ISO14001規格対応って何するの?

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ISO総合研究所 コンサルタントの藤川です。
いつもお読みいただきありがとうございます。さて、今回はISO(アイエスオー)のISO14001規格対応について、お話していこうと思います。

2015年版に反映されている規格改訂対応について大きく変更分けされている点と言えば、やはり項番です。

他のISO規格と統合しやすいように、章立ての共通になった事が主な内容になります。
メインで統合しやすい規格としては、9001:2015・27001:2013・39001:2012が同じ章立てで構成されています。
章立てが統合された事によって複数の規格でも1つのマニュアルに当てはめる事が可能になりました。
その他にも、各項番の名前が変更になりました。
以下に変更点を記載いたします。

ISO14001:2004               ISO14001:2015
4.  環境マネジメントシステム要求事項    |  4組織の状況
4.1 一般要求事項              |  5リーダーシップ
4.2 環境方針               |  6計画
4.3 計画                 |  7支援
4.4 実施及び運用             |  8運用
4.5 点検                 |  9パフォーマンス評価
4.6 マネジメントレビュー         |  10改善

以上になります。
さらに、上記の項目を見るとわかりますが、大きい変更として要求事項が新たに3つ追加されています。
簡単な概略を記載します。

(1)組織及びその状況の理解
ISOの仕組みを単に認証のため、審査のために構築することを目的とせず、企業のプロセスを重視して構築していきましょうと要求しています。
組織の目的及び戦略(方針)を明らかにした上で、それに関係するヒト・モノ・カネ全てに当てはめて考えていきましょうという事です。
今までは、自分達に関係性があり、尚且つ管理できる所を管理していこうという仕組みでしたが、
今回は、企業の市場(マーケット)の変化等の対応を考え、仕組みを構築していこうという事です。
例えば、委託企業などでも管理できる要素や環境に軽減に訴える事ぐらいはできると思います。
そのような環境への配慮を自社だけで管理せず皆に広めていきましょうという事です。

(2)リスク及び機会への取組み
会社としてのリスクに対する取組み方法を決めることを要求しています。
今の規格(ISO14001:2004)では、発生を未然に防止する策として、その対応計画を定めるという予防処置という項目があります。
この予防処置という項目が新規格ではなくなり、代わりとして出てきたのがこのリスク及び機会への取組みです。
自社環境におけるリスクを予防していこうという考えではなく、もっと大きくリスクを考えることが要求されていることが大きな変化です。
サイクルで考えるとPDCAのA(改善)で対応していた予防処置とは違い、P(計画)の段階で起きるかもしれない。起きた後の対応じゃなく、事前に対応していこうとの考え方に変更いたしました。
これにより、事前に起きるかもしれないという考え方がひろがります。
この業務は環境違反している可能性はないか?この製品で環境への負担はないのか?等
事前にリスク対策していく仕組みが必要になってきます。
そしてそのリスクの取組みの方向づけを一つに絞り、明らかにすることが必要です。

(3)パフォーマンス評価の重視
現在のISO14001(14001:2004)には、環境パフォーマンスという自社でやっている環境を考慮した動きってどんなのがあるのかを把握しよう。という項目がありましたが、新規格(ISO14001:2015)では、「箇条9パフォーマンス評価」という大きな項目となりました。具体的な要求事項としては、品質又は環境パフォーマンスの評価を行うことを要求されています。簡単に言うと、必ず自社でやった環境への取り組みをちゃんと把握して何点か決めてしまおうと言うルールです。
主な取り組みとしては以上となりますが、少しだけ変更している箇所もよく見てみると出てきます。
以下の項目が少し変更されている項目です。
次回のブログ内容に繋げるためにも一言解説させて頂きます。

・環境マネジメントシステム
└自社のビジネスプロセスにより重きをおいてISOに組み込んでいきましょうという事です。

・汚染の予防
└今までは自社で考えられる範囲でしたが、ISO14001:2015では組織が業務を行う上で関係する全ての組織の環境も考慮しなさいと言われています。

・環境状況(生物多様性・気候変動など)
└環境は生物によって様々なのでその旨も考えておきましょうねという事です。
また、気候についても考えていきましょうねという事です。

・環境目的が環境目標に統合
└環境の目的と目標が一つにまとまっただけです。
今までの考え方で特に問題ありません。

・環境パフォーマンスの向上を目指す
└環境の考え方をもっと持ち強くしていきましょうという事です。

・ライフサイクルを考慮した環境側面の特定が要求されている
└自社の業務に関係ある環境の影響をしっかり特定していきましょうという事です。

・コミュニケーションの内容がより細かく要求されるようになった。
└形だけのコミュニケーションではなく、もっと関係性のある人だけに限定したりすることでコミュニケーションの場を増やそうという事です。

・順守義務を達成するよう要求されている。
└自社で把握したルールはしっかり守りましょうと言われています。

以上です。
こう見てみると以外とそこまでの変更はありません。
より業務に特化したISOを意識すると新規格への対応もやりやすくなるかもしれません。

ISO14001の目標って紙ごみ電気の削減じゃないとダメなの?

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いつもご愛読いただきましてありがとうございます。
ISO総合研究所コンサルタントの松口と申します。前回のブログでは
ISO14001を取得する際に気をつけたい。実際にあったこんなムダ」をご紹介させて頂きましたが、今回は「ISO14001の目標って紙ごみ電気の削減じゃないとダメなの?」をご紹介させて頂きます。

まず始めにISO14001(アイエスオー14001)の
規格要求事項4.3.3 目的、目標及び実施計画では、

「組織は、組織内の関連する部門及び階層で、文書化された環境目的及び目標を設定し、
維持すること。目的及び目標は、実施できる場合には測定可能であること。
そして、汚染の予防、適用可能な法的要求事項及び組織が同意するその他の要求事項の
順守並びに継続的改善に関するコミットメントを含めて、環境方針に整合していること。
その目的及び目標を設定しレビューするにあたって、組織は、法的要求事項及び組織が同意するその他の要求事項並びに
著しい環境側面を考慮に入れること。また、技術上の選択肢、財務上運用上及び事業上の要求事項、並びに利害関係者の見解も考量すること。
組織は、その目的及び目標を達成するための実施計画を策定し、実施し、維持すること。
実施計画は次の事項を含むこと。

a)組織の関連する部門及び階層における、目的及び目標を達成するための責任の明示
b)目的及び目標達成のための手段及び日程」

と記載されています。

ISO14001(アイエスオー14001)では、環境保護のために何らかの活動を行なうことが求められています。
自社で環境のために良いと決めたこと行動を、環境目標として設定することが多いですが、
紙をムダにしない、電気をムダにしない、ゴミの削減を目標とするケースが多々あります。

