| ■アンケート回答結果(34社) | 調査期間:平成18年8月10日〜8月18日 |
ISO22000認証取得企業に聞く(その2):掛かった費用は?苦労した点はどこ?
| この度は「ISO22000(食品安全マネジメントシステム)に関するアンケート調査の分析結果」にご協力頂きましてありがとうございました。 調査結果は、登録企業の皆様がより効果的なISO認証活動が出来るためのインプット資料として活用させて頂きます。 |
それではここからは、認証済みの企業がどの程度の費用や期間を費やしてこられたのかを見ていきたいと思います。まず、キックオフからの期間を見てみましょう。 Q5:「キックオフから認証までの期間は?」の図参照 回答結果においては、「1年」と回答して頂いた企業が「5社」であり、そして「2年」と回答して頂いた企業が「2社」という結果になっています。予想よりも若干長い期間が回答としてあがってきましたが、これは期間の考え方が『キックオフから』というご質問であったため、本当に準備をされておられる期間も含めてご回答頂けた可能性があります。 ただ、準備も含めて想定したとはいえ、1年、2年というように、他のISO規格と比べても長い期間を認証活動期間として実施されてこられているのは事実のようです。この辺の見方は色々ですが、現状何らかのシステムが導入されていること(ISO9001、HACCP)、また、認証に伴う情報が少ないため手探り状態の中進めてこられた点等が原因として挙げられそうです。
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それでは費用面はどうだったのでしょうか? Q6:「認証活動に掛かった費用は(人件費含む)?」図参照 結果を見ると、「1,000万円以上」の回答が最も多く、「5件」の回答を得ています。金額だけを絶対視してみて見ると非常に高い費用が掛けられているように見えてしまいます。 ただし、今回のアンケートでは、審査登録費用やコンサルティング費用等の直接経費だけを見るのではなく、認証活動に携わるメンバー等の人件費等、間接経費も含めて回答頂いていることも含めて考えると、直接経費としてはそんなに多くの費用が出ているような状態ではなさそうです。 何年も前と比べ、ISO認証のコンサルティング費用も安くなっていることに加え、審査登録費用も費用側面が大きく見直しされ、低減化していることが要因の1つでしょう。費用は掛かる取り組みですが、リスクアセスメントの要素が強いISO22000への活動は、問題発生時の対応コスト等も含めて考えると、事前予防費用としては妥当と言えるのかもしれません。
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次に具体的に苦労された点を聞いてみました。 Q7:「認証活動で一番苦労された活動は?」の図参照 質問項目は図を参照にして頂くとして、最も多く苦労されていた項目は「情報収集」で「5件」の回答でした。認証済み企業の回答総数が「7件」であったことから、如何に情報収集に苦労されていたのか、その状況が手に取るように分かります。 またついで「認証までの準備」「規格解釈」といった、「認証プロジェクトにおける前工程」に苦労した点が集約されていることも、最も苦労された「情報収集」に関係して提示された問題点であろうと思われます。 また逆に最も苦労しそうに思える、「ハザード分析」に焦点が当らなかったのは少し驚きでした。しかし、これまでの「コンサルタントをつけて取り組んだ」「コンサルタントはHACCPの支援コンサルタントにそのまま依頼」というような条件を加えて考えるとうなずける結果です。 ただHACCPシステムからだけでは追いきれない、プロセスアプローチの視点が含まれたリスクアセスメントの観点がどの程度考慮されているのかが、個人的に着目したい点でもあります。
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