ISO9001:2015(QMS)の規格改定する際に抑えておきたい7のこと

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いつもご愛読いただきありがとうございます。

ISO総合研究所コンサルタントの藤川です。

 

 

 

本日はISO9001:2015(QMS)の規格改定についてお話させて頂きます。

 

2015年9月に国際規格のISO9001:2015(QMS)が改訂され、11月には日本語訳されたものが発行される予定になっています。今回のISO9001:2015(QMS)の規格改定は2008年に改訂されて以来約7年ぶりです。同時に改訂されたISO14001(アイエスオー14001)は2004年に改訂されて以来なんと約11年ぶりの規格改定になっています。

 

そこで今回はISO9001:2015(QMS)の規格改定する際に抑えておきたい7つのことをまとめてみました。

 

 

 

①規格改定の為にどのぐらい費用が必要になるのか?

当社で独自にアンケートを実施した結果、20万円~40万円の費用をかけると回答した企業が多くなっています。自社でISO9001:2015(QMS)の規格改定の作業を進めるために勉強会やセミナーに参加する企業が多いみたいですね。

 

 

 

 

 

②いつまでに改訂すればいい?

実はISO9001:2015(QMS)の規格が改訂されたから次の審査には即新しい内容で審査を受けなければいけないなんてことはないんです。ISO9001:2015(QMS)の改訂内容が広範囲で、仕組みの基本的改訂部分もある為、移行スケジュールには2年の猶予期間が与えられているんです。

 

 

 

③文書化の要求がなくなった!?

ISO9001:2015(QMS)が2015年版の規格になって大きく変わることといえば、品質マニュアルの作成、管理責任者の設置が必須ではなくなったことです。代わりに「文書化された情報」を保持するという新しい要求がでてきました。

品質マニュアルの作成は必須ではなくなりましたが、マニュアルや手順書を活用した方が運用しやすいのであれば、今後も活用した方が良いようです。しかし、今までの文書の量や作業量が多くて困っているということなら、ISO9001:2015(QMS)の仕組みを合理化してシンプルな運用に変えていく良い機会になってくるかもしれません。

 

 

 

④新規格の勉強はしないといけない!?

新規格の勉強をするのは時間がかかってしまうのでムダにしかなりません。2008年版と変わったところだけ最低限把握できていれば問題ないです。また、ISO9001:2015(QMS)の運用をアウトソースすることに消極的な会社が多いですが、自社で勉強してISO9001:2015(QMS)を運用してしまうとムダな仕組みを作ってしまうことにもなりかねません。何よりも時間とお金が一番ムダにかかってしまいます。

ISO9001:2015(QMS)のことに時間とお金を必要以上にかけてしまうことはムダでしかないので、ISO9001:2015(QMS)のことはプロに任せて本業に集中できる環境をつくりましょう。その方が規格に合ったルールを最低限必要なシンプルなものにできて、運用が楽になりますよ。

 

 

 

⑤規格改定の前に整理していますか?

規格改定に当たって今ある品質マニュアルや手順書を見直ししなければいけません。新しい品質マニュアル、手順書に変える前にいらない、ムダなルールの見直しをやっていますか?

まずは今あるルールを整理することから初めてください。整理とは「いる物といらない物を明確にし、最少必要限度までいらない物・使わない物をとにかく捨てる」ことです。次にルールを整頓してください。整頓とは「必要な物を必要な時に、すぐ使える状態に保てるようにする」ことです。

このように最低限のものにしてから改訂すれば品質マニュアルだけを修正すれば規格改定の対応ができます。

 

 

 

⑥改訂のタイミングで審査機関を移転する!

初めてISO9001:2015(QMS)を取得した時から審査機関を移転しましたか?今までは特に理由がなければ審査機関を移転するタイミングは無かったと思います。今回のISO9001:2015(QMS)規格改定は審査機関を移転する良いタイミングになると思います。

ISO9001:2015(QMS)の古い時代に活躍していた審査機関を使うのは時代に合わなくなってきています。当社で紹介している審査機関等、現在では実務に合わせて重箱の隅をつつくような審査をしない審査機関が増えてきています。

もしご興味がありましたら、ISO総合研究所コンサルタントの残田までご連絡ください。審査費用の価格交渉までやりますよ!

 

 

 

⑦マニュアルサンプルを手に入れろ!

