
    製造プロセス:図面や仕様書を用い、社内にて予定表や工程表を作成し顧客要求通りに製品を製造する。
    検査プロセス:出荷前の最終検査を実施してお客様に製品を納品する。

    このような仕事の一覧の流れを、どのような記録を用いて実施していくのかを文章にしていくだけですね。


    ②実際に構築したルールで運用する

    実際に品質マニュアルや規程が出来上がったら、その品質マニュアルルや規程に則って実際に仕事を進めていきます。これが運用と呼ばれるものです。
    ただし、すでに実施している仕事の内容を基にルールを構築するものがほとんどなので、いままで通りの仕事を実施していくだけですね。一部ISO9001を取得するために新たに実施しなければならないことはあるかもしれませんが割愛させていただきますね。

    もちろん日々の業務の流れや使用してきた記録、様式が変わることもあるかと思います。そうなると品質マニュアルや規程と実際の運用が異なってきてしまいます。そうなった場合は、品質マニュアルや規程を修正していけばいいのです。
    特に内部監査時に品質マニュアルや規程類と実際の運用が異なっているか見ていけばいいですね。


    ③審査会社による審査を受ける
    当たり前ですが、いくらマネジメントシステムを構築・運用しても審査を受けて合格(認証)をしないと、ISO9001認証取得!と掲げることができません。
    実際にそのマニュアルや規程で運用した後に審査会社による審査を受けることになります。
    日本だけでも約60社ほど審査会社があるといわれますが、それらの会社もISOの審査会社として認定を受けています。ISOの審査をしていいよと、厳しい審査を受けて通っているということです。また、審査会社によって審査費用は様々です。

    ISO9001の初回の審査では2回審査を受けることになっています。
    俗にいう1段階審査と2段階審査と呼ばれているものです。
    1段階審査は会社が作成した品質マニュアルや規程が要求事項の内容を満たしているか、またはその仕組みが構築されているかをチェックしていきます。
    その後2段階審査で、実際にその会社で作成した品質マニュアルや規程通りに運用ができているかをチェックしていきます。
    特に審査にて問題がなければその後認証が完了となります。


    大まかな流れになりますが上記①~③の流れでISO9001は取得できます。


    ISO9001を取得したいが、ISOはまだ面倒くさいものだと思っている。
    そんなことを考えている方がいらっしゃれば、ぜひお気軽に弊社までお問い合わせください。
    弊社では、お客様の「ISOやPマーク(プライバシーマーク)における社内工数を限りなく0(ゼロ)に近づける」を
    ミッションとし、ISO事務局としてサポートさせていただくことで、
    現在1700社を超えるお客様をお手伝いさせていただいております。

    続きを読む

  • ISO14001:2015の10.2項「不適合及び是正処置」の旧規格の比較

    いつもご愛読ありがとうございます。
    ISO総合研究所の岡山です。
    少し前まで暖かくなったり寒くなったりと
    天気が不安定な時期でしたが今は、ようやく落ち着いてきましたね。

    さて、今回のブログでは、ISO14001:2015の10.2項「不適合及び是正処置」について、旧規格と比較した上でお話させて頂きたいと思います。
    ISO14001:2004では4.5.3に記載されていた「不適合及び是正処置」、その2004年版の要求事項(予防処置を含む)をまずは記載致します。

    組織は、顕在及び潜在の不適合に対応するための並びに是正処置及び予防処置をとるための手順を確立し、実施し、維持すること。
    その手順では、次の事項に対する要求事項を定めること。

    a)不適合を特定し、修正し、それらの環境影響を緩和するための処置をとる。
    b)不適合を調査し、原因を特定し、再発を防ぐための処置をとる。
    c)不適合を予防するための処置の必要性を評価し、発生を防ぐために立案された適切な処置を実施する。
    d)とられた是正処置及び予防処置の結果を記録する。
    e)とられた是正処置及び予防処置の有効性をレビューする。
    とられた処置は、問題の大きさ、及び生じた環境影響に見合ったものであること。
    組織は、いかなる必要な変更も環境マネジメントシステム文書に確実に反映すること。

    上記要求に対し実施することを要約すると、

    ①組織における不適合、あるいは不適合の可能性がある事象に対し、どのように是正及び予防するかの手順を確立し、実施、維持する。
    ②その手順において、不適合の特定・修正、原因の特定、再発防止、予防処置の必要性の評価、その必要な処置の実施、その処置の結果を記録し、有効性をレビューするといった、a)~e)項の要求事項を定めること。
    ③会社は、必要な変更を環境マネジメントシステムにおける文書に確実に反映する。

    この三点が要求されております。

    そして、この項番はISO14001:2015においては、旧規格で合わせて記載されていた予防処置を省き、10.2 不適合及び是正処置とされており、
    各要求事項に従い、事業者が実施すべき事項を記載致します。

    10.2 不適合及び是正処置
     不適合が発生した場合、組織は、次の事項を行わなければならない。
    a) その不適合に対処し、該当する場合には、必ず、次の事項を行う。
    1) その不適合を管理し、修正するための処置をとる。
    2) 有害な環境影響の緩和を含め、その不適合によっておこった結果に対処する。
    b) その不適合が再発又は他のところで発生しないようにするため、次の事項によって、その不適合の原因を除去するための処置を取る必要性を評価する。
    1) その不適合をレビューする。
    2) その不適合の原因を明確にする。
    3) 類似の不適合の有無、又はそれが発生する可能性を明確にする。
    c) 必要な処置を実施する。
    d) とった是正処置の有効性をレビューする。
    e) 必要な場合には、環境マネジメントシステムの変更を行う。
     是正処置は、環境影響も含め、検出された不適合のもつ影響の著しさに応じたものでなければならない。
     組織は、次に示す事項の証拠として、文書化した情報を保持しなければならない。
     ― 不適合の性質及びそれに対してとった処置
     ― 是正処置の結果
     
    2015年版の規格要求に沿って実施する事項ですが、至ってシンプルになっていることがわかります。

    要約すると、
    ・不適合が起きた場合は事象を管理して、修正・改善するための処置をとり、不適合によって起こった結果に対処する。
    ・その不適合の再発防止のため、不適合をレビューし、原因を明確にし、似たようなケースがないか、
     又は想定されないかを明確にし、原因除去のための処置を取る必要があるのか、必要性を評価する。
    ・必要な処置を実施、その(不適合のもと影響も著しさに応じた)是正処置がいかに有効であったか、
     有効性をレビューし、それにより必要が発生した場合は、環境マネジメントシステムの変更も行う。
    ・不適合の性質及びそれに対してとった処置、是正処置の結果を文書化し、保持する。


