【ISO14001】濃硫酸を使用しています。法的にどんな対策が必要?


いつもご愛読ありがとうございます。
ISO総合研究所の田中です。

先日ISO14001の運用代行のお客様にて濃硫酸を持っているためその管理方法について聞かれました。
濃硫酸は劇物に該当するため、ISO14001を運用に関わらず必ずSDS(安全データシート)を確認しなければなりません。

まずは注意事項について。
・自体には引火性などの危険はないが水と接触すると発熱するため注水厳禁。
・密閉された容器内で鉄が侵され水素が発生すると爆発する危険がある。
・蒸気を多量に吸入すると人体に損傷を受ける。飲み込んだ場合は死亡に至ることもある。
・皮膚に触れた場合は重症の薬傷、眼の場合は失明することもある。
・環境影響は水棲生物に対し有害な影響を及ぼす可能性がある。

次に取扱いと保管上の注意について。
【注意事項】
・取扱いは換気の良いところで行い、反応性のある物質とは離れた場所で取り扱う。
・作業員は必ず保護具(マスクや手袋、メガネなど)を装着しておく。
・作業場所には十分な水を用意する。
・栓を取るときは顔や手を近づけないようにする。
・硫酸の入っている容器の近くでは火気厳禁。
・空の容器は返送前に硫酸を完全に排出しておく。
【保管条件】
・容器は衝撃に強く耐食性のものを用いて屋外に保管する。
・漏出を想定して多量の水で流すことができるようにしておく。
・直射日光は避けて40℃以下に保ち通風をよくする。
・床は耐酸材料で施工する。

そして廃棄について。
徐々に石灰乳などの攪拌溶液に加えて中和させたのち、多量の水で希釈して処理する。
廃棄処理に伴う生成物については、水質汚濁防止法など関連諸法令に
適合するよう十分に注意しなければならない。

これらはあくまでも一部になりますが、意外とここまで認識されているところも
多くなかったりします。
ISO14001を運用している企業様でしたら特に、まずはこの
SDSを見て対策するようにしましょう。
そしてISO14001の運用にもある順守評価で毎年管理しているかどうかの確認を行いましょう。


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