商品内容:
◎「これは、すごい・・・」おもわず唸る特許明細書を解剖する!調整
クレーム範囲の設定、使用用語の選択、文章表現、データの記載法・・・
強い特許明細書にみる「知恵」と「工夫」!
◎訴訟を招かない!係争に強い!すぐれた明細書を作成するために!
●発刊 : 2005年8月2日
【執筆者紹介(敬称略)】
武田薬品工業(株) 秋元 浩
日本製薬工業協会 (前・山之内製薬) 長井 省三
青山特許事務所 (元・武田薬品工業) 梅澤 邦夫
青山特許事務所 (前・エーザイ) 谷口 光夫
大阪工業大学大学院 (前・武田薬品工業) 宇佐美 弘文
田辺製薬(株) 研究本部 知的財産部 中村 敏夫
越智国際特許事務所 越智 豊
三和法律特許事務所 中嶋 伸介
持田製薬(株) 稲場 均
阿部・井窪・片山法律事務所 小林 浩
例えば、以下のような疑問が解決できます
◆強い権利を主張できる明細書の作り方!
―最大範囲のクレーム取得、守りに強い明細書と攻めに強い明細書!
◆延命化を意識した明細書の作成法と出願戦略!
−物質特許の寿命を最大化させる明細書の書き方!日米欧の特許期間延長制度の比較とその活用−
◆物質、用途、合成・製法、バイオ、医療行為...各特許の有効利用策がワカル
―物質特許失効後の製品寿命延命とは!延命特許にはどんな効果があるのか!ー
◆他に類を見ない【係争・判例事例】【優れた特許明細書】 の解説書
―係争・明細書事例から特許攻防の“裏側”を読む!
◆欧米市場で生き残るための特許活用法!
欧米でブロックバスタードラッグの寿命を継続させる方法!
―米国の特許網をかいくぐれ! 特許攻撃を防ぐ! 欧米において攻撃を受けないため
【本書のポイント】
◎明細書の事例を分析・解説
公報公開の特許明細を、特許実務家が解説。事例解説により、有効な特許明細書の作成方法が解ります。
◎係争/判例の事例を分析・解説
今後の特許戦略立案に重要・参考になるな特許係争・判例を解説!
◎特許による製品寿命の延命化を解説
【 目 次 】
第1章 特許明細書の作成と製品ライフサイクル延命戦略
第1節 特許戦略の基本となる明細書の作成
1.より望ましい医薬品の特許明細書
1.1 明細書の意義(役割)とその構成
1.2 より望ましい明細書とは
1.3 最初の明細書の重要性 < 強い特許は最初の明細書が「命」!>
1.4 明細書の弱点を突かれ、特許係争となった事例
2.最大限の範囲のクレーム取得
2.1 発明の的確な把握
2.2 権利化される範囲の認定
2.3 発明のタイプによる範囲
2.4 実施例に基づくクレーム範囲
2.5 経験上認められる範囲
第2節 明細書のチェック
1. 明細書チェックの基本
1.1 明細書チェックの重要性
1.2 発明者・出願人の視点
1.3 審査官(特許庁)・第三者の視点
1.4 米国審査官の視点
1.5 チェックの基本的なポイント
2. 明細書チェックの実践
2.1 クレームのチェック
2.2 技術分野・従来技術・課題のチェック
2.3 発明の説明・発明の特徴のチェック
2.4 実施態様のチェック
2.5 有用性・効果の記載のチェック
2.6 実施例のチェック
3.明細書の弱点の見つけ方
4.明細書チェックの指針(まとめ)
第3節 他社特許の調査
1. 調査業務の位置付け
2. 調査業務に要求される資質と能力
3. 他社特許及び特許出願の調査の目的と種類
3.1 知的財産業務の周辺分野の調査
3.2 知的財産業務に関連する調査
4. 調査業務への理解
第4節 特許保護による大型医薬品ライフサイクル戦略
−いかにしてブロックバスタードラッグの製品寿命を長くするか−
1.現状と問題の所在
2.医薬品産業と知的財産制度、特に特許制度とのかかわりあい
3.特許期間延長制度
3.1 制度の趣旨 3.2 日本の特許期間延長制度 3.3 米国、欧州
4. 新薬メーカー(先発メーカー)と ジェネリックメーカー(後発メーカー)との特許をめぐる争い
5. 米国における状況
・ANDAとボーラー条項 ・ANDA申請
6. 欧州の状況
6.1 新薬メーカーの特許有効期間中にジェネリックメーカーが、
承認に必要な試験をすることが特許侵害になるか
6.2 EUのプロポーザル(EU Commission Proposal)
7.医薬品の試験データの保護 (Data Exclusivity)
7.1 欧米の状況 7.2 日本の状況 7.3 日米欧の比較
8. 特許保護による大型医薬品ライフサイクル戦略
−いかにしてブロッグバスタードラッグの製品寿命を長くするか−
8.1 状況の変化
8.2 具体的な特許保護による大型医薬品のライフサイクル戦略
・基本物質特許について ・関連特許網の形成(関連特許束の形成)
8.3 その他の対策
9. ANDAを巡る最近の動き
10. ブロックバスタードラッグのライフサイクル戦略
−製品寿命をいかに長くするか−の具体的例示
11. ブロックバスタードラッグの理想的サイクルの例
−既販売品(I)から改良代替品(II)に変更する場合−の図式
12. 米国特許権への一般的攻撃とその対策
第2章 訴訟を招かない!係争に強い優れた明細書の事例研究
第1節 広範囲の物質特許 (Product Patent of Broad Claim)
1. はじめに