昔からISO14001取得している企業ですと、特に紙ごみ電気の削減を目標としている企業が多いのではないでしょうか。
ただ、この目標に関しては一番最初の取り組みとしては紙ごみ電気の削減の目標で削減はできるかもしれせんが、
一度削減をしてしまってからは紙の使用量、電気の使用量、ゴミの削減を減らすことは難しくはないでしょうか。

ISO14001(アイエスオー14001)を取得しているお客様に訪問した際に、よく相談されることがあります。
昔から紙ごみ電気の削減目標で実施しているのですが、もうこれ以上削減するのは難しいですと相談されたことがあります。
担当者さんは頭を抱えて悩まれておりました。

確かにそうですよね。削減できるところまで削減してしまったらそれ以上やることはもう無理ですよね。

確かにこういった活動も大事なことだとは思いますが、本当に紙ごみ電気の削減をすることが
会社としての目標なのでしょうか。

本当にこの紙ごみ電気の削減が会社としての目標であるならば、正直、働かないのが一番ではないでしょうか。
けど、働かないのが一番となると会社は潰れてしまいますよね。

では環境ってどんな目標を設定すべきなのでしょうか。
環境側面の洗い出しで評価の結果、著しい環境側面に登録されたものすべてを
目標に設定して管理している企業様がほとんどです。

間違ってはいないのですが、それだと自社で管理できる範囲を超えてしまい、
自分達で自分の首を絞め、運用が回らなくなってしまっている企業様の姿を良く見ます。

もう一度業務の流れを見直し、自社として環境に影響を与えていることや
環境影響にプラスになることがないか探してみることが大切です。

例えば、製造業の場合ですとどんな環境目標にするのがいいかと思いますか。
自社製品やサービスが市場にでることによって、環境影響にプラスになることがあれば
自社製品の販売数を増やすことが自社での環境目標となりますよね。

自社の製品やサービスが市場に普及すると、環境保全につながるというメリットがあります。
売れば売るほど環境によいことをしていると言えます。そうしたら売上目標=環境目標となりますよね。
不適合製品の削減や仕掛品の発生の削減も環境としても目標になりますよね。

不適合製品や仕掛品が発生するということは、機械の稼働や廃棄物が増えるということになり、
電気の使用量やゴミが増えますよね。クレームゼロや仕掛品の発生ゼロという環境目標でもいけますよね。

アドバイスすると自社で管理できるもの、管理したいものは何か?
これを先に考えることが大切です。

環境側面の抽出での課題だしの発想を逆にしてみてください。

環境側面の洗い出しで抽出された著しい環境側面になる課題をすべて改善活動とするのではなく、
自社で管理できる課題、管理したい課題を先ず検討し、
それを環境側面の洗い出しで課題になるように特定することがポイントです。

ISO14001(アイエスオー14001)を取得しているだいたいのお客様が同じような悩みを抱えているので
是非、ISO総合研究所を事務局として迎えて頂いて一緒に目標等を検討していきましょう。

もちろんISO14001を新規取得しようとお考えの皆様もお手伝いをさせて頂きますので、
ISO総合研究所にご連絡を頂ければと思います。

ISO14001を取得する際に気をつけたい。実際にあったこんなムダ

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いつもご愛読いただきましてありがとうございます。
ISO総合研究所コンサルタントの松口と申します。

前回のブログでは「えっ!本当に?ISO9001は明日審査でも認証できる?!」を
ご紹介させて頂きましたが、今回は

「ISO14001を取得する際に気をつけたい。実際にあったこんなムダ」

をご紹介させて頂きます。

今回は3つのテーマからご説明させて頂こうかと思います。

・1つめは自分達で見積もりを取得して審査機関を選定するムダ
・2つめは規格要求事項の本を買って調べるムダ
・3つめはコンサルタントを使うムダ

以上この3つの観点からご説明させて頂こうかと思います。

1.自分達で見積もりを取得して審査機関を選定するムダ

ISOの審査機関の選定の一つとしてJAB(日本適合性認定協会)があります。
JAB(日本適合性認定協会)というのは国内で唯一のISO審査機関の認定機関です。
このJAB認定を基準とするとJAB(日本適合性認定協会)認定を受けた審査機関、
JAB(日本適合性認定協会)以外の他国の機関による認定を受けた審査機関があります。
JAB(日本適合性認定協会)以外にも認定機関はあります。

認定機関は各国に一つずつあり、日本でいえばJAB(日本適合性認定協会)があり、
イギリスにはUKAS(英国認証機関認定審議会)、アメリカにはANAB(米国適合性認定機関)
オランダにはRvA(オランダの認定機関)が存在します。

これらの認定機関が審査機関に対して認定審査を行い、審査を行う能力があると判断されると
認定機関として認定書を授与することができます。

この審査機関は国内に約50~80社程存在します。
JAB(日本適合性認定協会)認定が約50社、それ以外(他国認定機関)が約30社で規模も審査料金も
サービス内容も様々です。
審査料金は審査工数と呼ばれるもので料金が決められています。
この審査工数に対する1日の単価は審査機関で独自に決めることができます。

審査機関が国内に約80社もあったらどこを選べばいいかわからないですよね。
約80社から選定している時間も勿体ないですし、どの審査機関が今伸びていて今の時代に合う
審査機関がどこなのかなどわかりませんよね。ここで悩む時間がそもそもムダですよね。

そういったことを踏まえて、今の時代に合う審査機関でなおかつ今伸びている審査機関を私共が
アドバイスさせて頂き、見積もりを取得して、ご提案させて頂きます。

私共の今までの経験数や他社事例を交えて審査機関を選定させて頂きますので、
良いご提案が出来るかと思います。

 