    上記を実施すれば、この10.2項「不適合及び是正処置」の要求事項に関しては満たされます。
    不適合に対して是正処置を取り、修正する、レビューするということは、恐らくは、規格に要求されることなく
    多くの事業者様が既に実施されておられることかと存じますが、それを如何に文書化するか、
    ISOの要求事項を満たすのか、この部分がご担当者様を悩ませるかと思います。


    上記いかがでしょうか?
    文章にすると簡単であっても、実際に規格改訂を実施するとなれば、自らの頭を悩ませながら規格に目を通す時間、
    旧規格と新規格の対比を確認し、マニュアルを含む文書の修正。改訂作業に取り組む工数は発生します。
    その手間を考えると、外部にアウトソースし、ご担当者様を本業に注力させることも一考かと思います。


    ISOを新規取得したい、またはISOをすでに運用しており作業を減らしたいが、どのようにすればよいのかわからない。
    規格の改訂が無事に出来るかが不安であるという企業様、そして担当者様。
    是非一度弊社にお問い合わせ下さいませ。平均50社以上の担当を持つ、
    経験豊富なコンサルタントが御社へお伺いさせて頂き、ご説明させていただきます。
    是非とも一度ご検討くださいませ。
    続きを読む

  • ISO9001:2015 文書化した情報について

    いつもブログをご愛読いただきまして誠にありがとうございます。

    ISO総合研究所コンサルタントの松口と申します。

     

    お盆休みも終わり、今年もあと残りわずかとなってきましたね。

    1年って本当にあっという間ですね。

    プライベートでは、息子が保育園にも慣れてくれて大号泣しなくなりました。

    今ではちゃんとバイバイしてくれるようになり成長を感じております。

    最近はアンパンマンやトーマスがマイブームのようで見つけると「これ、これ」と

    指差してドヤ顔してきます笑

    パパやママとも喋ってますが、まだ、たまにパパのことをママと言ったりおバカな息子ちゃんです笑

     

    まぁ、プライベートの話はこのくらいにしておきまして、そろそろ本題に入らさせて頂きたいと思います。

    前回のブログでは「ISO9001:2015年度の概要」をご紹介させて頂きましたが、今回は「ISO9001:2015 文書化した情報について」をご紹介させて頂きます。

     

    ISO9001(アイエスオー9001)が2015年に規格が改訂され、文書についての記載が変更になりました。

    今までのISO9001:2008(アイエスオー9001:2008)では、文書類、文書化された手順、記録という記載となっておりました。文書化された手順(文書化要求)は6か所、記録(記録要求)は21か所の記載がされておりました。

    ISO9001:2015(アイエスオー9001:2015)では、これらの表記がすべて文書化された情報と記載されるように変更となりました。では、すべて文書化された情報と記載されてしまっていて、文書と記録の判別はどのようにすればいいのかと疑問を持たれるかと思います。

    そこで判別する方法をお教えいたします。

     

    文書化された情報の維持と記載されているものは「文書」、文書化された情報の保持と記載されているものは「記録」と判別する方法がございます。

    ISO9001:2015(アイエスオー9001:2015)では文書要求は5か所、記録要求は20か所となっております。

     

    それでは具体的にどこの部分に文書化された情報の維持が記載されているか、文書化された情報の保持が記載されているかを説明させて頂きます。

     

     

    まずは文書化された情報の維持に関しての5か所です。

    ①4.3 品質マネジメントシステムの適用範囲

    c)組織の品質マネジメントシステムの適用範囲は、文書化した情報として利用可能な状態にし、維持しなければならない。

    ②4.4.2  品質マネジメントシステム及びそのプロセス

    a)プロセスの運用を支援するための文書化した情報を維持する。

    ③5.2.2 品質方針の伝達

    a)文書化した情報として利用可能な状態にされ、維持される。

    ④6.2.1 品質目標及びそれを達成するための計画策定

    組織は、品質目標に関する文書化した情報を維持しなければならない。

    ⑤8.1 運用の計画及び管理

    e)次の目的のために必要な程度の文書化した情報の明確化、維持及び保持

    1)プロセスが計画通りに実施されたという確信をもつ

    2)製品及びサービスの要求事項への適合を実証する

     

    次に文書化された情報の保持に関しての20か所です。

    ①4.4.2 品質マネジメントシステム及びそのプロセス

    b)プロセスが計画どおりに実施されたと確信するための文書化した情報を保持する。

    ②7.1.5.1 監視及び測定のための資源

    組織は、監視及び測定のための資源が目的と合致している証拠として、適切な文書化した情報を保持しなければならない

    ③7.1.5.2 測定のトレーサビリティ

    a)定められた間隔で又は使用前に、国際計量標準又は国家計量標準に対してトレーサブルである計量標準に照らして校正若しくは検証、又はそれらの両方を行う。そのような標準が存在しない場合には、校正又は検証に用いたよりどころを、文書化した情報として保持する。

    ④7.2 力量

    d)力量の証拠として、適切な文書化した情報を保持する。

    ⑤8.1 運用の計画及び管理

    e)次の目的のために必要な程度の文書化した情報の明確化、維持及び保持

    1)プロセスが計画通りに実施されたという確信をもつ

    2)製品及びサービスの要求事項への適合を実証する

    ⑥8.2.3.2 製品及びサービスに関する要求事項のレビュー

    組織は、該当する場合には、必ず次の事項に関する文書化した情報を保持しなければならない。

     

    ⑦8.3.2  設計・開発の計画

    j)設計・開発の要求事項を満たしていることを実証するために必要な文書化した情報

    ⑧8.3.3 設計・開発へのインプット

    組織は、設計・開発へのインプットに関する文書化した情報を保持しなければならない。

    ⑨8.3.4 設計・開発の管理

    f)これらの活動についての文書化した情報を保持する。

    ⑩8.3.5 設計・開発からのアウトプット

    組織は、設計・開発のアウトプットについて、文書化した情報を保持しなければならない。

    ⑪8.3.6 設計・開発の変更

    組織は、次の事項に関する文書化した情報を保持しなければならない。

    ⑫8.5.2 識別及びトレーサビリティ

    トレーサビリティが要求事項となっている場合には、組織は、アウトプットについて一意の識別を管理し、トレーサビリティを可能とするために必要な文書化した情報を保持しなければならない。

    ⑬8.5.3 顧客又は外部提供者の所有物

    顧客若しくは外部提供者の所有物を紛失若しくは損傷した場合、又はその他これらが使用に適さないと判明した場合には、組織は、その旨を顧客又は外部提供者に報告し、発生した事柄について文書化した情報を保持しなければならない。

