CMM導入に関する組織の影響についてヒアリングしています。データ数が少ないですが、ポイントの加わり方としてはISOと類似の傾向を示しています。つまり品質の改善、納期の厳密化を中心に組織が成長する一方で、事務作業の増加が伴っています。
品質の低下は今のところポイントされていません。引き続き、CMMに関するデータは蓄積していく必要がありそうです。
CMMを自社のみで取り組んだか、コンサルの支援を取り付けたのかヒアリングしました。 CMMの文献の少なさからか、コンサルをつけて取り組まれているようです。
しかしCMMのコンサルができる人もそれほどいないでしょう。経済産業省が2002年よりCMMのレベルを入札条件とするとの事ですが、認知度も条件的なインフラも整っていないのが実情ではないでしょうか。
取得期間は1年未満で取り組めた企業と、1年以上かかった企業がありました。ターゲットとするレベルによっても取組期間は変わってくるかと思われますが、長期間のプロジェクトはお勧めしません。
成果が長い間見えないことはモチベーションに大きな影響を与えるからです。また、あまり業務改善的要素を最初から求めないことも大事でしょう。理想を追いすぎると、自然と期間がかかる→その割には理想に近づかない、そのプロセスを繰り返すと確実にモチベーションが下がります。
コストは1000万以上かかっているようです。CMMのノウハウが普及していないので仕方がない部分もあるのではないでしょうか。長期的に見ると、組織の骨格となる規格に取り組む場合、単にかかるコストでなく、将来的なビジョンを持ったコスト、人、時間のかけ方を模索して欲しいです。