2.規格要求事項の本を買って調べるムダ

自分で規格要求事項の本を買って勉強する時間のムダ、ISO14001のコンサルタントになるなら話は別です。
規格要求事項の本を読んでいても会社の売上は上がりませんし、仕事の受注は増えません。

考えてみて下さい。では、どうしたら会社の売上が上がったり、仕事の受注が増えたりすると思いますか。

・・・・そうです。

規格要求事項の本を買って読む時間があるならば本業に力を入れて頂いた方が良いかと思いませんか。
自分でやること、自分でやらないことを整理して決めることも重要かと思います。

適材適所じゃないですが自分でやらないと決めたことをアウトソースすることも必要かと思います。
規格要求事項に記載されていることは実際の業務ではやっていたりしていることがほとんどです。
それであれば実際の業務をしっかりやる方が重要ではないでしょうか。

ISO14001を取得しようと考えた時に、根本的に安く、早く取得することが第一優先であるかと思います。
自分で規格要求事項の本を買って勉強する時間、調べる時間がムダなので
不明点や疑問点があれば私達コンサルタントに直接お聞き頂ければ調べる時間も短縮されますし、
他社事例もお伝えすることができます。
こういった部分で時間をかけること自体がムダではないかと思います。

あくまですべてがムダというわけではないですが、
こういった考え方もあるということだけ知って頂ければと思います。
適材適所でアウトソースする時代になっているということだけ
頭の片隅にでも置いといて頂ければ幸いです。

3.コンサルタントを使うムダ

前述でコンサルタントに直接聞くのがいいとお伝えしましたが、
ただ教えて貰うだけにお金を払うならムダです。

今の時代インターネットが盛んになってきているので不明点、疑問点は
インターネットで検索すれば解決できることがほとんどです。
一般的なコンサルタントとは、雛形を持ってきて説明をして自社で全てやっておいてください
というのがほとんどです。

 

では、なぜ当社がお客様が毎月増え続けているかと申しますとこれには理由があります。
事務局のメンバーとしてリソースの足りない部分の提供をしているため
お客様が今も毎月増え続けております。

やはり本業が忙しくてISO作業に手をつけることができないとおっしゃっている企業が多数あります。
そういった企業に私共のサービスはマッチするかと思います。

では、リソースの足りない部分の提供とは実際どういったことやってくれるのかと
興味をお持ちになったこのブログをご覧になって下さったあなた。

そう、そこのあなた。

インターネットでISO総合研究所と検索してお問合せしてみて下さい。
弊社コンサルタントが直接お伺いさせて頂き、実際にご説明をさせて頂きます。

ISO14001とカレーと産業廃棄物

カレー
こんにちは。
ISO総合研究所コンサルタントの野瀬でございます。先日名古屋に出張に行った時にあまりにも寒すぎて、手袋をカバンから取り出そうとしたところ、片方無くなっていました。
手袋を紛失するのは4年連続何度目かわかりません。なんなんでしょうね。あの片方だけどこかにいく習性。・さて、本日は、ISO14001が2015年版に改訂(改定)になったことに伴いまして、私が敬愛する、いえ、崇めるCoCo壱番屋様でも被害を被った、

産業廃棄物処理について書いていきたいと思います。

私が、ココイチマイスターとして名高いのは、ご承知おきのことかと思います。

東京に出張した時も人形町でわざわざCoCo壱番屋にてカレーを食べる。
5年ほど前などは、週8通っていたほどです。

余談ですが、カレーを食べ続けると、体からカレーのにおいがする。というのは本当なのでしょうか。
週に8回ほどCoCo壱番屋でカレーを食べていた時期でも、自分ではわからないので、これは永遠の謎です。

さて、話がどんどん脱線していきそうなので、一度本筋に戻していきますね。

今回の件をかいつまんでご説明すると、

CoCo壱番屋「ビーフカツに製造過程で異物混入があるね!捨てるよ!」
ダイコー「OK。受け取ったわ。マニフェストも出したで」
ダイコー「あ、これ売る。」
みのりフーズ「買います。」
スーパーのパート「なんやこれ。ココイチのカツやん」
CoCo壱番屋「説明してくれ」
ダイコー「ごめんなさい」
こんな感じです。

産業廃棄物処理業者であるダイコーに対して堆肥化するとの契約で処分委託したところ、ダイコーは堆肥化せず、食品卸売業「みのりフーズ」に販売した。しかもダイコーは、産業廃棄物の廃棄記録である管理票(マニフェスト)を偽造していた。とのことです。

・まず、マニフェストってなんでしょう?
マニフェストとは、産業廃棄物を捨てる際に、最終処分までされているということを証拠に残すための書類「産業廃棄物管理票」を指します。

そもそもそのマニフェストを書かなきゃならない制度ってなんでしょう?

マニフェスト制度とは、排出事業者(今回の場合CoCo壱番屋が該当)が産業廃棄物の処理を委託するときに、マニフェストに産業廃棄物の種類、数量、運搬業者名、処分業者名などを記入し、業者から業者へ、産業廃棄物とともにマニフェストを渡しながら、処理の流れを確認するしくみです。
それぞれの処理後に、排出事業者が各業者から処理終了を記載したマニフェストを受取ることで、委託内容どおりに廃棄物が処理されたことを確認することができます。
これによって、不適正な処理による環境汚染や社会問題となっている不法投棄を未然に防ぐことができます。

簡単にいうと、トイレでも産業廃棄物でもなんでも、出すもの出したらちゃんと最後まで責任持ちましょうねと。その証拠は残しましょうねってことです。
トイレは残していたら怖いですけど。

今回の場合、産廃業者であるダイコーが虚偽のマニフェストを書いた為、排出事業者であるCoCo壱番屋には、見破るのは非常に困難であったと考えられます。
もちろん、最終処分場まで行って、処分されていることを確認するという方法もありましたが…

1点、廃棄物処理法第12条第7項には次のように書かれています。
「排出事業者は、産業廃棄物の運搬又は処分を委託する場合に は、当該産業廃棄物の処理の状況に関する確認を行い、当該産業廃棄物について発生から最終処分が終了するまでの一連の処理の行程における処理が適正に行われるために必要な措置を講ずるように努めなければならない。」

廃棄物の処理及び清掃に関する法律(以下廃棄物処理法)は、2010年の改正で、最終処分まで排出事業者(今回の場合CoCo壱番屋)が責任を持つこととなっております。
具体的には、産業廃棄物処理業者が廃棄物を最終処分したこと(今回の場合堆肥化)を現地確認する義務があるというもので、現地確認義務は、罰則なしの努力義務として規定されています。

そこを考えると、責任が一切ないということは言えないのかもしれませんね。

■結論
産業廃棄物を処理するときは、マニフェストをきっちり書くこと。
処理業者に委託したとしても、最終処分場まで確認する義務があります。
もし、この義務を怠った時、問題が起きた際に自社にも責任が及んでしまいます。
だから気をつけましょうね!