    ⑭8.5.6 変更の管理

    組織は、変更のレビューの結果、変更を正式に許可した人(又は人々)及びレビューから生じた必要な処置を記載した、文書化した情報を保持しなければならない。

    ⑮8.6 製品及びサービスのリリース

    組織は、製品及びサービスのリリースについて文書化した情報を保持しなければならない。これには、次の事項を含まなければならない。

    a)合否判定基準への適合の証拠

    b)リリースを正式に許可した人(又は人々)に対するトレーサビリティ

    ⑯8.7.2 不適合なアウトプットの管理

    組織は、次の事項を満たす文書化した情報を保持しなければならない。

    a)不適合が記載されている。

    b)とった処置が記載されている。

    c)取得した特別採用が記載されている。

    d)不適合に関する処置について決定する権限をもつ者を特定している。

    ⑰9.1.1 監視、測定、分析及び評価

    組織は、品質マネジメントシステムのパフォーマンス及び有効性を評価しなければならない。組織は、この結果の証拠として、適切な文書化した情報を保持しなければならない。

    ⑱9.2.2 内部監査

    f)監査プログラムの実施及び監査結果の証拠として、文書化した情報を保持する。

    ⑲9.3.3 マネジメントレビュー

    組織は、マネジメントレビューの結果の証拠として、文書化した情報を保持しなければならない。

    ⑳10.2.2 不適合及び是正処置

    組織は、次に示す事項の証拠として、文書化した情報を保持しなければならない。

    a)不適合の性質及びそれに対してとったあらゆる処置

    b)是正処置の結果

     

    以上がISO9001:2015(アイエスオー9001:2015)における文書化した情報になります。

     

    まだまだ他にも変更になったところはたくさんあります。

    これから自社で規格改訂作業をやろうとお考えのみなさま、もう改訂作業に取り掛かっているけどなかなか改訂作業が進まないみなさま。ISO総合研究所を事務局として迎えて頂いて一緒に規格改訂作業を進めていきましょう。

     

    もちろんこれからISO9001(アイエスオー9001)を新規取得しようとお考えの皆様も

    お手伝いをさせて頂きますので、ISO総合研究所にご連絡を頂ければと思います。続きを読む

  • 2015年版への移行作業に関して

    ご愛読者の皆様、いつもありがとうございます。

    また、初めての方も、ありがとうございます。

    ISO総合研究所コンサルタントの久米です。

     

    今回は

    ISO9001(アイエスオー9001)2015年版に移行する際に気を付けることをお話しさせて頂きます。

     

    まず、いつまでにISO9001(アイエスオー9001)2015年版へ移行しなければいけないかご存知でしょうか?

     

    実はISO9001(アイエスオー9001)の規格が改訂されたから次の審査には即新しい内容で審査を受けなければいけないなんてことはないんです。ISO9001(アイエスオー9001)の改訂内容が広範囲で、仕組みの基本的改訂部分もある為、移行の審査は2018年9月に2008年版の有効期限が切れるまでに受ければ問題ありません。

     

    ISO9001(アイエスオー9001):2015に移行するまで2年以上の猶予がある為、一度、社内のルールが有効かどうか見直ししてみることをオススメします。

     

    ここからは各項番ごとにISO9001(アイエスオー9001)2008年版からの変更点や、注意することを書いていきたいと思います。

     

    4 組織の状況

    ISO9001(アイエスオー9001):2008の「1.2 適用」「4.1 一般要求事項」「4.2.2 品質マニュアル」が該当します。

     

    ここの項番ではISO9001(アイエスオー9001):2008から変更する必要な部分は特にありません。ただし、ISO9001(アイエスオー9001):2008では適用除外とすることが出来たのが、7項のみであったが、ISO9001(アイエスオー9001):2015では限定する規定がなくなったため、審査の為に無理をしていた組織は実態に合わせて変更することができます。

     

    5 リーダーシップ

    ISO9001(アイエスオー9001):2008の「5.1 経営者のコミットメント」「5.2 顧客重視」「5.3 品質方針」「5.5.1 責任及び権限」「5.5.2 管理責任者」が該当します。

     

    ここの項番でも基本的にはISO9001(アイエスオー9001):2008から何も変更する必要はありません。管理責任者という用語は用いられなくなりましたが、トップマネジメントに代わって品質マネジメントシステムを実施する責任者の任命が必要という意図は変わっていません。

     

    6 計画

    ISO9001(アイエスオー9001):2008の「8.5.3 予防処置」「5.4.1 品質目標」「5.4.2 品質マネジメントシステムの計画」が該当します。

     

    ここでは「6.1 リスク及び機会への取組み」というISO9001(アイエスオー9001):2008にはなかった新たな要求事項があります。どの組織にも年度の収益の見通しがあると思います。これはあらゆる事態を想定して判断して立てられたものであるはずです。それを整理整頓し、何を実現するために何をするかを品質目標などにまとめて明確にするだけで要求事項を満たすことができます。

     

    どれが「機会への取組み」でどれが「リスクへの取組み」なのか説明することができればISO9001(アイエスオー9001):2015へ移行するにあたって特に変更の必要はありません。

     

    7 支援

    ISO9001(アイエスオー9001):2008の「6.1 資源の提供」「6.3 インフラストラクチャー」「6.4 作業環境」「7.6 監視機器及び測定機器の管理」「6.2.2 力量、教育・訓練及び認識」「5.5.3 内部コミュニケーション」「4.2 文書化に関する要求事項」「4.2.3 文書管理」「4.2.4 記録の管理」が該当します。

     

    この項番でも規格に記載されている文言の表現が変わっただけで基本的にISO9001(アイエスオー9001):2008から変更する部分はほとんどありません。

     

    「7.1.6 組織の知識」はISO9001(アイエスオー9001):2015で新たに追加されているが、ISO9001(アイエスオー9001):2008の「6.2 人的資源」に明示はされていないが当然必要であった職務知識の充足管理が明示されただけのものです。

     

    「7.4 コミュニケーション」はISO9001(アイエスオー9001):2008の「5.5.3 内部コミュニケーション」に外部との情報交換の実態を追加するだけで対応できます。

     

    8 運用

    ISO9001(アイエスオー9001):2008の「7.1 製品実現の計画」「7.2 顧客関連のプロセス」「7.3 設計開発」「7.4 購買」「7.5 製造及びサービス提供」「8.3 不適合製品の管理」「8.2.4 製品の監視及び測定」が該当します。

     

    ここでもISO9001(アイエスオー9001):2008からマニュアルの記載を含め何も変更する必要はありません。ISO9001(アイエスオー9001):2015では要求事項の並びが変更されている為、変更されているものを並び替え、分割するだけで対応可能です。

     

    「8.5.3 顧客又は外部提供者の所有物」では外部提供者の所有物が管理対象に加わりましたが、ISO9001(アイエスオー9001):2008の「7.5.4 顧客の所有物」と趣旨は同じものです。顧客から支給、又は貸与される資産などの管理が必要な外部提供者の所有物がない限り、マニュアルの記載等を変更する必要はありません。

     

