コラム

ISO14001:環境側面とは

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いつもご愛読いただき、ありがとうございます。
ISO総合研究所 千葉です。最近はめっきり寒くなってきましたね。東京は雪が降るという予報がありながらも、幸いなことに23区はあまり降らずに今に至っておりますね。
これが関東の強みでしょうか。関東の電車は雪に弱いですので、日常生活を考えればそれに越したことはないなと感じています。

さて、今回は「環境側面」について考えてみたいと思います。
ISO14001を運用するにあたり、「環境側面」というキーワードははずせない存在です。
環境マネジメントシステムを運用する際に、必ず耳にする言葉でしょう。

とはいえ、「環境側面」という言葉。
聞いたところで何のこっちゃ!と突っ込みたくなる方も少なくないのではないでしょうか。
かくいう私も、最初は「環境側面」という言葉を聞いても全くピンと来ませんでした。

そこで、まずはISO14001でいう「環境」と「環境側面」という用語について認識するべきかと思います。

ISO14001の中で、「環境」とは以下のように定義されています。

「大気、水、土地、天然資源、植物、動物、人及びそれらの相互関係を含む、組織の活動をとりまくもの。」

何となく、幅が広そうだな、というイメージが持てますでしょうか。
まずはその程度で良いかと思います。

環境という言葉は、今の世の中でかなり一人歩きしている言葉です。
しかし、大気の問題。水の問題。土地の問題。と考えていくと色んな側面が見えるのではないでしょうか。
大気はオゾン層の破壊。
水は酸性雨。
土地は原発による土壌汚染。

こうやって見ていくと、何となく環境に関わりそう。と考えられるのではないでしょうか。
こういった動きの中で、組織の活動。つまり、会社や組織を運営する中で関連するものを「環境」として考えて行けば良いのです。
その中でも気になるのは、「組織の活動をとりまくもの」という用語です。
「とりまくもの」というのもなかなか曖昧な表現ですね。
組織の活動=会社の活動 と考えた場合に、その周りにあるのは、どんなものでしょうか。

例えば関連会社。
近隣住民。
もっと広く見れば、世界の環境問題にまで発展するでしょう。

環境とは、組織1つだけで認識することが出来ない、ということがわかったかと思います。

では次に、「環境側面」について考えてみましょう。

ISO14001では、「環境側面」とは以下のように定義されています。

「環境側面は環境影響をもたらす可能性がある。著しい環境側面とは、一つ又は複数の著しい環境影響を与える又は与える可能性がある。


組織は、一つ又は複数の基準を適用して著しい環境側面を決定する。」

またわからない言葉だらけではないでしょうか。
そこで、もう少し簡単に考えてみましょう。

その場合、皆様に1つの質問をしたいと思います。

「あなたの組織での環境の課題は何ですか?」

組織の課題は様々なものがあると思います。
人的な課題、近隣住民との調和。関連会社との関係性。
そういった活動の中で見た場合に、組織として仕事を全うする中で発生する「環境」をテーマにした課題を考えていくのです。

ISO14001の中では、お仕事の流れを見ながら、環境側面を特定する必要が出てきます。
営業活動~納品まで、と考えれば良いでしょうか。

例えば営業活動。

車を使う=ガソリンの発生


見積書を提出=紙の利用


PCの利用=電気の利用


などなど。

環境に関連するものは多数あると思います。
その中で環境側面と呼ばれる「環境の課題」。
企業によっては課題の大小は様々だと思います。
残業に伴う電気代の上昇を危惧する企業があれば、不良品の発生に伴う製品の作り直し=無駄な機械稼働を重視する企業。
不良品発生に伴う廃棄物の増加を危惧することもあるでしょう。

このようにISO14001では、環境の課題の中で「目立つ」「重視すべき」ものを「著しい環境側面」として特定する必要があります。

課題はいっぱいあっても、全部つぶすのは難しいですよね。
そのため、一番大事な1つを選ぶためにも、環境の課題は組織として大量に出すべきものになります。

ちなみに、環境側面は悪い影響を及ぼすものだけが該当するわけではありません。
良い影響を及ぼすことも見ていく必要があります。

例えば、

不良品の削減=廃棄物の削減


不要なモノを買わない=廃棄物の削減


残業を減らす=電気の削減


太陽光発電=電気の発生


など。

太陽光発電のようにわかりやすいものもあれば、会社でちょっとした工夫を行うことで環境に良い活動をすることも可能です。
このように環境側面を見ていくためには、モノにとらわれず、日々の仕事の流れからどのような環境側面があるかを考えていくと良いでしょう。

ISO14001の言葉、本当にわかりづらいですね。
それでも、色んな用語や色んな例を見ることで、よりわかりやすいイメージが出来るのではないでしょうか。
分かりづらい言葉は、どんどん「自分言葉」に直していきましょう。
これが運用の近道です。
それでもわからないことがあれば、是非お問合せください。

カテゴリー:ISO14001 タグ:14001 ISO ISO14001 ISO規格改訂 ハウツー
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