コラム

  • ISO
  • ISOコラム
  • ISO9001:2015 2015年版で押さえておくべきポイント
  • 2017年4月20日

ISO9001:2015 2015年版で押さえておくべきポイント

PASONA160306530I9A1806_TP_V

いつもブログをご愛読いただきまして誠にありがとうございます。

ISO総合研究所コンサルタントの松口と申します。

 

去年も1年があっという間に終わりました。1年って本当にあっという間ですね。

こないだ起こったことだと思っていたことが、実は2年前の出来事だったりと最近そんなことが

よくあります笑

 

プライベートでは、息子がもう2歳になります。

最近は自我が強くて圧倒されております。

わがまま息子に手を焼いている毎日です。笑

相変わらずトーマスとアンパンマンが大好きで登場キャラクターも

最近覚えてきており、成長したなと感じます。

 

まぁ、プライベートの話はこのくらいにしておきまして、そろそろ本題に入らさせて頂きたいと思います。

前回のブログでは「ISO9001:2015 文書化した情報について」をご紹介させて頂きましたが、

今回は「ISO9001:2015 2015年版で押さえておくべきポイント」をご紹介させて頂きます。

弊社が昨年、出版させて頂きました「ISO9001やるべきこと、気をつけること」から

抜粋してご紹介をさせて頂ければと思います。

 

まず一つ目は、これまでのISO9001:2008では製品の品質保証の概念が強く、時代やニーズと共に変化してきた

顧客の要求に対してアプローチが後手となっておりました。

そのためこうした背景を踏まえ、ISO9001:2015年版では「顧客重視」の重要さを改めて認識することを

求めています。トップや顧客とのコミュニケーションの責任を持つ人々の参画が必要となるため、

ISO9001:2008のような品質保証の体制づくりではなく、企業本来の顧客重視へのアプローチが必須となります。

 

二つ目は、今回の改定ではマネジメントシステムとしての共通項目をまとめて、ISO9001(アイエスオー9001)品質マネジメントシステム、

ISO14001(アイエスオー14001)環境マネジメントシステム、ISO27001(アイエスオー27001)情報セキュリティマネジメントシステムなどの

各規格の独自固有の表記が出来る場所を設けて活かすというハイレベルストラクチャーという方法が採用されました。

今回の改定では共通項目の規格の意図や解釈の捉え方が重要となってきます。

 

三つ目は、ヒューマンエラーをマネジメントするということです。

これまでも品質マネジメントシステムは、人間側面に関してマネジメントするための要求として、

力量や認識に対して仕組み作りを求めてきていました。

だが、現実現場では、事故や不適合が起こる原因となっている大きな原因はヒューマンエラーです。

ISO9001:2015(アイエスオー9001:2015)ではより日常的になってきたと考え、

今の実際の活動そのものをルールとして構築をし、活動につなげていくことが大切です。

 

四つ目は、プロセスアプローチの考え方についてです。

成果を変えるためには進め方を変えなければならないということです。

多くの企業が進め方は変わらない前提になってしまっており、文書化の仕組みの柔軟性をなくし、

進め方そのもののマニュアル化や手順化を重視してしまっていることが多いです。

成果が出ない場合には、手順や進め方を変えなければ成果は出ません。

文書化に柔軟性をもち、責任者がどんどん手順や進め方をコントロールし、成果に近づけていくことが大切です。

 

五つ目は、ISO9001:2015(アイエスオー9001:2015)で新たに追加された「リスク及び機会への取組み」の考え方に

ついてです。これまでもISO9001:2008(アイエスオー9001:2008)にはリスクに関する考え方は含めれていました。

しかし、予防処置の項目があったことにより、逆に予防の概念が反映しづらく、焦点が当たらなくなっていました。

そこで、組織が自らの状況を把握し、計画づくりに向けてリスクを決定するという流れを想定し、「リスク及び機会」という

項目が今回のISO9001:2015(アイエスオー9001:2015)に追加されました。

リスクとは「不確かさの影響」です。発生するかしないかは定かではないが、組織に影響を及ぼす影響があることです。

リスクの程度は組織が決めることができます。

機会とは「目的を達成するのによい時期、状況」ということです。

リスク及び機会を特定する必要があるからといって、リスクマネジメントのプロセスを要求しているのでは

ありません。あくまでもリスクや機会を組織として捉えているかどうか、そしてそれを仕組み作りのインプットとしているか

どうかが重要です。

 

最後の六つ目は、今回のISO9001:2015(アイエスオー9001:2015)の規格改訂のタイミングをISOのスリム化として

捉えることが重要なポイントです。

ISO運用上でムダと思えるものをなくすことです。日常活動には必要なくISOの審査用の活動になっているような

ムダを抱えたままISO9001:2015年版(アイエスオー9001:2015)に改訂活動をすると、ムダはより大きなムダをつくりだし

組織の負担はより高まってしまいます。

ムダの見つけ方の一つとして、ISOをやめたら必要のない規定や手順、使っていない様式、いらない記録等を考えピックアップして

自社のムダな活動を整理することです。ISOの審査用に規定や記録等をつくろうとしないことが大切です。

 

以上が2015年版で押さえておくべきポイントになります。

まだまだその他にも、規格の解釈について等も「ISO9001やるべきこと、気をつけること」に掲載させて頂いております。

 

これから自社で規格改定作業をやろうとお考えのみなさま、もう改訂作業に取り掛かっているけどなかなか改訂作業が進まないみなさま。

ISO総合研究所を事務局として迎えて頂いて一緒に規格改定作業を進めていきましょう。

もちろんこれからISO9001(アイエスオー9001)を新規取得しようとお考えの皆様も

お手伝いをさせて頂きますので、ISO総合研究所にご連絡を頂ければと思います。

 

カテゴリー:ISOコラム
関連記事

0120-068-268
資料請求
お問い合わせ