    9 パフォーマンス評価

    ISO9001(アイエスオー9001):2008の「8.1 一般」「8.2 監視及び測定」「8.2.1 顧客満足」「8.4 データ分析」「8.2.2 内部監査」「5.6 マネジメントレビュー」が該当します。

     

    ISO9001(アイエスオー9001):2015の規格で使用されている用語や表現が変更になっただけでISO9001(アイエスオー9001):2008から変更する必要がある要求事項はありません。

     

    10 改善

    ISO9001(アイエスオー9001):2008の「8.5.1 継続的改善」「8.3 不適合製品の管理」「8.5.2 是正処置」が該当します。

     

    この項番でもISO9001(アイエスオー9001):2008の「8 測定、分析及び改善」をISO9001(アイエスオー9001):2015の9項と10項に分けて記載されているだけで基本的には変更の必要はありません。

     

    マニュアルの記述をISO9001(アイエスオー9001):2015に合わせて書き変えるだけで対応可能です。

     

    ISO9001(アイエスオー9001):2015へ改訂されたことで追加になった要求はありません。今まで自社で運用していたルールのみで対応することができるので、ISO9001(アイエスオー9001):2015のどこに当てはまるのかを洗い出しすることが大切だと思います。

     

    長々とお話をさせて頂きましたが、いかがでしたでしょうか??

    なんとなくでもわかって頂けましたでしょうか??

    まだ、よくわからない!!

    わかったけど本当はどうなの??

    自社で改訂作業できるかな?と思った方は

    1度、弊社のお話しを聞いていただきご検討いただければ幸いです。

    ・ISO9001(アイエスオー9001):2015取得を検討している。

    ・ISO9001(アイエスオー9001):2008を取得したけど、運用がうまくいかない。

    ・ISO9001(アイエスオー9001):2008を取得したけど、今後どうしたらいいのかがわからない。

    ・ISO9001(アイエスオー9001):2008の審査機関変えたいんだけど、どうしよう??

    などなど、一人で、自社だけでどうすればいいのかお考えでしたら

    弊社は、現在、約1,500社様以上のサポートをさせて頂いております。

    豊富な実績で精一杯サポートさせていただきます。続きを読む

  • ISO9001:2015をISO総合研究所に当てはめてみました

    いつもご愛読ありがとうございます。ISO総合研究所の竹嶋です。

    皆様いかがお過ごしでしょうか?

    私は子供が5か月になり、そろそろ離乳食について考え出した時期でございます。

    入社して10キロ増えた私とは反対に平均体重で見るとやせ気味なので、

    離乳食を始めたと同時に丸々と肥えてもらうことを期待している日々です。

     

    さて、本題に戻りまして本日はISO9001規格改定に伴い、規格改定版でISO総合研究所のことを考えてみました。

    簡易的な内部監査のイメージで記載しておりますので、ISO総研での活動に興味を持たれた方はドシドシご連絡ください。規格以外のことでもお答えいたします。

     

    ※8項については量が多いので割愛させていただきます。次回のブログにて8項を考えてみたいと思います。

     

    1.適用範囲

    └拠点:大阪本社、東京支社

    従業員数:従業員台帳に定める

    組織:組織図に定める

    適用業務:

    ①ISO/Pマーク/ISMS新規認証サポート

    →たった30万円で新規認証に伴う面倒な作業や準備を当社がお手伝いします。

    →担当者の方は本業に集中してもらえます!

    →新規で認証する準備や勉強は必要ありません。

     

    ② ISO/Pマーク/ISMS運用代行サポート

    →月々たったの2.5万円で、認証後の運用のムダや面倒な作業を全て請け負います。

    →担当者の方はその時間をつかって、本業に集中してもらえます!

     

    3.用語および定義

    └経営計画書に定める

     

    4.組織の状況

    4.1組織及びその状況の理解

    └社外の状況・・・・顧客、市場、ライバル会社、社会、法律、審査機関の動きなど

    社内の状況・・・・技術、教育、従業員、拠点の状況など

     

    4.2利害関係者のニーズ及びその状況の理解

    └顧客、従業員、仕入先、外注先、審査機関

    顧客の顧客、顧客の取引先、メーカー、商社、審査機関、関連会社、業界団体、

     

    4.4 品質マネジメントシステム及びそのプロセス

    └反響:マーケ担当→営業:営業担当→契約:管理担当

    訪問:コンサル担当→作業:コンサルアシスタント→訪問:コンサル担当

     

    5.経営者の責任

    5.1リーダーシップ及びコミットメント

    └社長は年度ごとの経営計画書にて方針を出す。

    5.1.1一般

    5.1.2 顧客重視

    5.2 品質方針

    5.2.1 品質方針の確立

    └三精神、経営理念

     

    5.2.2 品質方針の伝達

    └社員全員支給の経営計画書で伝達

    毎朝の日報でのアウトプット報告

    毎日の昼礼での読合せ

     

    5.3 組織の役割、責任及び権限

    └組織図、罰則に関する方針に定める

    ★権限について明確になっていない

     

    6. 計画

    6.1 リスクおよび機会への取り組み

    └毎日のお客様報告、クレーム報告、解約可能性報告で確認

     

    6.2 品質目標及びそれを達成するための計画策定

    └経営計画書に定める

     

    6.3 変更の計画

    └経営計画書の変更ページの張替を行う

    サイボウズ、チャットワークにて周知を行う

     

    7. 支援

    7.1資源

    7.1.1一般

    └建物、スタッフ、設備

     

    7.1.2人々

    └マーケ担当、営業担当、管理担当

    コンサル担当、コンサルアシスタント

     

    7.1.3インフラストラクチャ

    └本社、ノートPC、ヤマト便、レターパック、サイボウズ、チャットワーク、Gmail

     

    7.1.4プロセスの運用に関する環境

    └毎日の環境整備、フリーデスクの配置を上長から指示

     

     

    7.1.5監視及び測定のための資源

    7.1.5.1一般

    └環境整備のノートPCになった際に清掃

    ★ノートPC(外部)、ノートPC(内部)の整理、整頓、清潔の手順がない

     

    7.1.5.2測定のトレーサビリティ

    └PC監査、環境整備点検にて確認

     

    7.1.6組織の知識

    └収集方法:サイボウズ、チャットワーク

    整理方法:年度の切り替え時にサイボウズグループを作り直す

    保管方法:うさぎさん書庫

     

    7.2力量

    └ステータス表、作業者一覧にて確認

     

    7.3認識

    └経営計画書にて周知

    早朝勉強会、昼礼などで方針説明の時間を作る

     

    7.4コミュニケーション

    └各案件会議、各進捗会議

    チーム会議、リーダー会議、幹部会議、MR

    早朝勉強会、社員旅行、各システム

     

    7.5文書化した情報

    7.5.1一般

    7.5.2作成および更新

    └タイトル、文書番号、改訂番号による改訂

    掲示物の3定管理

     