ISO9001:2015(QMS)の規格改定を進めるにあたって、まずはマニュアルの完成形のサンプルを手に入れましょう。マニュアルの完成形のサンプルがあるだけでも規格改定の作業が効率よく進みますよ。

他社でISO9001:2015(QMS)を取得している企業があれば、改定後の品質マニュアルを参考にさせてもらうことをオススメします。当社からでよければISO9001:2015(QMS)に対応した品質マニュアルのサンプルをお配りしていますよ。是非一度お問い合わせください。

 

規格改定をどうすれば良いかわからない、新規取得したいけど何から手を付ければ良いかわからないといったことがあれば、是非一度ISO総合研究所のコンサルタントにお問い合わせください。

ISO9001:2015年度(QMS)規格改定8.4.1一般 規格解釈

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いつもご愛読いただきましてありがとうございます。

ISO総合研究所コンサルタントの鈴木と申します。

 

さて、今回は「ISO9001:2015年(QMS)規格改訂8.4.1項「一般」規格解釈」というテーマで書かせていただきます!

 

規格改訂って何をすればいいの?

何が増えるの?

書類は増えるの?

やることは増える?

規格改訂大変そう…

というか、よくわかりません!!!

 

という声はたくさんいただきます。

ごもっともです。わからないですよね…

 

では、まずは2008年版と2015年版の要求事項に書かれている部分を見てみましょう。

 

 

□ISO9001:2008版(QMS)

4.1 一般要求事項

組織は,この規格の要求事項に従って,品質マネジメントシステムを確立し,文書化し,実施し,維持しなければならない。また,その品質マネジメントシステムの有効性を継続的に改善しなければならない。

組織は,次の事項を実施しなければならない。

  1. a) 品質マネジメントシステムに必要なプロセス及びそれらの組織への適用を明確にする(2 参照)。
  2. b) これらのプロセスの順序及び相互関係を明確にする。
  3. c) これらのプロセスの運用及び管理のいずれもが効果的であることを確実にするために必要な判断基準及び方法を明確にする。
  4. d) これらのプロセスの運用及び監視を支援するために必要な資源及び情報を利用できることを確実にする。
  5. e) これらのプロセスを監視し,適用可能な場合には測定し,分析する。
  6. f) これらのプロセスについて,計画どおりの結果を得るため,かつ,継続的改善を達成するために必要な処置をとる。

組織は,これらのプロセスを,この規格の要求事項に従って運営管理しなければならない。

要求事項に対する製品の適合性に影響を与えるプロセスをアウトソースすることを組織が決めた場合には,組織はアウトソースしたプロセスに関して管理を確実にしなければならない。これらのアウトソースしたプロセスに適用される管理の方式及び程度は,組織の品質マネジメントシステムの中で定めなければならない。

 

注記1 品質マネジメントシステムに必要となるプロセスには,運営管理活動,資源の提供,製品実現,測定,分析及び改善にかかわるプロセスが含まれる。

注記2 “アウトソースしたプロセス”とは,組織の品質マネジメントシステムにとって必要であり,その組織が外部に実施させることにしたプロセスである。

注記3 アウトソースしたプロセスに対する管理を確実にしたとしても,すべての顧客要求事項及び法令・規制要求事項への適合に対する組織の責任が免除されるものではない。アウトソースしたプロセスに適用される管理の方式及び程度は,次のような要因によって影響され得る。

  1. a) 要求事項に適合する製品を提供するために必要な組織の能力に対する,アウトソースし

たプロセスの影響の可能性

  1. b) そのプロセスの管理への関与の度合い
  2. c) 7.4 の適用において必要な管理を遂行する能力

 

 

□ISO9001:2015年版(QMS)

8.4 外部から提供されるプロセス、製品及びサービスの管理
8.4.1 一般
組織は、外部から提供されるプロセス、製品及びサービスが、規定要求事項に適合していることを確実にしなければならない。
組織は、次の事項に該当する場合には、外部から提供されるプロセス、製品及びサービスに適用する管理を決定しなければならない。

a) 外部提供者からの製品及びサービスが、組織自身の製品及びサービスに組み込むことを意図したものである場合
b) 製品及びサービスが、組織に代わって、外部提供者から直接顧客に提供される場合
c) プロセス又はプロセスの一部が、組織の決定の結果として、外部提供者から提供される場合

組織は、規定要求事項に従ってプロセス又は製品・サービスを提供する外部提供者の能力に基づいて、外部提供者の評価、選択、パフォーマンスの監視、及び、再評価を行うための基準を確立決定し、適用しなければならない。組織は、これらの活動及びその評価によって生じる必要な処置について、文書化した情報を保持しなければならない。

 

 

□ISO9001:2015年版(QMS)規格が要求していること

・購買などで外部から提供されるプロセス、製品及びサービスをしっかりと管理すること。

・外部提供者を評価、選択し、採用すること、さらにパフォーマンスの監視、再評価をすること。

・外部提供者と外部から提供されるプロセス、製品及びサービスが悪影響を及ぼさないようにしておくこと。

・外部提供者への要求事項は伝達する前にきちんと確認をしていくこと。さらに外部提供者にはしっかりと伝達すること。

 

 

はい、ここまで見て頂ければわかるかもしれませんが、2008年度版の規格内容との変更点はほぼほぼございません。表現が一部(「供給者」が「外部からの提供」「プロセス、製品、サービス」「外部提供者」変更になっていることと、8.4.2に一部に内容が独立したことだけです。

 

つまり、規格改定で必要になってくることはマニュアルの一部の内容を分割するだけで、

そっくりそのまま利用できちゃうんです。特に新しく何かをしなければいけないということは全くございません!!

