ISO認証取得済み企業に、取得の目的を聞いてみた。 ISOの本来の目的である、 『品質改善』 『環境改善』 を目的とした企業が多い。予 想外に少ないのが、『外圧』による認証取 得である。果たして『外圧』なく、ここまで ISO認証取得が業界に広がっているのはなかなか考えられにくい。
外向けの『営業戦略』による認証取得 が多い一方で、組織内的な体制の再構築を目的としている企業も多い。その他 には社員のレベルアップと言う目的もあっ たようだ。
ISO認証取得の目的に対し、それが達成されたかどうかを聞いている。取得後目的が達成されたと答えた組織が多い。
認証取得時に自社で取り組んだ企業とコンサルをつけた企業の目的達成度をグラフにしている。コンサルをつけた企業のほうが多い。 目的達成度は自社で取組んだ時の方が高い。コンサルをつけた場合でも、ISO認証取得の目的が達成されなかった企業は、それほど多 くないようだ。
いずれにしても、ISO認証取得に対し、明確な目的の元で取組み、その達成 度合いは高いことがわかる。
キックオフから認証取得までの期間について調査した。3ヶ月で認証取得といった短期間の企業は特別として、平均1年から1年半程度かかっている。
2000年度版に関しては、認証取得前の運用が重視される。キックオフをどの段階で設 定するかに拠るが、PDCAが最低限回転する期間、最低4ヶ月から5ヶ月、の運用が求 められている。
取得に際し苦労した点を、あげていただいた。文書化に関する苦労が多いようだ。 その後、準備、解釈、費用と続く。
ISOの一番の取り掛かりである準備が大 変ということがISO認証取得を遅らせ、あ きらめさせる大きな要因となっている部分 もある。
取得企業に対し2000年度版への対応状況を調べている。対応済みと取組中が多く、ISOへの前向きな姿勢がうかがえる。
取組中企業が現在多いことを考えると次年度のサーベイランスが2000年度版 への移行のピークとなりえる。