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  • 2017年6月27日

ISO9001 2015年版 6.1 リスク及び機会への取組み

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ISO9001が2015年版に改訂されたときに増えたものですね。
皆さんが最も気になっているところではないでしょうか。

何を要求されているのか?
まず、要求事項を見てみましょう!

6.1 リスク及び機会への取組み

6.1.1 品質マネジメントシステムの計画を策定するとき、組織は、4.1に規定する課題及び
4.2に規定する要求事項を考慮し、次の事項のために取り組む必要がある
リスク及び機会を決定しなければならない。

a) 品質マネジメントシステムが、その意図した結果を達成できることを保証する。

b) 望ましくない影響を防止又は低減する。

c) 継続的改善を達成する。

6.1.2 組織は、次の事項を計画しなければならない。

a) 上記によって決定したリスク及び機会への取組み

b) 次の事項を行う方法
  1) その取組みの品質マネジメントシステムプロセスへの統合及び実施(4.4参照)
  2) その取組みの有効性の評価

リスク及び機会への取組みは、製品及びサービスの適合への潜在的影響と
釣り合いのとれたものでなければならない。

これはサーっと見ていただいて、次にいきましょう!

・備えあれば憂いなし

失敗が予想されるのであれば”備えあれば憂いなし”で

前もって手を打っておく必要があります。

うまくいくチャンスは逃がしてはいけません!

うまくいくチャンスには、顧客のニーズや期待に応えるために提供する

製品及びサービスに込められた価値を向上させることで実現できます。

例えば、逆さまにすると書けなかったボールペンを

逆さまにしてもインクがかすれることなく

書けるようにするとか、

従来ターゲットにしていなかった高齢者向けのツアー旅行を

企画することなどによってさらなるチャンスが生まれます!

・急いでは事をし損じる

しかし”急いでは事をし損じる”といわれるように、チャンスを追い求めるあまり、

失敗する可能性があるので、その失敗についても気をつける必要があります。

例えば、高齢者向けのツアー旅行を企画したものの、実際に出かけてみると旅行先で

体調がすぐれない人が続出して旅行が継続できないという失敗が考えられます。

ISO9001では、この失敗をリスク、チャンスを機会と表現しています。

リスクと機会を決定する目的は、
マネジメントシステムが

①狙い通りの結果を達成できるという自信や信頼を得るため

②何か失敗したときに悪い影響が出ないようにする

③悪い影響が出たとしても影響を少なくする

④継続的改善を進めるため

図に表すとすごいことになるので
簡単にまとめます!

QMSを作るには、会社としてのさまざまな事象(機会、リスク、外部の人間等)が
関わってきます!

具体的にどのようなものがあるか

まずは機会!

お客さんに提供する製品及びサービスの価値を向上させることで得られます。

そうすれば新たな顧客を獲得したり、既存の顧客への売上が増えたりします。

売上が増えれば、組織の運営も安定して従業員にとって幸せなことですよね。

仕入れ先への発注も増えて仕入れ先にとっても幸せなことですよね。

ラーメン屋さんだと

・味を向上させるとか

・顧客にあった新しい味のラーメンを開発する

・提供時間をさらに短くする

こんなことが上げられるでしょうかね。

ではリスクは!

機会をを求めるあまり失敗してしまうことを考えるといいと思います。

味を向上させることばかりに集中して手間がかかる。

新しいラーメンをたくさん考案したが、多くの材料が余って廃棄せざるえない

提供時間を短くするあまり味にばらつきがでる

・材料の品質が悪く味に影響する

・アルバイトが確保できず力量の店員が足りない
こんなことが想定されますね。
これに対しては、記録の要求はありません。

ISOの審査でいうとトップマネジメント層が話せればいいんです。

皆さん既にやられてますよね。

SWOT分析をやられている会社さんは、活用できますね!

SWOT分析例として

プラス面【内部環境】【S(強み)】
・新製品開発力がある
・特許が多く独自性がある
・自社ブランドをもっている

プラス面【外部環境】【W(弱み)】
・対象顧客層が増加している
・顧客が高級品に移りつつある
・高級品で競合する会社が少ない

マイナス面【内部環境】【O(機会)】
・管理者の育成が遅れている
・販売網の整備が遅れている
・社内規定の標準化が遅れている

マイナス面【外部環境】【T(脅威)】
・異業種からの参入が増加している
・輸入品の品質が向上しつつある
・原材料が高騰しつつある

こんな感じにしてみると分かりやすいですかね。

もう一度、言っておきます!

記録要求はありません!必ず作らなくてはならないものではありません!

あくまでもツールの一つです。

経営層の皆様は、既にやられていることです。

いつ、どこで、だれが、どのようにやるのか。

出てきた課題の中で優先順位をつけて対策をしてください。

重要なので、もう一度!

SWOT分析を既にやられている企業さんはぜひ活用してください!

やっていない企業さんは、ISOの審査のために作ることは必要ありません。

必要でしたら、取り入れるぐらいで考えてください!

それでも困ったら、ぜひ一度ISO総合研究所にご相談してください!

いや困る前にご相談ください!!!

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