 

今回は「ISO9001:2015年(QMS)規格改訂8.4.1項「一般」規格解釈」というテーマで書かせていただきました。

また読んでいただけることを楽しみにしております。

ありがとうございました。

 

ISO9001:2015(QMS)規格改訂対応って何をするの

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いつもご愛読いただきましてありがとうございます。

ISO総合研究所コンサルタントの藤川です。

今回はISO9001の規格改訂っていったい何をするの?の詳細なブログを書かせて頂きます。

 

 

ISOの規格改訂は定期的に行われるものです。大体10年以内の間隔で新たにルールが変わり、規格の改訂が必要となります。以前では、ISO9001:1994、ISO9001:2000、ISO9001:2008と1994年、2000年、2008年に改訂が行われています。

ISO9001に関して言えば2000年に改訂された際に、大幅に今までのISOから改訂され、現在のISO9000シリーズの元となっております。今回の改正は2015年9月15日にISO9001:2015が発行されました。JISQ9001:2015は11月20日に公示されましたので、3年間の期間内には多くの企業が改訂をされると思います。その為に、どのように対応していけばよいかを追加項目の解説をふまえてご説明していきます。

 

 

①規格要求事項が「4章~10章」の章立となっています。

4章⇒組織の状況

5章⇒リーダーシップ

6章⇒品質マネジメントシステムに関する計画

7章⇒支援

8章⇒運用

9章⇒パフォーマンス評価

10章⇒改善

 

 

②従来なかった新しい要求事項が追加されています。

4.1 組織及びその状況の理解

組織の意図した成果に影響を及ぼす「会社内部の課題」・「外部の課題」を特定し、監視し、レビューする。

4.2 利害関係者のニーズ及び期待の理解

組織に関連ある利害関係者を特定し、その利害関係者のニーズ及び期待を特定し、監視し、レビューする

 

 

③トップマネジメントの関与が強化されています。

5.1.1 品質マネジメントシステムに関するリーダーシップ及びコミットメント

トップマネジメントは、次に示す事項によって、リーダーシップ及びコミットメントを実証すること。

 

a)品質マネジメントシステムの有効性に説明責任を負う。

b)品質マネジメントシステムに関する品質方針及び品質目標を確立し、それらが組織の状況及び戦略的な方向性と両立することを確実にする。

c)組織の事業プロセスへの品質マネジメントシステム要求事項の統合を確実にする。

d)プロセスアプローチ及びリスクに基づく考え方の利用を促進する。

e)品質マネジメントシステムに必要な資源が利用可能である事を確実にする。

f)有効な品質マネジメントシステムに必要な資源が利用可能である事を確実にする。

g)品質マネジメントシステムがその意図した結果を達成することを確実にする。

h)品質マネジメントシステムの有効性に寄与するよう人々を積極的に参加させ、指揮し、支援する。

i)改善を促進する。

j)その他の関連する管理層がその責任の領域においてリーダーシップを実証するよう管理層の役割を支援する。

 

 

④ISO活動と事業活動の一体化を求めています。

5.1.1品質マネジメントシステムに関するリーダーシップ及びコミットメント

b)品質マネジメントシステムの方針・目標を確立し、組織の戦略的方向性及び組織の状況と両立させること。

d)事業プロセスの品質マネジメントシステム要求事項の統合を確実にすること。

 

※ISOの為に作業するのではなく、日常的な活動と要求事項が一体化することを求めています。今まで形骸化していた管理の仕組みを、より実務と一体化した仕組み作りへとしていく努力が必要となります。

トップマネジメントは、強いリーダーシップを持って、事業活動とISO要求事項の一体化を実証することが求められています。

 

⑤あらかじめリスクを考慮したマネジメントシステムの構築が要求されています。

6.1.1品質マネジメントシステムの計画を策定するとき、内外の課題及び利害関係者のニーズと期待を考慮し、次の事項について取組む必要のあるリスクと機会を決定すること。

a)品質マネジメントシステムが、その意図した成果を達成できることを確実にすること

b)望ましくない影響を防止または低減する。

c)継続的改善を達成する

 

6.1.2組織は以下の事項を計画すること

a)上記によって決定したリスク及び機会に対処する活動

b)次の事項を行う方法

1)その活動の品質マネジメントシステムプロセスへの統合及び実施

2)その活動の有効性の評価

 

