• Pマーク
  • ISO
  • ISMS

コラム

  • ISO
  • ISO9001
  • 審査制度とISO(アイエスオー)との付き合い方
業界初!全額返金保証!月額4万円からのISO取得サービス

審査制度とISO(アイエスオー)との付き合い方

-shared-img-thumb-151026M_052r_TP_V

ISO総合研究所コンサルタントの結石(ケイシ)です。
今回は審査制度と、その実態についてまとめました。

先ず最初に「審査制度」とは何かを説明します。

主な登場人物が3人います。それぞれの役割を理解するところから始めます。
「マネジメントシステムを構築している組織」「認証(審査登録)機関」「認定機関」の3人です。

それぞれの役割

1つ目の「マネジメントシステムを構築している組織」についてです。

ISO 9001(アイエスオー9001)やISO 14001(アイエスオー14001)が代表例になりますが認証取得する組織はそれぞれの規格に基づいてマネジメントシステムを構築する必要があります。マネジメントシステムを構築して終わりではなく、組織が構築したマネジメントシステムが規格の要求事項に適合しているか客観的な視点で審査する必要があります。

そこで2つ目の「認証(審査登録)機関」が登場します。

このような組織を認証(審査登録)機関と呼び、適合していればその組織を登録し、公表します。認証(審査登録)機関の判断で各マネジメントシステム規格の認証を許可すると基準が統一されないためISO認証制度は「認証機関」だけでは成り立ちません。

そこで3つ目に「認定機関」が登場します。

認証機関の審査員になるために必要な研修を実施する「審査員研修機関」、審査員の資格を付与する「審査員評価登録機関」、そしてこれらの3つの機関がその業務を行う能力を備えているかをみる「認定機関」があります。

認定機関は、ISA(アイエスエー)、EQA(イーキューエー)などといった認証機関が組織を審査登録することについて、その能力、公平性、組織の安定性等の規格要求事項(ISO/IEC 17021(アイエスオー/アイイーシー17021):適合性評価−マネジメントシステムの審査及び認証を提供する機関に対する要求事項)に適合しているかを審査し、認定登録し、公表します。

認定機関は、日本ではJAB(公益財団法人日本適合性認定協会)、JIPDEC(一般財団法人日本情報経済社会推進協会)、イギリスは UKASといった機関があり、ISA(アイエスエー)、EQA(イーキュエー)はこれらの認定機関から認定されています。

これらがISO認証のしくみになります。

ISO認証の実態

認定機関いわゆる審査機関のISO(アイエスオー)認証の実態について説明します。審査機関により審査費用、取得までのスケジュール、審査難度の違いがみられます。

一つ事例を挙げて比較していきましょう。

■事例企業情報

規格:ISO9001(アイエスオー9001)
業種:画像処理用LED照明機器などの設計開発及び製造販売
光学応用機器の設計、製造及び販売
自動製造機器の設計、製造及び販売
地域:神奈川県
人数:本社40名

■審査費用見積もり

|   A社   |   B社   │   C社   │
───────────────+──────────+──────────
2013年度初回審査  | \401,100  | \483,000 | \714,000 |
2014年度維持審査  | \161,700  | \210,000 | \252,000 |
2015年度維持審査  | \161,700    | \210,000 | \252,000  |
2016年度更新審査  | \281,400  | \315,000 | \357,000 |
───────────────+──────────+──────────
交通宿泊費       |   実費   |  実費     |   実費   |
───────────────+──────────+──────────
4年間合計費用    |\1,005,900  |\1,218,000  | \1,575,000 |
───────────────+──────────+──────────

4年間の費用を合計すると審査機関によっては最大569,100円という非常に大きな差ができます。

取得までのスケジュール、審査難度の違いも費用に比例するわけではないですが品質保証を目的とした審査をする審査機関はスケジュールも1年程度かかり、審査難度も難しくなります。

負担をかけず実務を活かしてマネジメントシステムを構築することを推奨している審査機関は認証も4か月程度、すでに活動している実務を審査してもらうので審査難度も易しくなります。

これからのISO

これからのISO(アイエスオー)との付き合い方は近年、ISOが経営寄りに変わってきている中で、使い方に違いがでてきています。
具体的に説明するとISO(アイエスオー)の認証維持する目的が90年代に流行った品質保証を目的としたものから実務を活かして負担をできるだけかけずに認証維持する考えに変わってきました。

品質保証を目的においていた時代は、すべての文書や記録に対して、本当にそれで問題がないのか保証する必要がありました。
そのため、なんでも手順書を作って、ルールで縛り、現場で使っている文書や記録を保証する文書や記録まで2重に作っており負担が大きくなっておりました。その結果、ISO用の活動が増え、資料もキングサイズのファイルが10個以上並び膨大に膨れ上がります。

負担をかけて、本来の業務が圧迫されることは経営の観点からも望ましいものではございません。
そのような現状から認証を辞退する組織も続出したため、審査機関の考え方も変化し、近年は負担をかけず実務を活かしてマネジメントシステムを構築することを推奨している審査機関が増えてきております。

製造業界や建設業界等で根強くISO(アイエスオー)認証しているかどうかが、経営に大きく関わる組織はできるだけ負担がかからず、実務をしていれば認証維持できる審査機関を選び、ISO用に2重になっている無駄な仕組みは整理していくことがうまく付き合っていくコツになっています。

カテゴリー:ISO9001 タグ:ISO アイエスオー ハウツー 規格要求事項

ISO総研

関連記事

0120-068-268
無料相談はコチラ無料相談
資料請求はコチラ資料請求
お問い合わせはコチラお問い合わせ