    7.5.3文書化した情報の管理

    └アクセス制限による最小限のアクセス管理

    └経営計画書の張替

    ★文書化した情報が文書化されてはいるが各システム上でアップされるだけで保管方法が明確になっていない

     

    9.パフォーマンス評価

    9.1 監視、測定、分析及び評価

    9.1.1 一般

    └7.4コミュニケーションで定めた会議内で評価する

    └タイミングはgoogleカレンダーで管理する

    └前回アウトプットの振返りを必ず行う

     

    9.1.2 顧客満足

    └サイボウズへのクレーム報告、解約可能性、毎日のお客様の声報告にて調査する

    └幹部会議の経営計画資料にて市場シェアの調査と分析を行う

    └7.4コミュニケーションで定めた会議内でライバル情報の共有を行う

     

    9.1.3 分析及び評価

     

    9.2 内部監査

    └トップ~本部長までの3名が毎月1度環境整備点検を行う

     

    9.3 マネジメントレビュー

    9.3.1 一般

    └7.4コミュニケーションで定めた社長が出席する会議を指す

    毎月のMRにて首脳会談を行う。

     

    9.3.2 マネジメントレビューへのインプット

    └7.4コミュニケーションで定めた社長が出席する会議の報告内容

    └課題、対策を入れて仮説検証を行う

    大量行動として10個の行動を決めている場合は、進捗報告も行う。

    9.3.3 マネジメントレビューからのアウトプット

    └7.4コミュニケーションで定めた社長が出席する会議の報告

     

    10.改善

    10.1 一般

    └各案件会議、各進捗会議にてサービス、仕組みの見直しを行う

    └クレームについてはクレーム案件会議にて確認する

     

    10.2 是正処置

    └サイボウズのクレーム報告トピック、解約可能性一覧で処置までの経過を確認する

    └再発防止策に関しては、MRで確認する

    └対策の記録はサイボウズに残す

    ★再発防止策のフォローアップの監視を行っているが、全数の振り返りを行っている確認に工数がかかる状態になってしまっている。

     

    10.3 継続的改善

    └各会議体のアウトプットにより毎月改善を行う。

    ★アウトプットされる担当者の仕事量について妥当化の確認ができていない。

     

    今回は8項以外の項目についてみてみましたが、5つも課題になりそうなところが見つかりました。課題になりそうな点は★で記載しております。

    ISOに会社のことを当てはめて考えるだけでも課題が出てきますね。

    定期的に会社のルールの見直しを行ってみてください。

     

    ISO総研では外部の目線を使って会社のルールの見直しも行えます。

    興味のある方は是非ご連絡ください。続きを読む

  • ラーメン屋さんでみるISO9001:2015年版規格解釈

    今回のブログでは、

    ラーメン屋さんでみるISO9001:2015年版規格解釈について書かせていただきます。

     

    文字数の制限の関係上、内容としては、

    大きく下記の5つの項目をご説明させていただきます。

     

    1.リスク及び機会への取組み

    2.品質目標及びそれを達成するための計画策定

    3.プロセスの運用に関する環境

    4.組織の知識

    5.内部監査

     

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    1.リスク及び機会への取組み

     

    まずは、リスク及び機会への取組みからみていきましょう。

     

    ラーメン屋さんにおけるリスクとして挙げられたのが、

    外食業界における衛生管理について、社会的な目が厳しくなってきたことです。

    一時期、メディアを賑わせた賞味期限偽装や中国の工場でのずさんな製造管理、

    また、店舗におけるアルバイト従業員の不適切な画像のSNSへの投稿等がその要因でした。

     

    一方で、ラーメン屋さんにおける機会として挙げられたのが、

    海外からの観光客の増加に伴うインバウンド需要の増加と、

    猛暑という気象予報に基づく冷やし麺の売上増加が見込まれることでした。

     

    ISO9001:2015年版に目を移してみましょう。こんなことが書いてあります。

    6.1.2 組織は,次の事項を計画しなければならない。

    a) 上記によって決定したリスク及び機会への取組み

    b) 次の事項を行う方法

    1) その取組みの品質マネジメントシステムプロセスへの統合及び実施(4.4 参照)

    2) その取組みの有効性の評価

     

    このラーメン屋さんでは、リスクへの取組みとして、

    自店の衛生管理がしっかりしていることを対外的にアピールすることにしました。

    店内に掲示するPOP広告で、食品管理と従業員教育をどのようにしているかをPRし、

    間違いがないように、運用のルール作りをしました。

    その上で、月に1回の実施チェックをおこなうことで、有効性の評価をすることにしました。

     

    一方、機会への取組みとして、

    2月から新商品のレシピ開発を行うことにしました。

    開発スケジュールをたて、モニター調査を行い、本販売までの段取りをおこないました。

    その上で、新商品の目標販売数を設定し、有効性の評価をすることにしました。

     

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    2.品質目標及びそれを達成するための計画策定

     

    次に、品質目標及びそれを達成するための計画策定をみていきましょう。

     

    ラーメン屋さんにおける品質目標として挙げられたのが、

    美味しいラーメンを熱々のうちに提供してお客様に喜んでもらうことです。

    そのためには、アルバイト従業員の技術レベルの均一化が求められました。

     

    ISO9001:2015年版に目を移してみましょう。こんなことが書いてあります。

    6.2.2 組織は,品質目標をどのように達成するかについて計画するとき,次の事項を決定しなければなら

    ない。

    a) 実施事項

    b) 必要な資源

    c) 責任者

    d) 実施事項の完了時期

    e) 結果の評価方法

     

    このラーメン屋さんでは、品質目標を達成するための計画策定として、

    時間帯責任者が現在の各アルバイト従業員の技術評価をおこない、

    向こう半年かけて不足している部分を補う指導をすることにしました。

    結果の評価方法として、半年後に技術テストを店長の前でおこない、

    店長がシフトを任せられるかどうかの判定をすることにしました。

     

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    3.プロセスの運用に関する環境

     

    続いて、プロセスの運用に関する環境をみていきましょう。

     

    ISO9001:2015年版に目を移してみましょう。こんなことが書いてあります。

    7.1.4 プロセスの運用に関する環境

    組織は,プロセスの運用に必要な環境,並びに製品及びサービスの適合を達成するために必要な環境を

    明確にし,提供し,維持しなければならない。

     

    ラーメン屋さんにおけるプロセスの運用に関する環境として挙げられたのが、

    高温多湿の厨房内における熱中症、脱水症状の予防です。

    一方で、商品に冷気が直接吹き付けると、熱々の商品を提供するという品質目標と相反してしまいます。

     

    この両面を達成するために、このラーメン屋さんでは、スポットクーラーを導入することにし、

    そのかわり、スープや盛り付け台に冷気が吹きつけないような仕切りをつけることにしました。

     