 

⑥文書と記録の概念が共通化されます。

文書と記録の区別がなくなり、「文書化した情報」となります。

紙媒体、電子情報、画像、音声、図面、看板、絵、写真なども「文書化した情報」となります。「文書化した情報」と言う用語に変わりましたが、従来の「文書管理」、「記録の管理」という意味合いは残っております。

 

 

⑦有効性の評価の明確化が求められます。

9.1.1組織は、品質パフォーマンス及び品質マネジメントシステムの有効性を評価すること。

測定可能な結果やパフォーマンスに基づいて、マネジメントシステムの意図した成果が達成されたかを評価(結果を重視)

 

 

⑧9001独自の変更・新規の要求事項

(1)適用範囲除外という記載がなくなります。

(2)6つの手順の文書化要求、品質マニュアル作成要求がなくなります。

(3)「7.1.6組織の知識」が新しい要求事項として追加されます。

(4)「8.5.6変更の管理」が新しい要求事項として追加されます。

 

 

上記でご紹介させて頂きました内容が、今回の2015年版の改訂で変更となりました。

項番が変更となりましたが、項番変更以外の内容に関しては、2008年版を元に追加を行なえば、必ずしも品質マニュアルを新しく作りかえる必要はございません。さらに言えば、品質マニュアルを作らなくても、会社のルールが記載されたクレドや経営計画書、又それに代わるものでISOの運用ができてしまうのです。

 

改訂に伴い、自社での追加要求はございません。今回新しくなった項番や追加された内容が、現在自社でどのように活用されているかを洗い出していくことが、ISO9001:2015では重要かと思っております。上記記載の通り、一番の変化はより日常業務に沿った形で、形骸化されたルールはいらないのです。より会社の必要なシステム作りの為に、まずは現状を知ってみてはいかがでしょうか?

 

何か、お困り事があれば、弊社コンサルタントに気軽に相談してくださいませ。

きっと役立ちます。

 

 

 

 

 

 

ISO14001:2015(EMS):金属プレス加工会社で出した内部監査指摘事例

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いつもお世話になっております。

ISO総合研究所コンサルタント兼非公認ビジュアル担当の堀田です。

 

今回は内部監査について取り上げます。

内部監査というとISO9001:2015(QMS)でもISO27001:2013 (ISMS)でも、そのほかPマーク(プライバシーマーク)と呼ばれる個人情報保護の規格でも登場する、ある意味マネジメントシステムの肝になる部分といってもいいかもしれません。

実際に内部監査のお手伝いをして指摘としてだしたもの、過去の資料を見ていて知ったもの、人から聞いたものなどありますが、本当に指摘の内容は様々。

納得するものもあれば感心してしまうもの、首をひねってしまうものまであります。

その指摘事項によって対象部門のルールが変わることもあれば、会社全体のルールに影響してしまうこともあります。

良い影響が出ればよいのですが、残念ながら必ずしもそうとは言えません。

客観的にみると悪い方向へと進んで行ってしまっているケースも何度も見てきました。

それだけ、慎重にならないといけない。でも改善の機会ですのでうまく利用してほしい。

それだけどのような指摘をだすのか、内部監査というひとつのチェック機能を使うのかというのは重要なことだということです。

 

 

前置きが長くなりましたが、前段の内容を踏まえたうえでどのような内部監査事例があるのか、いくつか紹介します。

重ねてですが、様々な内容の指摘事項がありますのですべてを紹介はできません。少し切り口を変えた内容のものを紹介できればと思います。

 

 

ここでは、シチュエーションを絞って事例をご紹介します。

ということでタイトルの話題に戻ります。

タイトルは、「金属プレス加工会社でだした内部監査指摘事例」でした。

シチュエーションはこれです。規格はISO14001(EMS) :2015、環境マネジメントシステムです。

金属加工といってもいろいろありますが、あまり限定はしません。

また、シチュエーションを絞って実例を紹介しますが、あまりそのお仕事に偏らない内容で紹介できればと思います。

ですので、ISO14001(EMS):2015をとっているけど別のお仕事であったり、ISO9001(QMS):2015をとっている同業者の場合でもなるべく参考になるように、こんな内容で出ているところもあるんだなーくらいで見てもらえると、視野が広がったり広がらなかったりします。

なお、実例をそのままあげようと思いますが、指摘の文面をそのまま載せると読みにくく、専門性が強く出てしまうため、何点かを簡略化してあげてみます。
※以下はJIS Q 14001:2004(ジスキュー14001:2004)の要求事項です。
 