なんか今回全然ISO14001の話していませんでしたね。
一応ISO14001と産業廃棄物処理というのは審査でチェックされる項目なので、まあ良しとしましょう。

それでは、次回もどうぞよろしくお願いします。
寒いので、ご自愛くださいませ。

あ!ちなみに、カレーを食べると体からカレーの匂い、もとい臭いがすることについてですが、カレーの中に含まれるスパイスのクミンが体臭に残りやすいそうです。
http://news.livedoor.com/article/detail/10385535/
出典:ライブドアニュース

デートの前や、大事なプレゼンの前、卒業式や入学式の前などは気をつけたほうが良いかもしれないですね。今話題?のスメハラになりかねません。
そういえば「スメハラ」とか「モラハラ」とか「●●ハラ」ってなんでも「ハラ」付ければいいんじゃないかとか思いますけど、めちゃくちゃ種類多いですね。
調べてみて引きました。なんだろうエアーハラスメントって。
http://matome.naver.jp/odai/2129542993746515201
出典:NAVERまとめ

ISO14001:旋盤加工会社で出した内部監査指摘事例

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ISO総合研究所コンサルタントの堀田です。
今回は内部監査について取り上げます。

内部監査というとISO9001でもISO27001でも、そのほかPマーク(プライバシーマーク)と呼ばれる
個人情報保護の規格でも登場する、ある意味マネジメントシステムの肝になる部分
といってもいいかもしれません。

実際に内部監査のお手伝いをして指摘としてだしたもの、過去の資料を見ていて知ったもの、
人から聞いたものなどありますが、本当に指摘の内容は様々。

納得するものもあれば感心してしまうもの、首をひねってしまうものまであります。
その指摘事項によって対象部門のルールが変わることもあれば、
会社全体のルールに影響してしまうこともあります。

良い影響が出ればよいのですが、残念ながら必ずしもそうとは言えません。
客観的にみると悪い方向へと進んで行ってしまっているケースも何度も見てきました。
それだけ、慎重にならないといけない。でも改善の機会ですのでうまく利用してほしい。

それだけどのような指摘をだすのか、内部監査というひとつのチェック機能を使うのか
というのは重要なことだということです。

前置きが長くなりましたが、前段の内容を踏まえたうえでどのような内部監査事例があるのか、
いくつか紹介します。

重ねてですが、様々な内容の指摘事項がありますのですべてを紹介はできません。
少し切り口を変えた内容のものを紹介できればと思います。

ここでは、シチュエーションを絞って事例をご紹介します。
ということでタイトルの話題に戻ります。

タイトルは、「旋盤加工会社でだした内部監査指摘事例」でした。
シチュエーションはこれです。規格はISO14001、環境マネジメントシステムです。
旋盤加工といってもいろいろありますが、あまり限定はしません。
また、シチュエーションを絞って実例を紹介しますが、
あまりそのお仕事に偏らない内容で紹介できればと思います。

ですので、ISO14001をとっているけど別のお仕事であったり、ISO9001をとっている
同業者の場合でもなるべく参考になるように、こんな内容で出ているところもあるんだなーくらいで
見てもらえると、視野が広がったり広がらなかったりします。

なお、実例をそのままあげようと思いますが、指摘の文面をそのまま載せると読みにくく、
専門性が強く出てしまうため、何点かを簡略化してあげてみます。
※以下はJIS Q 14001:2004(ジスキュー14001:2004)の要求事項です。

・4.2
環境方針に係るところです。
内容もさることながら、その取扱いについて意外と抜けてしまうことが多いようです。

例)環境方針が従業員に周知されていません。
例)一般の人が入手可能な仕組みになっていません。

要素だけ抜き出すととても簡潔な内容です。
少し細かな部分と感じると思いますが、方針の取り扱いに関してはISO14001に限らず、
ISO9001やそのほかのマネジメントシステムでも基本的なところです。

難しいことでもありませんし、基本的なところである分、なにかと抜けがちです。
また、外部審査などが入った際に急に聞かれてあたふたするケースも見受けることが
割とありますので、内部監査の際に簡単に聞いてみましょう。

例えば、事務所への掲示はあっても工場内の掲示がなくほんとに知らなかったというケースや、
工場に掲示しているものが埃などで汚れていたため、内部監査が入るからとわざわざ
新しく出力して張り替えたら古い方針だった、という実例もあったりします。

・4.3.1
環境側面です。
一度抽出するとなかなか大幅な更新がないという方も多いのではないでしょうか?

