スキルマップは必要か?


ISO9001を長年継続している企業を訪問すると、「スキルマップ」の運用に苦労されていることが多々あります。
コンサルタントから提案された形を鵜呑みにしたままジレンマに陥ることもあるようです。
規格では力量を明確にすることが要求されています。
しかし「スキルマップ」は本当に必要なんでしょうか?
「スキルマップ」が無いと従業員の力量は明確にならず育成は出来ませんか?
ISO9001では実業務から乖離するような要求はほぼ含まれていません。
では、ISO9001を認証する前はどのようにして力量を明確にしていたか思い出してみましょう。
もちろん、力量が満たされているかわかっていないのに、業務を任せていたはずはありませんよね。
上長や社長がなにかしらの方法で従業員に力量が備わっていると判断して、業務を任せていたはずですよね。
そう考えると、「スキルマップ」はなぜ必要なのでしょうか?
改めてISO9001の要求事項に立ち返ると「スキルマップ」の作成という記載は一切ありません。
力量が備わっている人間に業務を任せる事、との記載、そして力量のない人にはそれを 補うトレーニングをしなさい。
またはその他の措置(アウトソージングなど)をしなさい。としか書かれていません。
その手段の一つとしてスキルマップが要るのなら使えばいいし、不必要なら使わなければいいわけですね。
つまり、この人に仕事を任せても大丈夫と判断した理由と根拠を示せばいいのです。
例えば、「何度かやらせてみて問題無さそうなら仕事を任す」等、自社の製品要求に合わせてISOを運用して行くのが良いのではないでしょうか?


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