・4.2
環境方針に係るところです。
内容もさることながら、その取扱いについて意外と抜けてしまうことが多いようです。

例)環境方針が従業員に周知されていません。
例)一般の人が入手可能な仕組みになっていません。

要素だけ抜き出すととても簡潔な内容です。
少し細かな部分と感じると思いますが、方針の取り扱いに関してはISO14001(EMS) :2015に限らず、ISO9001(QMS) :2015やそのほかのマネジメントシステムでも基本的なところです。
難しいことでもありませんし、基本的なところである分、なにかと抜けがちです。
また、外部審査などが入った際に急に聞かれてあたふたするケースも見受けることが割とありますので、内部監査の際に簡単に聞いてみましょう。
例えば、事務所への掲示はあっても工場内の掲示がなくほんとに知らなかったというケースや、工場に掲示しているものが埃などで汚れていたため、内部監査が入るからとわざわざ新しく出力して張り替えたら古い方針だった、という実例もあったりします。

・4.3.1
環境側面です。
一度抽出するとなかなか大幅な更新がないという方も多いのではないでしょうか?

 

 

例)新規の案件(材料、製品等)が発生する予定がありますが、環境側面として特定されていません。

 

 

環境側面はISO14001(EMS):2015の中でどうしても複雑になりがちであり、理解もしにくいと思われがちな部分です。そもそも環境側面という言葉自体、普段使うものでもありませんし、このISO14001(EMS) :2015という規格の要求事項の中でもイメージがつきにくいかもしれません。

シンプルに言えば、普段やっているお仕事をリストアップして、それらがどのように環境に影響を与えているのか考えてくださいといったところ。プレス機器を使うようなケースではできてくる製品に関わってくるものですし、サービス業ではサービスそのものだったりもします。

そして一番気をつけないといけないのは、この環境側面の項目が何を目的としているかというところ。

この規格のこれ以降(この要求事項以降)の項目になってきますが、目的を決めたり、やることを決めたり、法律が守られているのか確認したりします。

目的が何か。これもシンプルにいってしまえば、それらをする事前準備といったところです。PDCAでいうところのP、planの段階です。

少し脱線してきているので元に戻すと、この項目は準備をするところなので、今ある製品に関するものも当然ですが、これから発生が予定される部分まできちんと把握しておく必要があります。

そこまできちんと見ておいて、どのような影響があるのか、重要な事は何なのかをきちんと見極め、必要な実施事項を決めていきましょうということです。

 

 

・4.4.2

力量、教育訓練のところです。ISO14001(EMS):2015では、「力量、教育訓練及び”自覚”」となっていますので注意です。

 

 

例)著しい環境側面について自覚させるための活動が実施されていない

 

 

ISO9001(QMS):2015には出てきませんので、そちらをやっていると脱落しがちなのがこの、“自覚させる”というところ。

特に、著しい環境側面というのは、“著しい”といっているくらいなので特に注意してみていかないといない部分になります。特別注意扱いなのに何もしないというのはいけません(と規格から読み取れます)。

著しいという言葉も普段あまり使うことがないと思いますので、なかなか理解がしにくいと思いますが、なんだか特に気をつけないといけないもの、重要なもの、くらいでひとまず置き換えて考えてみてもらってもいいかもしれません。

重要なものについては当然、それについて従業員にわかっておいてもらわないと困ります。

組織にとって大きな影響を与えるものもあれば、中には人そのものに影響があるものもあるかもしれません。そのようなものは、それに関連する仕事をする方にはきちんと分かっておいてもらう必要があります。

 

 

数としては多くも紹介しきれず、まだまだ紹介したい事例も数多くありますが、ひとまず一区切りとします。といいますか、突拍子がなさすぎてあまり書けない内容などもありますので、この辺で自粛します。

金属プレス加工というとどうしても音の問題や溶剤の管理、廃棄物の処理などに目が行きがちです。

それらももちろん重要ですが、審査を乗り切るという一つの通過地点をスムーズに超えるためにも、基本的なところが抜けないようにしていくことも必要です。

基本的な部分に行くほど、どうしても規格本文と格闘しなければいけないという面倒さも実際出てきますので、そのあたりは何を内部監査のテーマとして掲げるかをはっきりさせておくと良いと思います。

規格の改訂などもありましたので、一度基本的なところをという観点の監査が必要であれば、専門知識を持った方に話を聞いてしまうのが一番近いのは言うまでもありません。

 

 

監査についてのお困りごとや内部監査事例をもっと知りたい、その他の内容についてでも、多少なりご興味がございましたらお聞かせください。

土日祝日は相談できませんが、サービス説明やご相談には無料出張で伺わせていただきます。

ISO9001:2015 (QMS) 「8.6 製品及びサービスのリリース」

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いつもご愛読ありがとうございます、

ISO総研 小嶋です。

 

ISO9001 (QMS)が2015年版に改訂されたときに増えたものですね。

皆さんが最も気になっているところではないでしょうか?