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    4.組織の知識

     

    そして、組織の知識をみていきましょう。

     

    ISO9001:2015年版に目を移してみましょう。こんなことが書いてあります。

    7.1.6 組織の知識

    組織は,プロセスの運用に必要な知識,並びに製品及びサービスの適合を達成するために必要な知識を

    明確にしなければならない。

    この知識を維持し,必要な範囲で利用できる状態にしなければならない。

    変化するニーズ及び傾向に取り組む場合,組織は,現在の知識を考慮し,必要な追加の知識及び要求さ

    れる更新情報を得る方法又はそれらにアクセスする方法を決定しなければならない。

     

    ラーメン屋さんにおける組織の知識として挙げられたのが、

    接客時のお客様からの声の情報の蓄積です。

    常連のお客様のご注文履歴や、こんなメニューがないのかというお問合せ、

    接客コミュニケーションでお客様に喜ばれたり、逆にムッとされたりした事例の情報などです。

     

    このラーメン屋さんでは、引き継ぎノートをタイムカードの横に置いておくことにしました。

    アルバイト従業員はシフトに入る前にこのノートを確認し、

    また、シフトを上がる時にこのノートに記入することをルール化しました。

     

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    5.内部監査

     

    最後に、内部監査をみていきましょう。

     

    ISO9001:2015年版に目を移してみましょう。こんなことが書いてあります。

    9.2.1 組織は,品質マネジメントシステムが次の状況にあるか否かに関する情報を提供するために,あらかじめ定めた間隔で内部監査を実施しなければならない。

    a) 次の事項に適合している。

    1) 品質マネジメントシステムに関して,組織自体が規定した要求事項

    2) この規格の要求事項

    b) 有効に実施され,維持されている。

     

    このラーメン屋さんでは、毎月1回、スーパーバイザーによる店舗巡回チェックがあるので、

    この巡回チェックを内部監査と捉えました。

    店舗巡回チェックでは、店舗の外観の清潔感から、アルバイト従業員の接客まで、あらゆる点がチェックされます。

     

    ISO業界にはびこる偏見として、規格要求事項の言葉そのままに、最初から最後まで全項目を内部監査において見なければいけないというものがありますが、必ずしもそのようなことはありません。(このブログを読んでいる方からも賛否両論ありそうですが。)監査の目的や監査プログラムがあらかじめ設定されてさえいれば、より実務的な観点に絞って点検することも可能です。

     

    上記のような事例をもとに、

    貴社のISO9001:2015年版の改訂作業について一度見なおしてみてはいかがでしょうか。続きを読む

  • 規格解釈:ISO9001 2015年版 6.1 リスク及び機会への取組み

    ISO9001が2015年版に改訂されたときに増えたものですね。

    皆さんが最も気になっているところではないでしょうか。

     

    何を要求されているのか?

    まず、要求事項を見てみましょう!

     

    6.1 リスク及び機会への取組み

     

    6.1.1 品質マネジメントシステムの計画を策定するとき、組織は、4.1に規定する課題及び

    4.2に規定する要求事項を考慮し、次の事項のために取り組む必要がある

    リスク及び機会を決定しなければならない。

     


    1. a) 品質マネジメントシステムが、その意図した結果を達成できることを保証する。


     

    1. b) 望ましくない影響を防止又は低減する。


     

    1. c) 継続的改善を達成する。


     

    6.1.2 組織は、次の事項を計画しなければならない。

     

    1. a) 上記によって決定したリスク及び機会への取組み


     

    1. b) 次の事項を行う方法


    1) その取組みの品質マネジメントシステムプロセスへの統合及び実施(4.4参照)

    2) その取組みの有効性の評価

     

    リスク及び機会への取組みは、製品及びサービスの適合への潜在的影響と

    釣り合いのとれたものでなければならない。

     

    これはサーっと見ていただいて、次にいきましょう!

     

     

     

    ・備えあれば憂いなし

     

    失敗が予想されるのであれば”備えあれば憂いなし”で

     

    前もって手を打っておく必要があります。

     

    うまくいくチャンスは逃がしてはいけません!

     

    うまくいくチャンスには、顧客のニーズや期待に応えるために提供する

     

    製品及びサービスに込められた価値を向上させることで実現できます。

     

    例えば、逆さまにすると書けなかったボールペンを逆さまにしてもインクがかすれることなく

     

    書けるようにするとか、従来ターゲットにしていなかった高齢者向けのツアー旅行を

     

    企画することなどによってさらなるチャンスが生まれます!

     

     

     

    ・急いでは事をし損じる

     

    しかし”急いでは事をし損じる”といわれるように、チャンスを追い求めるあまり、

     

    失敗する可能性があるので、その失敗についても気をつける必要があります。

     

    例えば、高齢者向けのツアー旅行を企画したものの、実際に出かけてみると旅行先で

     

    体調がすぐれない人が続出して旅行が継続できないという失敗が考えられます。

     

    ISO9001では、この失敗をリスク、チャンスを機会と表現しています。

     

     

     

    リスクと機会を決定する目的は、

    マネジメントシステムが

     

    ①狙い通りの結果を達成できるという自信や信頼を得るため

     

    ②何か失敗したときに悪い影響が出ないようにする

     

    ③悪い影響が出たとしても影響を少なくする

     

    ④継続的改善を進めるため

     

     

    具体的にどのようなものがあるか

     

    まずは機会!

     

    お客さんに提供する製品及びサービスの価値を向上させることで得られます。

     

    そうすれば新たな顧客を獲得したり、既存の顧客への売上が増えたりします。

     

    売上が増えれば、組織の運営も安定して従業員にとって幸せなことですよね。

     

    仕入れ先への発注も増えて仕入れ先にとっても幸せなことですよね。

     

    ラーメン屋さんだと

     

    ・味を向上させるとか

     

    ・顧客にあった新しい味のラーメンを開発する

     

    ・提供時間をさらに短くする

     

    こんなことが上げられるでしょうかね。

     

    ではリスクは!

     

    機会をを求めるあまり失敗してしまうことを考えるといいと思います。

     

    味を向上させることばかりに集中して手間がかかる。

     

    新しいラーメンをたくさん考案したが、多くの材料が余って廃棄せざるえない

     

    提供時間を短くするあまり味にばらつきがでる

     

    ・材料の品質が悪く味に影響する

     

    ・アルバイトが確保できず力量の店員が足りない

    こんなことが想定されますね。

    これに対しては、記録の要求はありません。

     

    ISOの審査でいうとトップマネジメント層が話せればいいんです。

     

    皆さん既にやられてますよね。

     

    SWOT分析をやられている会社さんは、活用できますね!