2. 概説
3. 経緯
4. 物質特許権利化のための出願戦略
5. 広い特許請求の範囲を確保するための権利戦略
6. 対応外国出願
7. おわりに
第2節 用途特許
1. 報告書の構成
2. 表題
3. 緒言
4. 試験施設の名称および所在地
5. 試験の開始及び終了の日
6. 試験責任者その他の試験に従事した者の氏名
7. 被験物質及び対照物質に関する事項
8. 試験系に関する事項
9. 予見することができなかった試験の信頼性に影響を及ぼす疑いのある事態及び試験計画書に従わなかったこと
10. 試験の実施方法に関する事項
11. 生データの解析に使用された統計学的方法に関する事項
12. 試験成績
13. 考察
14. 要約
15.生データ及び標本の保存場所, 試験責任者の署名又は記名なつ印及び その日付, 第8条第1
16. 未来の非臨床試験報告書
第3節 医療特許について
1. はじめに
2. 産業上の利用性
3.平成14年判決について
4.欧米の医療特許の状況
5.医療関連行為の特許保護の在り方に関する専門調査会について
6.改正審査基準案 7.今後の問題点
第4節 これはすごい!おもわず唸る特許明細書の事例
1. 化学物質特許
特許第2951527
発明の名称:アリールスルホンアミド置換化ヒドロキサム酸
@化学物質特許
A事例の説明
B特許請求の範囲について
C発明の詳細な説明について
US5,874,447発明の名称:うつ病治療用4‐フェニルピペリジン化合物
@化学物質発明の応用特許
A事例の説明
2.合成・製法特許
特公昭39-24968 発明の名称:ビタミンEニコチン酸エステルの製法
@合成・製法特許
A事例の説明
B特許訴訟事件の概要
Cまとめ
S52.2.18大阪地裁昭和50(ワ)5286(原審)
S54.10.26大阪高裁昭和52(ネ)299(控訴審)
S56.11.5最高裁昭和55(オ)44(上告審)
S54.10.17大阪地裁昭和52(ワ)6183
3.バイオ特許
特許第3474879号 発明の名称:NF-κBに起因する疾患の治療および予防剤
@バイオテクノロジー応用特許
A事例の説明
Bまとめ
特公平4-21818 発明の名称:単クローン性抗体を使用する免疫学的、抑制試験
@事例の説明
Aまとめ
4.医療行為の特許
特許第3049468 発明の名称:腫瘍検出方法及び診断薬
@医療行為の特許
A事例の説明
B特許請求の範囲について
特許第2848760 発明の名称:タキソールを有効成分とする制癌
@医療行為の特許
A事例の説明
特許第2739769 発明の名称: ras遺伝子のアンチセンスオリゴヌクレオチドによる阻害
@事例の説明
A特許請求の範囲について
5.医療機器関連特許
特許第3140007発明の名称:下肢上肢血圧指数測定装置
@事例の説明
A医療機器と医療行為
特許第3223469 発明の名称:歯における虫歯、歯石、団塊または細菌感染の識別装置
@事例の説明
A特許請求の範囲について
6.化粧品関連特許
特許第2922157
発明の名称:化粧品的、薬学的、または皮膚病学的組成物における ブラジキニンアンタゴニストの使用およびその組成物
@化粧品関連特許
A事例の説明
B特許請求の範囲について
特許第3431425 発明の名称:トリコリンシトレートを含有する化粧品組成物
@事例の説明
A特許請求の範囲について
B発明の詳細な説明について
第5節 医薬品の延命に役立つ特許 〜延命に資する事例〜
1.用途特許
《塩酸チアプリド》
[特許@] 発明の名称:運動異常の調整用治療薬
特 許:第1036810号
特願 昭51− 34131/特開 昭51−121523/特公 昭55− 26126
[特許A] 発明の名称:行動異常の調整用治療薬
特 許:第1267450号
特願 昭54−173910/特開 昭55−89220 /特公 昭59−38928
《テプレノン》
[特許@] 発明の名称:プレニルケトン系化合物を含有する消化性潰瘍治療剤
特 許:第1495088号
特願 昭52−60427 /特開 昭53−145922/特公 昭63−44726
[特許A] 発明の名称:胃炎治療・予防剤
特 許:第2138577号
特願 昭60−145757/特開 昭62−10013
《ウリナスタチン》
[特許A] 発明の名称:侵襲予防および/または治療剤
特 許:第1069091号
特願 昭57−501572 /特再WO83/004179/特公平05−39931
2.医療行為に関連する用途特許
第3章 最近の医薬・バイオ特許訴訟の研究(特に先発品メーカー間)
−判例から学ぶ明細書作成及び中間処理の実務−
1. はじめに
2. 医薬特許訴訟の流れ
3.各事件の紹介
3.1 物質・用途特許
3.1.1 緑内障治療剤事件
3.2 製剤特許が関与した特許訴訟
3.2.1 エアロゾル事件ベクロメタゾン
3.3 製法特許が関与した特許訴訟
3.3.1 アルファカルシドール事件
3.4 バイオテクノロジー関連特許
3.4.1 ヒト組織プラスミノーゲン活性化因子事件
3.4.2 インターフェロン−α事件
3.4.3 遺伝子組換えEPO事
3.4.4 コンセンサス・インターフェロン事件
4. 今後予想される医薬特許訴訟の展開
5. おわりに