例)新規の案件(材料、製品等)が発生する予定がありますが、環境側面として特定されていません。

環境側面はISO14001の中でどうしても複雑になりがちであり、理解もしにくいと思われがちな部分です。
そもそも環境側面という言葉自体、普段使うものでもありませんし、
このISO14001という規格の要求事項の中でもイメージがつきにくいかもしれません。

シンプルに言えば、普段やっているお仕事をリストアップして、それらがどのように環境に影響を
与えているのか考えてくださいといったところ。プレス機器を使うようなケースではできてくる
製品に関わってくるものですし、サービス業ではサービスそのものだったりもします。

そして一番気をつけないといけないのは、この環境側面の項目が何を目的としているかというところ。
この規格のこれ以降(この要求事項以降)の項目になってきますが、目的を決めたり、
やることを決めたり、法律が守られているのか確認したりします。

目的が何か。これもシンプルにいってしまえば、それらをする事前準備といったところです。
PDCAでいうところのP、planの段階です。

少し脱線してきているので元に戻すと、この項目は準備をするところなので、
今ある製品に関するものも当然ですが、これから発生が予定される部分まできちんと把握しておく必要があります。
そこまできちんと見ておいて、どのような影響があるのか、重要な事は何なのかをきちんと見極め、
必要な実施事項を決めていきましょうということです。

・4.4.2
力量、教育訓練のところです。ISO14001では、「力量、教育訓練及び”自覚”」となっていますので注意です。

例)著しい環境側面について自覚させるための活動が実施されていない

ISO9001には出てきませんので、そちらをやっていると脱落しがちなのがこの、“自覚させる”というところ。
特に、著しい環境側面というのは、“著しい”といっているくらいなので
特に注意してみていかないといない部分になります。
特別注意扱いなのに何もしないというのはいけません(と規格から読み取れます)。

著しいという言葉も普段あまり使うことがないと思いますので、なかなか理解がしにくいと思いますが、
なんだか特に気をつけないといけないもの、重要なもの、くらいでひとまず置き換えて考えてみてもらってもいいかもしれません。

重要なものについては当然、それについて従業員にわかっておいてもらわないと困ります。
組織にとって大きな影響を与えるものもあれば、中には人そのものに影響があるものもあるかもしれません。
そのようなものは、それに関連する仕事をする方にはきちんと分かっておいてもらう必要があります。

数としては多くも紹介しきれず、まだまだ紹介したい事例も数多くありますが、ひとまず一区切りとします。
といいますか、突拍子がなさすぎてあまり書けない内容などもありますので、この辺で自粛します。

旋盤加工というとどうしても音の問題や油等の管理、廃棄物の処理などに目が行きがちです。
それらももちろん重要ですが、審査を乗り切るという一つの通過地点をスムーズに超えるためにも、
基本的なところが抜けないようにしていくことも必要です。

基本的な部分に行くほど、どうしても規格本文と格闘しなければいけないという面倒さも実際出てきますので、
そのあたりは何を内部監査のテーマとして掲げるかをはっきりさせておくと良いと思います。

規格の改訂などもありましたので、一度基本的なところをという観点の監査が必要であれば、
専門知識を持った方に話を聞いてしまうのが一番近いのは言うまでもありません。

監査についてのお困りごとや内部監査事例をもっと知りたい、その他の内容についてでも、
多少なりご興味がございましたらお聞かせください。
土日祝日はご相談に乗ることができませんが、サービス説明やご相談には無料出張で伺わせていただきます。

ISO(アイエスオー)の内部監査と是正処置について

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ISO総合研究所 コンサルタントの前田です。
いつもお読みいただきありがとうございます。

さて、今回はISO(アイエスオー)の内部監査の原則について、
お話していこうと思います。

ISO(アイエスオー)の内部監査はPDCAのCであるチェックの機能です。
チェックということは、必ず二つのものを比べることになります。
ISO(アイエスオー)の内部監査の場合は、監査基準と客観的証拠を比べることになります。

監査基準とは、決められたルールや文書化されたルールです。
ルールは基本的に4つの要求事項からなります。
ISO9001、ISお14001などの規格要求事項、消防法や廃掃法などの法的要求事項、
品質・コスト・納期などのお客様要求事項、社長がいったことや決めたことなどの社内要求事項、
こういったものから社内のルールが決まっているはずです。

客観的証拠とは第三者が見ても後で再現できるような、証拠、エビデンスのことです。
多くの場合は3現(現実、現物、現場)で確認します。
ISO(アイエスオー)内部監査員の一番の仕事は監査基準に対する客観的証拠集めと言えます。
これができればISO(アイエスオー)内部監査員の仕事の8割はできています。
客観的証拠が集められたら、次に適合・不適合の評価をします。

適合とは監査基準に対して、監査基準をきちんと行えている、守られている状態です。
反対に不適合とは監査基準に対して、監査基準を行えていない、守られていない状態です。
適合の場合はわかりやすく、監査基準に対して適合している客観的証拠があれば適合と評価できます。
間違いやすいのが不適合の場合です。不適合の場合は、不適合である客観的証拠が必要となります。
監査基準に対して、確認ができないことは不適合ではなく、確認できないという事実でしかなく、評価できないということになります。
今手元に○○がありません、というものは確認ができないので、不適合ではなく確認ができないということになります。

是正処置は、内部監査で見つけた不適合や実務上で出た不適合に対して行います。
是正処置は再発防止といい、二度と同じ不適合が起きないようにすることです。
そのため明確に分けないといけないのが、処置と是正処置は違うということです。
処置は起きた不適合に対して、とりあえずおさめるためにすること、是正処置は前述したとおり、
二度と再発しないように手を打つことです。

またここでよく間違えるのは、不適合はすべて是正処置しないといけないと思っていることが多いです。
不適合はすべて是正処置をする必要があるわけではなく、是正処置が必要かどうかの評価が必要です。
実際のところ不適合には程度はなく、エアコンは28度以上というルールで27度設定だと、
呼び方は不適合になります。監査基準を守られていないわけです。

ではエアコンの設定温度が今後28度以上になるように是正を・・・となるかどうかです。
そして、是正処置が必要かどうかの評価を終えて、是正処置が必要だということになれば、
次に行うのは原因追究です。

よく言うのはなぜなぜ5回というように、なぜを5回繰り返すなどして
真の原因を抑える必要があります。

ほかには4Mというような、

MAN(人)、
MACHINE(設備、機会)、
METHOD(手順、方法)、
MATERIAL(材料)

の切り口で原因を掘り下げるのもの良いです。

そうして真の原因をつきとめたら、是正処置を行うことになります。

是正処置を行う場合には、つきとめた真の原因をつぶせるような状態にならないといけません。
この時に陥りがちなのが、100点の答えさがしをしてしまうことです。

再発防止なので100点にしていく必要がありますが、つきとめた真の原因が合っているかもわからないし、
手を打とうとしている是正処置もあくまで仮説をもとにやるものなので、
現段階での正しさはわからないわけです。

