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2019年03月27日

元ショップ店員がISO14001で考える!携帯電話の環境側面

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いつもご愛読いただき、ありがとうございます。
ISO総合研究所 伊藤です。

最近は冬も終わりを迎えつつあり、寒さが少し緩んできましたが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、今回は元携帯ショップ店員の伊藤が、「ISO14001で考える携帯電話の環境側面」についてご説明させていただきます。

さっそくですが、皆さまは今まで使っていた携帯電話をリサイクルに出されたことはありますか?

電気通信事業者協会が平成24年に算出した際に使用していない携帯電話の20%がリサイクルに出されています。
逆に考えると、80%の使用されていない携帯電話が各家庭に眠っているということ指します。

携帯電話は今の私達にとって不可欠な存在になっていることと思います。
人によっては毎年機種変更をされる方もいらっしゃるほどです。

今回は携帯電話をリサイクルに出すことでどのような環境影響があるかISO14001の環境側面に焦点を当てて考えていきたいと思います。

規格要求事項

それでは、「JIS Q 14001:2015 環境マネジメントシステム-要求事項及び利用の手引き」で環境側面についてどのような要求があるか説明させていただきます。

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6.1.2 環境側面

組織は,環境マネジメントシステムの定められた適用範囲の中で,ライフサイクルの視点を考慮し,組織の活動,製品及びサービスについて,組織が管理できる環境側面及び組織が影響を及ぼすことができる環境側面,並びにそれらに伴う環境影響を決定しなければならない。
環境側面を決定するとき,組織は,次の事項を考慮に入れなければならない。
a)変更。これには,計画した又は新規の開発,並びに新規の又は変更された活動,製品及びサービスを含む。
b)非通常の状況及び合理的に予見できる緊急事態組織は,設定した基準を用いて,著しい環境影響を与える又は与える可能性のある側面(すなわち,著しい環境側面)を決定しなければならない。
組織は,必要に応じて,組織の種々の階層及び機能において,著しい環境側面を伝達しなければならない。

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こちらの要求事項では、組織の活動やサービスがどのような影響が発生し、どのように環境に影響を与えているかを把握することが求められています。
携帯業界で例えると、携帯電話がお客様の手に渡り、廃棄されるまでのライフサイクルを考えていく、使用されている物質が環境にどのように影響を与えているかを考えていく必要があります。

携帯電話のリサイクルの流れ

まず、携帯電話のリサイクルの流れを以下に簡単にまとめさせていただきます。

1.必要ではなくなった携帯電話を携帯ショップにご持参いただく
2.データを消して、破砕機で基盤に穴を空ける
3.携帯ショップから事業所に発送
4.事業所からリサイクル工場に発送
5.リサイクル工場にて部品の解体
6.リサイクル工場から各再生工場に出荷
7.使用できる部品の再製造

このように携帯ショップでは日々リサイクルの活動を実施しています。

携帯電話に使用されている物質

続いて携帯電話にはどのような物質が使用されているか確認していきます。

携帯電話には主に金、銀、銅、鉄、アルミ、プラスチックなど様々な原料の部品が使用されています。

過去には一度使用した部品は焼却処分、埋め立て処分をされていたと言われています。
しかし、時代の流れとともに廃棄処分の方法の見直しがされるようになりました。

ISO14001の観点では、数ある部品をすべて解決することを望んでいるのではなく、自社で取り組めることを管理していくことが求められています。

携帯電話にまつわる著しい環境側面

環境の観点では様々な環境に影響を与えていますが、その中でも特に組織として取り組まなければいけないと特定することを著しい環境側面と言います。

携帯電話ではどのような活動が著しい環境側面になるかを例をして3つ上げさせていただきます。

1つ目、携帯電話の製造において環境に影響を与えている重要な環境問題の中に水の使用が上げられます。
水の利用ということですが、半導体製造過程では、空調だったり、炉の冷却だったり、基板の洗浄に大量の水を使用しています。
これは環境の観点では天然資源の枯渇に影響を与えるものとなります。

2つ目は携帯電話に使用されているものでも有害な物質と呼ばれるものです。
携帯電話にはシリコンに半導体が多く使われていますが、それに代わる半導体の基板材料としてガリウム砒素化合物も多く使用されています。ガリウムも砒素は分解すると非常に有毒ですので製造・廃棄段階共に管理が必要だと言われています。

3つ目は希少金属についてです。
当然ながら、洗浄に使用するのは水だけではありません。有機溶剤なども特に半導体製造工程では使われていました。
有機溶剤として有名なものとして、トリクロロエチレンがあります。1980年代に多く使われて土壌や地下水、大気を汚染した結果、その害が問題になり代替品としてフロンを使うようになったわけです。
ご存知だと思いますが、フロンは無害で洗浄剤や冷媒としてよく使われました。しかし今度はこのフロンがオゾン層を破壊する原因となることが明らかになっています。

このように、携帯電話の部品や製造において関係する著しい環境側面は人知れず影響を与えていることがわかります。
企業は特定した環境側面をどのように対応していくべきかが問われています。

最後に

皆様も使用していない携帯電話をお持ちであればお近くの携帯ショップにリサイクルに出していただければと思います。
普段使用している携帯電話が環境問題を解決する糸口になるかもしれないです。

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カテゴリー:ISO14001

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