何を要求されているのか?

まず、要求事項を見てみましょう!

――――――――――――――――――――――――――――――――――

組織は、製品及びサービスの要求事項が満たされていることを検証するために、適切な段階において、計画した方法を実施しなければならない。合否判定基準への適合の証拠を保持しなければならない。

適合の検証に関して計画した方法が問題なく完了するまでは、顧客への製品及びサービスのリリースは行ってはならない。ただし、当該の権限をもつ者が承認したとき、及び該当する場合に顧客が承認したときは、この限りではない。文書化した情報は、顧客への引渡しのために製品及びサービスのリリースを正式に許可した人に対するトレーサビリティを提供しなければならない。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

【トレーサビリティとは】
ISOでいう「トレーサビリティ」とは「考慮の対象となっているものの履歴、適用又は所在を追跡できること」と説明されています。ISO9001:2000年版では、7.5.3項 識別及びトレーサビリティには、「トレーサビリティが要求事項となっている場合には、組織は、製品について固有の識別を管理し、記録すること。」とあります。

つまり、ある製品がどこで誰によって作られ、工程はどのようにして進み、出荷後の製品はどのようにして配送され、現在どこにあるかというようなことがわかるようにしておきなさいということです。形のある製品には、一般人にはわからないように固有の記号が打ってあり、クレームになった場合に、究明できるようになっている。これがトレーサビリティで、前項で述べた「記録」が非常に重要な役割を担うのです。

記録がなければクレームが起こっても、その原因が把握できず、その後の処置が適切に行えなくなります。また、是正処置もとれなくなり、同じミスが繰り返されるかもしれない。これらの予想される様々な事項を各工程の随所でチェックし、記録として残しておくことで、最終的には製品のレベルアップにもつながるのです。

では、サービス業の場合はどうでしょうか。サービス業では提供したサービス自体に識別番号をつけることは難しい。だから、記録としては、社内で様々なフォーマット等に記録として必要な事項を残しておくことになります。その中にはお客様と直接会話した内容、時間、場所なども記されていることもあります。

 

【8.6 製品及びサービスのリリース】
8.6では、顧客に製品及びサービスを確実に提供する場合、提供までのプロセスの安定化、品質の確認を要求しています。また、「引き渡し」とは「顧客に製品及びサービスを提供する」ことを意味し、「リリース」とは「製品及びサービスを顧客や後工程に引き渡すための活動の完了を確認すること」を意味しています。

 

ISO9001:2008「8.2.4 製品の監視及び測定」「7.4.3 購買製品の検証」がひとかたまりになりました。製品・サービスの検査や出荷許可の手順の確立、記録の保持を求めています。2008年版「~リリースを正式に許可した人を、記録しておかなければならない」から「~許可した人に対するトレーサビリティを提供しなければならない」に変更されました。だれが許可したかわかるようになっていればよいです。

リリース、という言葉がまたもや拒絶反応やクエスチョンマークを呼びそうな規格。ここで言うリリースとは、平たく言うと「次工程への引き渡し」を意味しています。

・  受入検査=合格したから、在庫置き場や作業現場に持って行って良い

・  工程内検査=合格したから、次の工程に持って行って良い

・  最終・出荷検査=合格したから、客先へ出荷して良い

以上のように、検査という仕事を【リリースのための関門】として適切な内容で設計し、実施しなさいという要求事項です。ISO9001に関連してとても多くいただくご質問として、a)  材料・部品の受入検査は、必ず自社で抜き取り検査をしなくてはならないのか?

  1. b)受入検査では、必ず自社で寸法を測って記録しなくてはならないのか?

以上のようなものがあります。答えはいずれもNOです。a)については、材料・部品メーカーが行った検査の記録を受け取り、それを信頼しても良いですし、b)にも関連して言えばカタログ品でまず品質にバラツキが無いような製品であれば、納品書に書かれた品番・個数に誤りが無いことを確認するだけでも良いです。

いずれの場合も受け取った記録に、確認した者が捺印・サインする等して記録を残す必要はありますが、抜き取り検査や寸法検査が必ず必要だというわけではありませんので、注意が必要です。

もちろん逆に言えば、品質のバラツキが大きい製品である場合や、厳しい基準への適合が求められる場合、または特殊な計測を行わないと品質が保証できないような製品については、より厳しい検査を自社で行う必要がある場合もあります。

その製品に求められる品質などによって、その必要性は異なります。そこを客観的に見極めてルール作りを行うことが、身の丈にあったシステム作りとしては大切なところです。

厳しい管理基準を設けた一部の製品の管理方法を、管理基準のゆるい製品にまで適用して、現場が立ち行かなくなったケース等もありますので、十分注意が必要です。

ぜひ一度ISO総合研究所にご相談してください!