したがって効果があるように考えながらも考えすぎないようにしたほうがよいです。
それよりも次の有効性レビューをきちんとしていくほうがよいでしょう。

有効性レビューでは、取った是正処置によって再発防止できているかどうかを評価することです。
多くの場合は是正処置に時間をかけるもののそこで満足して有効性レビューがきちんとされていないことがあります。
有効性レビューは是正処置をとった際にいつ行う予定なのかをしっかり決めておくと良いかと思います。

以下、まとめ

内部監査とは
 └監査基準と客観的証拠を比べる
 └適合不適合を評価する

 監査基準とは
  └4つの要求事項とは
    └規格要求事項
    └法的要求事項
    └お客様要求事項
    └社内要求事項

 客観的証拠とは
  └3現で確認できるようなエビデンス

適合・不適合評価とは
 └適合の場合は適合だということが確認できるもの
 └不適合の場合も不適合ということが確認できるものが必要
 └確認できない、は不適合にはならない

是正処置とは
└再発防止
└処置と是正処置はべつもの
└不適合の原因を追究する

原因追究とは
 └なぜなぜ5回
 └4M
└MAN(人)
└MACHINE(設備、機会)
└METHOD(手順、方法)
└MATERIAL(材料)

有効性レビュー
 └再発していないかの評価
 └いつやるかの時期を決める

ISO14001取得:環境側面をもっと簡素化するには?

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お世話になっております。ISO総合研究所コンサルタントの藤川です。
いつもご愛読ありがとうございます。
今回はISO14001の目的・環境側面の簡素化についてお話していきたいと思います。環境側面は聞き慣れない用語ですよね。
原語はenvironmental aspectであるが、英語を母国語とする英米人でもピンとこない、
という人がいます。分かりやすい日本語でいえば「環境に影響しうる要因」だそうです。

環境側面は「環境と相互に影響しうる」とか「著しい環境影響をもつか又はもちうる」とあるように、
可能性を潜在させているものも含めて考える必要があります。

たとえば環境保全設備が正常に作動しているために、そこに環境側面がありうることに
気付きにくいことがありますが、その設備の異常(故障)によって環境影響が出てくる場合は、
環境側面として捉える必要があります。

上記に記載しているように、ISO14001規格には、難しい言葉が多いのですが、
この「環境側面」ほど、日本語として意味の判りにくいものはないと思います。

ある会社の社長さんなんかは、机の側面をたたいて、
「側面て、ココのことかと思ったよ」と言って笑ってました。

しかも、PDCA(計画-実行-チェック-見直し)サイクルの、「4.3計画」の冒頭部分に出てくるので、
この言葉の意味を理解しないと、前に進めないし、重要なものでもあります。

「問題解決」の手法として、要因分析というやり方がありますが、
ISO14001規格でも、この手法を取り入れています。

ISO14001規格の本筋は、いわゆる「目標管理手法」であり、「企業の仕事の環境への影響」を調べて、
著しい影響を与えることを、どうするかを、「計画」を立てて「実行」して行くものです。

その、「企業の仕事の環境への影響の要因」のことを「環境側面」と言います。

規格では、環境目的(目標)を決める前提として、「環境への影響の要因」をあげて(特定)、
評価して「著しい環境影響をもつものを決定しなさい」ということになっています。

いろんな企業へ行くと、「著しい環境側面」や、あるいは「目的・目標」は、
すばらしいものが出ているのに、それを選んだ過程や、元の環境側面(要因)が
抜けている場合があります。

たぶん、仕事を熟知した経営者や環境管理責任者が、頭の中で「環境側面」を吟味して、
「著しいもの」を選び出しているという、東洋的な発想ですが、ISO14001規格では、
これはダメということです。

要因を全部あげて、(紙に書き)それを評価、整理するという規格の手法に即していないからです。

・・・どうでしょう?

ここまで書いていくと、環境影響に関することってもしかして
「紙ごみ電気を使わない」→「出さない環境にする」→「会社を辞める」になりませんか?(笑)

ある審査員とお会いした際に、建設会社での環境側面や目標ってどんな事例があるんですか?
と聞きました。

「うーん。最初のうちは紙ごみ電気の削減かな。」

「長くやってくるとそれが辛くなって逆に業務に支障を来たりしてるけどね(笑)」

どうでしょうか?身に覚えがありませんか?

僕もよく紙ごみ電気削減を目標にしているお客様先にお伺いした事があります。
そこのお客様は「会社内での電気の削減」を目標として、

「始業時間の5分前までは電気をつけない。お昼休憩前の11:50までに電気を消す。
その間13時までは電気をつけない。18:00からは残業だとしても電気をつけない。」

という活動をされてました。凄い目標ですね。

「環境側面を洗い出すまではいいんですよ。ただね、そこからが難しい。
どうやって具体的な活動にするのかがさっぱりです。
だからずるずる初期の活動を続けに続けてとうとう業務時間内にまで
電気の節約が押し寄せてきましたよ。」

とおっしゃっていました。

その際に、お客様にプラス(有益)の環境側面は洗い出していますか?とお伝えしました。

どうしても「環境に影響しうる要因」と聞いてしまうと「環境に対する悪いモノ」
と思ってしまいがちです。現に僕も思ってました(笑)

すぐに「環境側面にプラス(有益)」な側面を洗い出しました。
そこで出てきたのが“人“です。

ヒトに良い影響を与えることも、プラスの環境側面なのです。

会社の中で、ヒトに好影響を与えることって、何だろう?と考えてみると…

○オフィスでの嫌煙・禁煙運動キャンペーン
(社員の健康第一、大気も汚れない)

○社内親睦リクレーション
(若い社員さんにとっては、悪い環境側面かも…)

○BGMにクラシック音楽を流す
(生産性の向上・職場の軋轢軽減?)

とまあ、冗談半分でも、これ位簡単に上がってきます。

是非ともプラスの環境側面の抽出に頭を悩めている会社さんは、“人”に焦点をあててみてください。

さて、ちょっとタイトルと離れすぎた所でまとめに入っていきたいと思います。

環境側面、目的を簡単にできる3つの事例

1.環境側面にはいい影響を洗い出すべし

2.目的から決めるのではなく、環境側面から見つける事。

3.側面で不明な事が出てきたならば“ヒト“の問題を洗い出してみるべし。

以上でございます。
是非参考にしてみてください。

ISO14001規格改訂!7つの重要ポイント!

