2015年版への移行作業に関して


いつもお世話になります。

ISO総合研究所(アイエスオー)の中本郁也と申します。

最近は日によって気温差も激しく、体調も崩しやすくになってきましたね。

 

早速ですが、ISO9001(アイエスオー)、ISO14001(アイエスオー)移行に向けてのご準備はお進みでしょうか?

弊社でも2015年版への移行審査を受ける回数も増えてきており、たくさんの事例をためてきております。現在は全社単位で40社ほどの移行審査を無事に終える事ができました。

このブログを見られている皆様もそろそろ動かないとまずいかな?と思われている方もいるかもしれませんが、まだまだ時間はございます。審査機関、審査員も2015年版への方向性ががっちり固まった2017年、2018年の方が審査への対応はしやすいですよ。

弊社もたくさん事例で皆様をフォローしていきますので、是非お困り点がありましたら、弊社コンサルにご相談くださいませ。

では、本日は移行作業に伴う以下3点についてお話を進めていきたいと思います。

 

①移行作業着手前の現状把握

②新規項番、旧項番で変わった所の把握

③審査機関移転について

では、まず①移行作業着手前の現状把握についてです。

移行作業をする場合、どのように皆様は進めているでしょうか?

昔からISOを取得されており今回が2回目の改訂作業だよっという方も少なくないかもしれません。そういった場合、まず自身のルールを改めて確認してみてください。ISOの為に作成している書類とかはないですか?

そうです。規格改訂は逆に自社のルールを見直す機会と思ってください。

普段の運用ではなかなか変更できない事ができる機会なんです。もしISOをやめたとしたらこのままのルールで実務を行いますか?一度、自社内のルールが本当に必要か、必要でないかを見直す機会にしてもらえればと思います。必要か、必要でないかの判断は以下4点で考えてみてください。

1、法的要求事項・・・法令で求められていないか

2、顧客要求事項・・・お客様から求められていないか

3、社内要求事項・・・社長から求められていないか

4、規格要求事項・・・ISO(アイエスオー)のルールで求められていないか

 

続いて②新規項番、旧項番で変わった所の把握です。

基本的にはISO(アイエスオー)が2015年版に変更になったことで、ルールが変わるというわけではありません。その為、現状変更がない部分に関してはそのまま項番の順番が変わった部分に盛り込んでいけばいいのです。その為に旧項番ではない新項番を把握しておきましょう。

主に新項番で増えた項目は以下になります。

1、4.1組織及びその状況の理解

2、4.2利害関係者のニーズ及び期待の理解

3、6.1リスク及び機会への取組み

4、7.1.6組織の知識

主に上記項番が新項番で追加になった要求事項となります。

具体的な作業として、

(1)旧項番を新項番の順番に並べていく

(2)旧項番では足りない項目を新たに追加していく

上記方法で進めていけば、スムーズに改訂作業が進められるかと思います。

 

③ISO(アイエスオー)認証登録をする上で忘れてはいけないのが審査機関登録機関の存在です。個の審査機関は、以前よりも数は増えましたが、その運営や考え方も当初から大きく変化してきました。

例えば、同じ人のの登録で登録人数が多くなると審査機関によって費用に100万以上の差がつくこともあります。維持費用の高さから認証を辞退する組織が続出したため、審査機関の考え方も変わってきており、審査機関も様々な工夫をし、費用も含め企業の負担を減らす方向性を推奨してきています。審査員への発注金額を抑えるかわりに、案件を多く提示できるようにし、お客様への審査登録費用を抑えていたり、審査員事態にランキング的な要素を持たせて他社との違いを見せながら、価格を下げずに頑張っているところもあります。

いまや10年前から同じ審査機関を惰性で使い続ける時代ではありません。費用の違いを知らずに高い審査機関を10年使い続けていたら、それこそ大きな無駄だと言えるでしょう。現在は審査機関のブランドなど一切ない時代です。2015年版への移行ということをチャンスと考え、柔軟に対応してもらえる審査機関に変えるのも良いと思います。

 

上記でご説明をさせて頂いたように、移行審査に望む前に以下の流れで進めてスムーズに審査を受けれるよう取り組むことが、まだ全然準備をしていないという企業様へのアドバイスとなります。

①移行作業着手前の現状把握

現状を把握して、できるだけ実務に沿ったルールで企業活動を優先して進めるようにすること。

②新規項番、旧項番で変わった所の把握

旧版でのルールはそのままで新項番に並べ替えるだけ。新項番で新たに追加された項目のみ追加をしていくこと。

③審査機関移転について

審査機関選びは大丈夫?費用、審査内容を含めて2015年版移行に際して、審査機関の移行も一度検討してみること。

 

以上で‘2015年版への移行作業に関して’のブログを終わらせて頂きます。

移行に関してのお困りがあれば是非一度弊社コンサルタントにご相談をしてみてください。


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