     

    SWOT分析例


















    プラス面 マイナス面
    内部環境 ・新製品開発力がある・特許が多く独自性がある・自社ブランドをもっている

     

    S(強み)
    ・管理者の育成が遅れている・販売網の整備が遅れている・社内規定の標準化が遅れている

     

    W(弱み)
    外部環境 ・対象顧客層が増加している・顧客が高級品に移りつつある・高級品で競合する会社が少ない

     

    O(機会)
    ・異業種からの参入が増加している・輸入品の品質が向上しつつある・原材料が高騰しつつある

     

    T(脅威)

     

    こんな感じになっていると分かりやすいですかね。

     

    もう一度、言っておきます!

     

    記録要求はありません!必ず作らなくてはならないものではありません!

     

    あくまでもツールの一つです。

     

    経営層の皆様は、既にやられていることです。

     

    いつ、どこで、だれが、どのようにやるのか。

     

    出てきた課題の中で優先順位をつけて対策をしてください。

     

    重要なので、もう一度!

     

    SWOT分析を既にやられている企業さんはぜひ活用してください!

     

    やっていない企業さんは、ISOの審査のために作ることは必要ありません。

     

    必要でしたら、取り入れるぐらいで考えてください!

     

    それでも困ったら、ぜひ一度ISO総合研究所にご相談してください!

     

    いや困る前にご相談ください!!!続きを読む

  • ISO9001:2015 4 組織の状況

    ISO総合研究所 コンサルタントの前田です。

    いつもお読みいただきありがとうございます。

     

    さて、今回はISO9001:2015の内容について、

    話していこうと思います。

     

    >4 組織の状況

    >4.1 組織及びその状況の理解

    >組織は,組織の目的及び戦略的な方向性に関連し,かつ,その品質マネジメントシステムの意図した結果を達成する組織の能力に影響を与える,外部及び内部の課題を明確にしなければならない。

    >組織は,これらの外部及び内部の課題に関する情報を監視し,レビューしなければならない。

    >注記1 課題には,検討の対象となる,好ましい要因又は状態,及び好ましくない要因又は状態が含まれ得る。

    >注記2 外部の状況の理解は,国際,国内,地方又は地域を問わず,法令,技術,競争,市場,文化,社会及び経済の環境から生じる課題を検討することによって容易になり得る。

    >注記3 内部の状況の理解は,組織の価値観,文化,知識及びパフォーマンスに関する課題を検討することによって容易になり得る。

     

    まずは4項ですが、マネジメントシステムを作っていくにあたって最初にしていくこととして、記載されていることになります。

     

    マネジメントシステム、いわゆる会社の仕組みを作っていくにあたっては初めに会社の状況を知っておきましょうということです。

     

    その会社の状況を知っていくにあたって、会社内部のことだけではなく、外部のこともつかんでおこうとなっているわけです。

     

    外部の状況というのは注記2に書かれているように法律などの法的要求や新しい技術の発展やライバルの変化によって会社の置かれている状況は代わり、会社の仕組み作りも変えないといけないということです。例えば今と昔ではガラケーからスマホに皆が使うものとして変化があれば、会社の仕組みも変えて行く必要があります。

     

    これは内部の状況でも同様です。今まで会社内にいた人たちの知識や技術が、従業者の定年によって失われる可能性があるとなってくると、好ましくない要因として見ていなければなりません。逆に従業者が定年で辞めるということを好ましい要因として見た場合には古い体質の変更などがあげられるかもしれません。

     

    まずはこういった内部や外部の課題を理解して会社の仕組みづくりをしていきましょうということで4.1組織及びその状況の理解というものがあると思ってください。

     

     

    >4.2 利害関係者のニーズ及び期待の理解

    次の事項は,顧客要求事項及び適用される法令・規制要求事項を満たした製品及びサービスを一貫して提供する組織の能力に影響又は潜在的影響を与えるため,組織は,これらを明確にしなければならない。

    >a) 品質マネジメントシステムに密接に関連する利害関係者

    >b) 品質マネジメントシステムに密接に関連するそれらの利害関係者の要求事項

    組織は,これらの利害関係者及びその関連する要求事項に関する情報を監視し,レビューしなければならない。

     

    ここではまず会社の仕組みを作るには、利害関係者、お客様や取引先、材料購買先や従業者から何を求められているのか?何を期待されているのか?を理解しておきましょうとなっています。製品やサービスを提供する相手がどんなことを求めているのかわからないのにお仕事はできませんよね。

     

    そこでまずはマネジメントシステムを作っていくにあたっての利害関係者、利害がある先をはっきりさせておきましょうとなっていますが、おおまかには上にも書いたようにお客様や取引先、購買・外注先、従業者などが当たるのではないかと思います。企業様によっては当然他のものも該当するなら入れておいて良いです。

     

    利害関係者がはっきりしたら、それぞれの利害関係者が何を求めていて、何を期待しているのかを抑えておきます。お客様でいうと単純に品質、コスト、納期だったり、古く変わらないおつきあいであったりがあるのではないかと思います。購買・外注先はたくさんの注文かもしれませんし、従業者は福利厚生かもしれません。そういった求めていることをわかった上で、マネジメントシステム、会社の仕組みを作っていこうとなっています。

     

     

    >4.3 品質マネジメントシステムの適用範囲の決定

    >組織は,品質マネジメントシステムの適用範囲を定めるために,その境界及び適用可能性を決定しなければならない。

    >この適用範囲を決定するとき,組織は,次の事項を考慮しなければならない。

    >a) 4.1 に規定する外部及び内部の課題

    >b) 4.2 に規定する,密接に関連する利害関係者の要求事項

    >c) 組織の製品及びサービス

    >決定した品質マネジメントシステムの適用範囲内でこの規格の要求事項が適用可能ならば,組織は,これらを全て適用しなければならない。

    >組織の品質マネジメントシステムの適用範囲は,文書化した情報として利用可能な状態にし,維持しなければならない。適用範囲では,対象となる製品及びサービスの種類を明確に記載し,組織が自らの品質マネジメントシステムの適用範囲への適用が不可能であることを決定したこの規格の要求事項全てについて,その正当性を示さなければならない。

    >適用不可能なことを決定した要求事項が,組織の製品及びサービスの適合並びに顧客満足の向上を確実にする組織の能力又は責任に影響を及ぼさない場合に限り,この規格への適合を表明してよい。

     

    ここでは適用範囲なので、ISOを取得する範囲、マネジメントシステム、会社の仕組み作りをどの範囲でやるのかをはっきりさせておきましょうということです。どこからどこまででやるのかを明確にしていなければ会社の仕組みが作れないということです。

     

    例えば何をはっきりしておくのかというと、境界と書かれていますので、わかりやすいのは物理的な境界です。拠点とか場所などがわかりやすいかと思います。全社で仕組み作りを考える企業様もあれば工場単位で考える企業様もあるからです。あとは適用可能性、この規格要求事項の内容をすべて適用することができるのかどうかを考えるということです。適用ができない場合にはその正当性を示す必要があります。旧規格をご存知の方は適用除外が一番近いと思います。設計開発を除外しているケースが多かったかなと思います。またこの適用範囲を決める場合には境界や適用可能性だけではなく、4.1や4.2で理解したことを踏まえて決めていく必要があるとなっているので忘れずに見ていきましょう。

     

     

    いかがでしたか?