いや困る前にご相談ください!!!

 

ISO9001:2015 (QMS) 2015年版 9.2 内部監査規格解釈

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ISO総合研究所の栗林です。

早速ですがISO9001:2015 (QMS) 2015年度版では何を要求されているのか?

まず、新しい要求事項を見てみましょう!

 

■2015年度版

9.2 内部監査

9.2.1  組織は、品質マネジメントシステムが次の状況にあるか否かに関する情報を提供するために、あらかじめ定めた間隔で内部監査を実施しなければならない。

 

  1. a) 次の事項に適合している。

1) 品質マネジメントシステムに関して,組織自体が規定した要求事項

2) この国際規格の要求事項

  1. b) 有効に実施され,維持されている。

 

9.2.2 組織は,次に示す事項を行わなければならない。

  1. a) 頻度,方法,責任、計画要求事項及び報告を含む,監査プログラムの計画,確立,実施及び維持。監査プログラムは,関連するプロセスの重要性、組織に影響を及ぼす変更、及び、前回までの監査の結果を考慮に入れなければならない。
  2. b) 各監査について,監査基準及び監査範囲を定める。
  3. c) 監査プロセスの客観性及び公平性を確保するために,監査員を選定し,監査を実施する。

d)監査の結果を関連する管理層に報告することを確実にする。

  1. e) 遅滞無く、適切な修正を行い、是正処置をとる。
  2. f) 監査プログラムの実施及び監査結果の証拠として,文書化された情報を保持する。

 

あんまり変わっていない気がします。

 

次に2008年度版を見ていきましょう

 

■2008年度版

組織は,品質マネジメントシステムの次の事項が満たされているか否かを明確にするために,あらかじめ定められた間隔 で内部監査を実施しなければならない。

 

a)品質マネジメントシステムが,個別製品の実現の計画(7.1 参照)に適合しているか,この規格の要求事項に適合しているか,及び組織が決めた品質マネジメントシステム要求事項に適合しているか。

b)品質マネジメントシステムが効果的に実施され,維持されているか。

 

組織は,監査の対象となるプロセス及び領域の状態及び重要性,並びにこれまでの監査結果を考慮して,監査プログラムを策定しなければならない。監査の基準,範囲,頻度及び方法 を規定しなければならない。

監査員の選定及び監査の実施においては,監査プロセスの客観性及び公平性を確保しなければならない。監査員は,自らの仕事を監査してはならない。

 

監査の計画及び実施,記録の作成及び結果の報告に関する責任,並びに要求事項を規定するために,“文書化された手順”を確立 しなければならない。監査及びその結果の記録 は,維持しなければならない(4.2.4 参照)。

監査された領域に責任をもつ管理者は,検出された不適合及びその原因を除去するために遅滞なく,必要な修正及び是正処置すべてがとられることを確実にしなければならない。フォローアップには,とられた処置の検証及び検証結果の報告を含めなければならない。

 

規格の趣旨は変わりません。

条項の趣意

顧客満足を確実に実現させる効果的な品質経営であるために、 トップマネジメントによる統制活動としての内部監査活動の適用の必要を規定し、内部監査がその目的に沿って効果的なものであるための計画、実行とその管理に関する要件を規定しているようです。

 

規定趣旨

9.1.1項

組織は、顧客満足の状態の実現の可能性を評価判定し、そのための問題を抽出しなければならない。 ここに、a)は、整えられた品質経営の一連の業務の実行の手はずが組織の存続発展に必要な顧客満足の追求という観点で効果的であるかどうか、また、ISO9001認証取得組織なら品質経営の手はずが規格の要件を満たしているかどうかである。b)は、業務が実際にそれぞれ整えられた手はずの通りに行われているかどうかである。

 

9.1.2項

その目的に沿った効果的な内部監査であるためには、内部監査の手はずは a)~f)の規定を満たして整えなければならず、その手はずに則って内部監査を行わなければならない。

 

a)は、内部監査の活動を監査プログラムに基づいて行う必要の規定であり、内部監査の目的の観点で効果的であるための監査プログラムの作成の要件を規定している。また、b)、c)は、効果的な監査活動であるための要件の規定である。 d)、e)は、内部監査の目的を達成するための内部監査後に必要な活動に関する規定である。

 

改定版への移行対応

➀ 品質経営体制の指針として規格を実践する組織

6.2.2項品質マニュアル記述を含み何も変える必要ない。

 

結論

9.2.2 a)項で、監査プログラムは、「関連するプロセスの重要性」「前回までの監査結果」だけでなく「組織に影響を及ぼす変更」も考慮に入れて監査の頻度、方法等を計画しなければならないことが追加になっています。

9.2.2 d)項で、内部監査の結果は監査され他領域の管理者だけでなく「関連する管理層に報告すること」に変更になりました。「9.2 内部監査」の条項の中に記載がありませんが、「5 リーダーシップ」で管理責任者という役割に関する言及が削除されています。

 

ISO9001(QMS)2015年度版 8.7不適合なプロセスのアウトプットの管理

_shared_img_thumb_AL301_nekutai0320140830131838_TP_Vこんにちは!!

