今回は物流・トラック業界を調査致しました。しかし、調査をして感じましたことは、ISO認証取得状況があまり進んでいないという現状でした。未取得の企業様からの反応はあったのですが、取得企業様からの反応がほとんどありませんでした。結果、ほとんど取得済企業様のデータがない状況となってしまいました。 しかし、考えようによると、それもまた、データなので事実をお伝えしようと思いました。
ISO認証取得は業界的に進んでいる業界と、進んでいない業界が存在します。建設・製造業界は、比較的進んでおります。一方では、ほとんど取得した企業を見かけたことがないというくらい、少ない状況の業界も多く存在します。
考えようによっては、そういった「これから」な業界では、「業界で初めてISOを認証取得しました!」というCM文句が効果的に働いたりします。後発の企業はそういったうたい文句が効果的ではありません。では後発の企業はISOのどこにメリットを感じればいいのでしょうか?
ISO認証取得による「メリット」としては、今回の調査にもありましたが、まず「コストが削減できる」ということです。製造業の例では、「不良率」などにあたりますが、物流・トラックなどの運輸サービスの場合はどうなるのでしょうか?御社には、荷主からのクレームを財産として吸収する業務システムは存在しているでしょうか?「あの客はいつもうるさい!きらいだ。」「この客は多少遅れても大丈夫。」そんなあいまいなサービスで営業してはいないでしょうか?また、「トラックが転倒した」、そんな時には事故処理班が出て行き上手く処理した。社内で原因は追求してみたが、1ヶ月すればドライバーは忘れてしまった。そんな風にはなっていないでしょうか?そしてまた事故があると、倉庫はドライバーの責任に、ドライバーは管理職の責任に、管理職は社長の責任に、社長は組合の責任にしてはいないでしょうか?ちゃんと事故やクレームは、会社の財産として残っていっているでしょうか?ちゃんと社長の理念は行き届いているでしょうか?そうした最初は大きくすぐに忘れてしまうことをひとつひとつ修正していくことがコスト削減につながります。
こうしたことは、普段の忙しい業務の中ですぐに忘れがちです。思い出すタイミングは、もう一度事故を起こしたときなのです。荷主とのトラブルももうやめにしませんか?ISOのメリットはそんな普段の業務からすれば些細なことかもしれませんが、とても重要なことではないでしょうか?
では、ISO認証取得による「デメリット」とはなんでしょうか?単純にお飾りとして取得した会社様にとっては、デメリットだらけではないでしょうか?書類は増える。やることは増える。社内体制は崩れる。ISOはISOになる。最後には無駄なお金だけがコンサルタントと審査機関に支払われる。そんなISOは取得をしない方がよいのではないでしょうか?
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