    難しい言葉も多いので上手く説明できていない所も多いですが、

    ISO9001:2015の内容について触れていこうと思います。続きを読む

  • ISO9001/2015年版;「組織の状況」の捉え方

    いつもご愛読いただきありがとうございます。

    ISO総合研究所コンサルタントの茶谷です。

     

    今回は、昨年新たに規格改訂されたISO9001/2015年版における新要求事項「組織の状況」について述べさせて頂こうと思います。

     

    1.新項番としては、4.1項~4.3項がする要求事項となります。以下にてまず4.1項分を参照致します。

    -------------------------------------------------------------------------------

    4.1 組織及びその状況の理解

    組織は,組織の目的及び戦略的な方向性に関連し,かつ,その品質マネジメントシステムの意図した結

    果を達成する組織の能力に影響を与える,外部及び内部の課題を明確にしなければならない。

    組織は,これらの外部及び内部の課題に関する情報を監視し,レビューしなければならない。

    --------------------------------------------------------------------------------

    組織の外部及び内部の課題を明確にし,顧客だけでなく利害関係者のニーズ及び期待を広く理解し,これらに基づいて,品質マネジメントシステムの適用範囲を決定することが要求されています。

    ここでの“組織の外部及び内部の課題”を明確にするにあたり、通常の方々は躓くことかと思います。しかしながら、ここで新しく抽出しなければならないであったりや、やたらめったらと課題を抽出するものでもございません。

     

    普段やっている事を思い出してください。経営会議、幹部会議、その他会議において、それぞれにおいて組織それぞれの課題・問題点・懸念点などが洗い出されているはずでございます。

    組織のサービス提供、製品サービス開発といったように様々な事業体系がございますが、どのプロセス体系においても組織のそういった課題状況を考慮した上で、ISO9001いわゆる品質マネジメントシステムを運用できているかポイントになっています。

     

    課題⇒改善点という捉え方が一番ISOの中ではしっくりくると思います。ISOの基本的な考え方であります“継続的改善”というキーワードに基づきます。課題の考慮、検討、対策という流れは、継続的にプロセスの改善に努めるということに置き換えられます。

     

     

    2.続きまして、4.2項分を以下にて参照致します。

    --------------------------------------------------------------------------------

    4.2 利害関係者のニーズ及び期待の理解

    次の事項は,顧客要求事項及び適用される法令・規制要求事項を満たした製品及びサービスを一貫して提供する組織の能力に影響又は潜在的影響を与えるため,組織は,これらを明確にしなければならない。


    1. a) 品質マネジメントシステムに密接に関連する利害関係者

    2. b) 品質マネジメントシステムに密接に関連するそれらの利害関係者の要求事項


    組織は,これらの利害関係者及びその関連する要求事項に関する情報を監視し,レビューしなければならない。

    --------------------------------------------------------------------------------

    この項番においては、サービスプロセスを運用するための組織能力への影響を深堀して広く把握していき、影響種類・度合を認識、理解していかなければいけないといった要求となります。

     

    “a) 品質マネジメントシステムに密接に関連する利害関係者”についてでは、“利害関係者”というのがキーワードとなってまいります。利害関係者とは言ってみれば、利害がお互いに発生する可能性がある関係性ということになりますが、それだとはっきりしないためどういった分類で考えるべきなのかを簡単に下記にて示したいと思います。

     

    利害関係者=取引先顧客、協力会社、委託供給先、株主、個人事業主などが含まれます。建設会社や薬品会社等ですと、地元住民といったような関係性もピックアップされてくると思われます。しかしあくまでここで決定するのは密接な関係性を持つものだけですので、全てが全てというわけではありません。関わる機会が少なかったりと、密接とは言えないような状況も考慮しながら洗い出していくと言わずとも絞れてくるかと思われます。

     

    “b) 品質マネジメントシステムに密接に関連するそれらの利害関係者の要求事項”についてでは、上記a)にて特定した利害関係者との間で要求されている要求事項についてリアルタイムにて監視及び見直しが実施することが要求されています。

     

     

    3.最後に、4.3項を以下にて参照致します。

    --------------------------------------------------------------------------------

    4.3 品質マネジメントシステムの適用範囲の決定

    組織は,品質マネジメントシステムの適用範囲を定めるために,その境界及び適用可能性を決定しなければならない。

    この適用範囲を決定するとき,組織は,次の事項を考慮しなければならない。

    1. a) 1 に規定する外部及び内部の課題

    2. b) 2 に規定する,密接に関連する利害関係者の要求事項

    3. c) 組織の製品及びサービス


    決定した品質マネジメントシステムの適用範囲内でこの規格の要求事項が適用可能ならば,組織は,これらを全て適用しなければならない。

    組織の品質マネジメントシステムの適用範囲は,文書化した情報として利用可能な状態にし,維持しなければならない。適用範囲では,対象となる製品及びサービスの種類を明確に記載し,組織が自らの品質マネジメントシステムの適用範囲への適用が不可能であることを決定したこの規格の要求事項全てについて,その正当性を示さなければならない。

    適用不可能なことを決定した要求事項が,組織の製品及びサービスの適合並びに顧客満足の向上を確実にする組織の能力又は責任に影響を及ぼさない場合に限り,この規格への適合を表明してよい。

    --------------------------------------------------------------------------------

    以上の4.3項においては、4.1項~4.2項を踏まえた上で、品質マネジメントシステムにおける適用範囲を決定するといった従来通りの内容となっております。

     

    ここで注意したいのが、4.1項~4.2項のみならず適用範囲の決定において考慮すべき事項が並列しているということです。組織が提供するサービス及び製品に関するプロセスが、本品質マネジメントシステム要求事項に対して適用できるのかどうかを判断しなければなりません。適用不可能ができないわけではありませんが、適用不可能にすることについての正当な理由を同時に明確にしなければならないことは配慮しなければなりません。

    またここで適用範囲を決定した後、それを明確に明示する文書化した情報を維持しなければなりません。

     

    以上がISO9001/2015年版における新要求事項「組織の状況」についての内容となります。不慣れな部分はあるかと存じますが、継続的に的確な組織状況を見出していって頂ければと思います。

     

    お困りのことがございましたら弊社が運用を全力でサポートさせていただきたいと思います。ぜひご連絡をくださいませ。続きを読む

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