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いつもご愛読ありがとうございます。
ISO総合研究所コンサルタントの池川です。ISO14001(アイエスオー14001)の規格改訂もあり、どのような対応を求められているのか関心が高まっているのではないでしょうか。
このISO 14001:2015(アイエスオー14001:2015)発行後、36ヶ月以内に移行を完了(認証書を発行)する必要があります。
今回は、ISO14001(アイエスオー14001)規格改訂に向けてどんなポイントを押さえておけばよいかを7つに分けてご案内します(1)組織及びその状況の理解
ISO(アイエスオー)の仕組みを単に認証のため、審査のために構築するのではなく、
自社のために構築することを要求しています。
具体的には、組織の目的及び戦略を明らかにした上で、
それらに影響がある組織の外部及び内部の課題を明確化することが求められています。
組織の外部課題は、企業が直接コントロールできないようなものを考えて、たとえば、
変化する法規制等への対応、マーケットの変化などを考えることです。
内部課題は、企業がコントロール又は影響を及ぼせることを考えて、たとえば、
外部業者の適切な委託、従業員への教育というものを考えることです。
これらの外部及び内部課題を認識して、どのように、ISO(アイエスオー)という仕組みと関連付け、どう対応するのか決めること、これがまず始めに問われるということです。(2)利害関係者のニーズ及び期待の理解
組織にとって利害関係者は誰かを決定し、さらにその利害関係者のニーズと、
その中で順守義務となるものを決定する要求です。
「順守義務」とは2004年版の「法的及びその他要求事項」です。 (3)リーダーシップ
環境経営促進のためのリーダーシップ機能に関する責任を割当てる新条項を追加しています。
「最高位で組織を経営管理する人又は人々」というトップマネジメントの定義は変わっておらず、
その環境経営におけるリーダーシップ機能などの役割や責任が変わったという規定はありません。
トップマネジメントが04年版でも果していた環境経営活動における当然の普通の役割や責任が、
種々の具体例で5.1項に記述されることになってます。(4)リスク及び機会への取組み
会社としてのリスクに対する取組み方法を決めることを要求しています。
現行規格では、発生の未然防止を考えて、その対応計画を定めるという予防処置があり、
これに対応しているともいえますが、2015年版では、自らの組織環境におけるリスク、
つまり、より広い観点でリスクを考えることが要求されています。たとえば、
自らの組織環境におけるリスクとは、戦略リスクとして、市場ニーズの変化や法令改正など、
オペレーショナルリスクとして、欠陥商品・製品の回収のリスク、環境規制違反などが考えられます。
これらリスクの取組みの方向づけを明らかにすることが必要です。

(5)パフォーマンス評価
現行規格のISO14001(アイエスオー14001)には、環境パフォーマンスという監視・測定項目がありますが、2015年版では、
「箇条9パフォーマンス評価」という大きな項目となって、さらに重要視されました。
具体的な要求事項としては、品質又は環境パフォーマンスの評価を行うことを要求していますが、これは、
組織が実施した結果に対して、その出来映えや効果を評価するということがより明確化された要求事項となりました。
(6)力量
「力量」の1行目の「組織の環境パフォーマンスに影響を与える業務をその管理下で行う人(又は人々)に必要な力量を決定する。」が
「組織の環境パフォーマンスに影響を与える業務、及び順守義務を満たす組織の能力に影響を与える業務をその管理下で行う人(又は人々)に必要な力量を決定する。」となりました。
「順守義務」とは2004年版の「法的及びその他要求事項」を指します。2004年度版は「法的及びその他要求事項」と力量は分けて考えているような表現でしたが、
2015年度版では「順守評価」も力量と関係していることが明確になりました。

(7)内部・外部コミュニケーション
外部と内部の情報伝達を同等に重視する情報伝達戦略の必要性の規定が追加されてます。
7.4項(コミュニケーション)に外部、内部の両情報伝達の一般的な要件を一括しています。
ISO14001(アイエスオー14001)では04年版でもそれぞれの異なる要件を分離して規定しています。
この4.4.3 a),b)が7.4.2、7.4.3項として書き直され、記述が詳細になってます。

いかがでしたでしょうか?

2015年度版の規格では、「ISO(アイエスオー)のための運用はやめにしよう。」といった意図があります。
会社のためのISO(アイエスオー)を運用されていることが求められます。
規格に合ったルールを、シンプルに最小限のものにすれば、その分、運用は楽になります。
言い換えると、ルールを膨らませれば膨らませるほど、運用は重くなり形骸化してしまいます。
立派なルールがあっても、形骸化していたのでは、本末転倒です。

弊社のサービスは、運用可能で、かつ、規格に合ったルールを作成し、運用のサポートまで実施するものです。
お客様のお手間を限りなく『ゼロ』に近づけることが弊社のミッションです。
シンプルにISO14001(アイエスオー14001)を取得されたいとお考えでしたら、ISO総合研究所までご連絡ください。

5人の建設会社でISO9001を取得しよう!

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お世話になっております。ISO総合研究所のコンサルタントの栗林です。
いつもご愛読ありがとうございます。本日は「5人の土木建設会社がISO9001を取る」について書きます。唐突に聞きます。「取得目的はなんですか?」

顧客満足の向上、第3者への信頼、入札条件等いろいろ取得目的はある事でしょう。

目的は違えど「負担が増える」事は共通しています。
特に会社の規模が小さければ小さいほど1人にかかる負担は増えると思います。

ISOは取りたくなければとる必要のないライセンスです。
会社法や労働基準法で義務付けられているわけではありません。
取得するかしないかは任意です。

ではどうして多くの企業がISOを取得しようとするのでしょうか?
その理由の約8割が「お客様、取引先、行政から提示される取引条件」という答えが
ほとんどです。

建設業界では、入札を有利に進める条件のひとつとして、ISOが利用されています。
公共事業の仕事を請け負うには、官公庁への入札申請が必要です。
入札は基本的には誰でもできますが、そうなるとどの建設業者を選んだらいいのわかり
にくい。
そこで、入札に参加する建設業者を選別するための新しい指針ができました。

