ISO認証取得に『労力をかけず、短期間で、最大の効果』、そんな夢のような話しがあるのか。あります。まずは、望んでください。次にイメージしてください。
できましたか?
できた方はここで読むのをやめて実行してください。きっとそのとおりできるはずです。
できなかった方は、続きも読んでください。 ISOに労力を掛けずとは、
■難しいISO要求事項の解釈を自社で行わない
■認証取得の最初から文書の作成を自社で行わない事
です。なぜ行わなくて良いか。労力を掛けて、苦労してISOを認証取得すべきだとおっしゃる方・コンサルタントも多くいます。
しかし、それは会社の実態を知らない方が言うことです。このご時世で、会社の数字を作らなければならない、ISOもやらなければならない、そんな難しいこと絶対にできません。労力を掛けなくても良い理由は“規格を解釈すること”や“文書の作成をすること”は認証取得の手段でしかない
からです。
ISO認証取得ご担当者様の本来の目的は
■自社の業務を理解すること
■業務を理解し、課題を抽出すること
■課題の解決にはどうしたらよいか、考え社内の調整をすること
■調整し、実行した内容を検証し、効果があったか確認すること
■上記プロセスを定期的に、継続してやること
です。
間違っても理解が難しいISOの規格を解釈することではありません。ISOに労力を掛けるのでなく、会社を良くしていくための視点・軸を外さぬようにみていくことが大事です。ISOの規格はじゃあ、知らなくて良いか?認証取得前に、全部、完璧に知る必要はありません。認証取得前は、何が求められているか、どこまでやったら良いかを意識し取り組むことです。ISO認証取得は、ISOへの浸透度が担当者様の意識で50〜60%くらいでできます。完璧にすることではありません。認証取得し、早く始めることが大事です。また単に解釈であれば、よっぽどのことが無い限り、ISOのコンサルタントの方が詳しいし、より正確な理解をしてくださるでしょう。自社で解釈することを避けていただきたい理由の一つとして、苦労して間違った理解をすることを避けていただきたいという側面もあります。
ISO認証取得は目的ではありません。だから短期間で取得するのです。ISO認証取得に2年、3年掛けられる企業様のお話しを良くお聞きします。完璧さを求めてしまうのでしょう。またISO認証取得がゴールだと思ってしまっているからではないでしょうか。
認証取得して終わりかと申しますと、そうではないですね。サーベイランスといって年に一回、または半年に1回部分的な審査があります。3年ごとに更新審査もあります。取り組む前は感覚的に「100%でないと認証取得できない」とどこかで思ってしまっています。また
ISOに取り組む限りは、会社を良くしなければという意識が非常に高くなってしまっています。 そういった意識はいったん横に置いておき、長期の視点で会社を改善していこう、とにかく今は認証取得が最優先だと考えるべきでしょう。ISO認証取得はゴールではなくスタートなのです。
認証取得を手段として捉えると、そんなに規格の解釈が重要でないことに気が付きますし、短期間で認証取得する意味も見えることでしょう。
『労力をかけず、短期間で、最大の効果』まったく持って夢のような話ですが、実現不可能なことではないはずです。
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| 山口 智朗 |