いつもコラムをお読みいただきありがとうございます!
初めまして、ISO総合研究所コンサルタントの赤澤です。
寒かった冬もそろそろ終わり、待ちにまった、春がやってきますね!
過ごしやすい時期になってくるので、旅行の計画を立てている人も多いのではないでしょうか?
さて、今回のテーマは題して「ISO9001で考える!テニス強豪校への道」です!
私事ですが中学、高校とずっとテニスをやっていました。
今回は学生時代に戻ったつもりで考えていきます。
テニスについて
まず簡単に、テニスについてご説明致します。
二人、または四人(二人一組)のプレイヤーがネット越しにラケットでボールを打ち合う球技であり、オリンピックやパラリンピックで採用されている競技でもあります。
年齢性別、身体的個性を問わず広く親しまれており、日本においては漢字名で庭球(ていきゅう)と呼ばれることもあるそうです。
その歴史は古く、複数の人間が1つの球を互いに打ち合うという形態の球技の起源は、なんと紀元前にまで遡ることが出来るそうです!!
エジプトでは宗教的な行為のひとつとしてこのような球技が行われており、紀元前15世紀の壁画で球を打ち合う球技を行う人々の姿が描かれたものが発見されているそうです!
目標設定と課題の把握
それでは、まず目標を立てていきましょう。
目標(理想):県大会ベスト4
※うちは弱小高校だったのでこれくらいで勘弁してください。
次に、ISO9001を用いて目標を達成するにあたっての課題を把握していきましょう。
ここで用いる項番は「4.1組織及びその状況の理解」「4.2利害関係者のニーズ及び期待の理解」の二つです。
(1)4.1組織及びその状況の理解
内部の課題 |
・テニス専門の顧問の先生(コーチ)がいない
・効率が良い練習方法を知らない
・テニス経験者が少ない(高校から始めている)
・実績がない為、テニスをする為に入学する人がいない
・本気でやっている人が少ない |
外部の課題 |
・強豪校は他府県から才能のある人を集めいてる
・専門の顧問(コーチ)がいるところが多い
・効率的な練習方法を知っている
・幼いころからテニスをしている人が多い
・練習試合を多くしている為、試合慣れしている |
(2)4.2利害関係者のニーズ及び期待の理解
部員 |
・勝ちたいけど練習はあまりしたくない
・試合形式の練習は楽しいからしたい |
学校 |
・勝ってくれれば嬉しい
・有名になれば学校に興味を持ってくれる人が増える
・入学志望者が増える |
顧問の先生 |
・勝ってくれれば嬉しい
・怪我をしないようにして欲しい
・テニスを通して成長して欲しい |
テニス協会 |
・テニスの競技人口が増えて欲しい |
目標達成のための方針とリスク分析
上記をふまえて、方針を決めていきます。
ISO9001でいうと「5.2方針」に該当します。
目標(県大会ベスト8)を達成するための方針
・勝ちを意識すること!!勝つために練習する!!
・相手を研究して相手の苦手なところを攻める!!
方針は上記に決まりました。
次に、予想されるリスクと機会を考えていきましょう。
ISO9001の「6.1リスク及び機会への取組み」にあたります。
リスク |
・そもそも県大会まで進めたことが少ないので勝てるか分からない
・練習を厳しくすると部員が辞めてしまうかもしれない
・厳しい練習をすると試合前に怪我をしてしまうかもしれない
・練習試合をしてくれる学校がないかもしれない |
機会 |
・県大会に出場経験のある高校と練習試合を組む
・部員が辞めないように毎日練習後にミーティングを行いコミュニケーション取る
・怪我をしないように練習前後にストレッチを行う
・他校に顔が利くテニス専門の顧問(コーチ)が転勤してくるかもしれない |
練習・試合の進め方の決定
前段で決定した方針と洗い出したリスク・機会を考慮し、練習や試合の進め方が導き出されました。
目標達成(県大会ベスト4)を達成する為に、
・他校と練習試合をして経験を積む
・専門の顧問(コーチ)を付けて貰えるように学校に頼んでみる
・試合前に相手校の試合を見て分析し、弱点を探す
この3つをクリアできればもしかしたら県大会ベスト4になれるかもしれません・・・
実際に私が県大会ベスト4だったかどうかはまた別の機会にしましょう。
まとめ
好き勝手に書きましたが、もし学生時代にテニスをしていた方に少しでも共感いただければ幸いです。
今やっていることになんとなく取り組むのではなく目的を持って取り組みましょう。
ISO総研は、東京・大阪・神奈川・愛知・埼玉・兵庫・福岡・静岡・千葉・京都など、日本全国の企業様をサポートさせていただいております。
無料相談も承っておりますので、ISOについてお困りごとがございましたらいつでもお気軽にお問い合わせくださいませ。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。