会社の規模や経営状況を客観的に数値化した「経営事項審査」や「総合評価」によって
建設会社をランク付けしたのです。

上位ランクの建設会社ほど、受注交渉は有利に進みます。
ISOを持っているとそれだけで5点、あるいは10点と総合評価が上がるため(都道府県
によって加点のしかたは異なります)導入を決める企業が多いのも納得です。
ISOとはビジネスの世界への入館証を手に入れるようなもの。
ISOそのものが、成果物を生み出すものではありません。

ISOの担当者が、取得運用業務に取られる時間は年間「587時間」と試算されています。
日数にすると72日間くらい(1日8時間換算)。平均にすれば月に6日(土日を計算に
入れれば)。1年間のうち3カ月はISOに関わっていることになります。

仮に工事部を兼務していたなら、3カ月は工事の仕事(本業)ができない計算です。
毎年3カ月分、非生産活動に携わっていると考えることもできます。

しかも、たいていの場合、担当者になった人は、取得運用業務に対して、決してモチ
ベーションは高くありません。

このように、ISO9001を取得することは、ビジネスの幅が広がるといったメリットと、
非生産活動により、時間、労力がかかるといったデメリットもあるのです。

審査員に聞きました!ISO14001規格改訂でここを指摘したい!

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いつもご愛読ありがとうございます。
ISO総合研究所コンサルタントの藤川です。
さて、2015年に開始されたISO14001の規格改訂もあり、つもる次回審査に向けて皆様ご準備していると思います。
このISO 14001:2015発行後、36ヶ月以内に移行を完了(認証書を発行)する必要があります。
今回、このブログを記載するにあたって、いくつかの審査機関に電話しました。
審査機関についても、各審査機関の特徴として
①外資系、
②古くからある審査機関、
③現場を大事にする審査機関、
④お客様数が減少傾向にある審査機関
に電話しました。
今回上記4つの審査機関に規格改定に伴った指摘事案を聞いてきましたので、下記に記載します。
ちなみに、①外資系、④お客様数が減少傾向にある審査機関からはお答えできないとの回答を頂きましたので、今回は②番、③番の審査機関から聞いたお言葉を記載させて頂きます。

②古くからの審査機関

・規格改定で見られるポイントはどこ?新項番はどこを見ますか?
かなり変更されます。今回の規格改定は主に事業との統合捉えられているので、今までは受注金額等ににスポットをあてていたが、今回は改定に伴って変更していく。
9001は大分変更するか14001はそこまで変更はなし。
・規格改定に伴って現状確認されていた箇所も変わる?
⇒変わる。具体的にどこが変わるとは言えないが、規格としての守備範囲が変更になる。
14001では、例として委託先を見ていたが、ほんとに委託先だけでいいのか?委託先も考えなくてはいけないのではないか等、深く突っ込む必要が出てく る。例えば、家電をリサイクルに出したとするならば、そのリサイクル業者は自社とどう関わり合いがあるのか?環境にどう影響してくるのか?等
・改善事項、指摘事項の判断基準は変わるのか?
⇒ 逆に統一される。現状、各項番について専門性・分野等によって個々の審査員の独特な意見が強くあったかもしれないが、今回の規格改定では、社内で各要求事項の切り口・言い方等を勉強している。もちろん時間がたつと個々の意見が反映されていくかもしれないが、現状では統一された考え方で審査に向かっていくと 思う。
前提として、移行審査では不適合は出さない考えを持っている。1社でも不適合をだすと、いくつかの不適合でこの考えは間違っていないなど、審査員同士の考えが合わなくなる可能性を避けるため自社で1年間で良く考え、自社の仕組みに構築していってほしい思いがある。
・規格改定に伴って一番重要なのは??
⇒先ほども言ったが、基本的には指摘を出さない。しかし手順などを考えていないと不適合をださないといけないため、わからないなりにも変更、手順は構築してほしい
こちらも手順を作っていると、会社として決定した目的・目標への道案内はある程度はできるからまずは、スタートラインを作る事を意識してほしい。

 

③現場系の審査機関
・規格改定で見られるポイントはどこ?新項番はどこを見ますか?

⇒規格改定で変わった場所をメインで見ます。もちろん以前と変わっていない場所も確認はしますが、規格改定に伴った移行審査では新しい規格項番の手順、及びルールが策定されているかを確認していきます。

・規格改定に伴って現状確認されていた箇所も変わる?

⇒基本的に弊社は新項番と現状あった項番ともに変更に関して変更するつもりはないです。
今まで通り、自社で行っている業務をどう組み込んでいけているかを確認していきます。
もちろん、新項番によって業務に直結した仕組みを構築しているかをメインで確認しますが、うちはもともと業務に直結しているかをメインで見ているので大きな変更はないです。
・改善事項、指摘事項の判断基準は変わるのか?

⇒変えるつもりもない。規格改定に伴った審査というが、基本は意識しなくてもよい。
もちろん手順が構築できていない、様式がないなどは指摘としてあがるが手順が無い事はない。必ずあるのでそれを見つける事が重要。そうすると文書化要求がなければ基本的には改善事項で終わる。

・規格改定に伴って一番重要なのは??

⇒一番重要して欲しい事は、ストーリー。どのように構築し、計画し、周知し、策定できたのか?そのPDCAサイクルが一番大事。会社に周知し、手順化できていれば後はその手順に対してアドバイスのような改善事項を出すだけ。

 

以上となります。
どうしても会話調で聞いてしまったのでレポートみたいになってしまいましたが…(笑)
今回は2社からお伺いできましたが、2つの審査機関から強く言われた事がありました。
「わからないなりにも手順を構築すること。それが一番大事」との事でした。
たしかに、何かをスタートする為にはまずルール、やり方を策定すること。そしていかに従業員の方々にそれを周知するかが重要です。
そのスタートラインをどう構築していくのかを審査で確認されるかもしれません。
問題はスタートラインが目的に向かって真っすぐ向いているかどうか。
もし道しるべがずれているかどうか確かめたい時は是非弊社コンサルタントまで一度ご連絡下さいませ。
反れた道を戻すよう努力させて頂きます。