桜が満開に近づき、各地でお花見のニュースが飛び交っていますね!

皆さんの会社ではお花見は開催されていますか?

東京本社では代々木公園で開催され自由参加でした!

私は参加できませんでしたが、寒いながらも楽しそうな様子がFACEBOOKにアップされていましたね!

楽しそうで何よりです!

2016年が始まったかと思っていたら、もう4月です!

あったかくなってきて、るんるん♪気分なのではないでしょうか?

 

さて、今日はISO9001:2015 (QMS) 2015年度版の「8.7不適合なプロセスのアウトプットの管理」について解説します!

まずは要求事項を確認してみましょう!

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

8.7 

不適合なアウトプットの管理 

8.7.1

組織は,要求事項に適合しないアウトプットが誤って使用されること又は引き渡されることを防ぐ

ために,それらを識別し,管理することを確実にしなければならない。

組織は,不適合の性質,並びにそれが製品及びサービスの適合に与える影響に基づいて,適切な処置を

とらなければならない。これは,製品の引渡し後,サービスの提供中又は提供後に検出された,不適合な

製品及びサービスにも適用されなければならない。

組織は,次の一つ以上の方法で,不適合なアウトプットを処理しなければならない。   

a)修正

b)製品及びサービスの分離,散逸防止,返却又は提供停止

c)顧客への通知

d)特別採用による受入の正式な許可の取得

-現状のままでの使用

-製品及びサービスのリリース、継続又は再提供

-特別採用に基づく合否判定

不適合なアウトプットに修正を施したときには,要求事項への適合を検証しなければならない。

8.7.2

組織は,次の事項を満たす文書化した情報を保持しなければならない。

a)不適合が記載されている。

b)とった処置が記載されている。

c)取得した特別採用が記載されている。

d)不適合に関する処置について決定する権限をもつ者を特定している。

9001では、2008年版の7章(製品実現)の要求事項の大部分がこの章に含まれます。

要求事項そのものはそれほど大きくは変わりません。

8.7は不適合なアウトプットの処理法として以下が示されている。

修正、製品及びサービスの分離,散逸防止,返却又は提供停止、

顧客への通知、特別採用による受入の正式な許可の取得。

また、8.7.1b)修正、製品及びサービスの分離,散逸防止,返却又は提供停止、

c)顧客への通知

 

何を言われているか。と言いますと!

 

8.7.1は不適合に対して対応してください!

 

当たり前ですね。皆さん、当然の如くやっていると思われます。

 

製造会社さんを例にして見ましょう!

 

A社からB商品を4月10日までに80個の依頼あったとしましょう。

 

図面を確認して、個数を確認して、納期を確認して。

 

製作して、出荷…

 

しようと思ったら、不具合がある商品がいくつかあることが判明!

 

すでに納期の4月10日…こんな状況だったら何をしますか?

ねらいのとおりに行かなかったことを不適合といい、

要求事項を満たしていないことを言います。

 

この不適合が検出された場合、まず不適合であることをきちんと明示し、識別しなければなりません。

そして次のプロセスやお客様に誤って引渡しをしないように管理する必要があります!

 

上記の場合、不具合のある製品をお客様に引渡しをしてはいけません!

最終の検査で見つかった不具合品はお客様に渡らないように管理する必要があります。

不具合品であることをわかりやすく表示するなど、置き場を決めておくと良いでしょう。

また、何らかの処置が必要でもともとのお客様が要求したとおりに直す修正という方法があります。

修正とは不適合を取り除くことです。

また、謝って使用されないように分別したり

どこかにまぎれてしまわないように防止策を施したり

委託事業者などに返却したり、提供することをやめたりすることで対応できます。

 

誤って不具合品をお客様に引渡しをしてしまった場合や

不具合品が出荷前に検出されたことによってお客様に迷惑がかかる場合などには

迅速にお客様に通知しなければなりません。

 

例えば、今回の場合、お客様との約束の納期に不具合品が見つかったため、

決った数を納期中に納品できないことをお客様に連絡します。

不具合品分を新しく製造しますが、お客様に現状を報告したところ

お客様はすぐ納品してもらった製品で作業に取り掛かりたい!

今ある数だけ納品してくれ!とのことだったので、現状製造できた分を納品することで了承してもらいました。

これを特別採用といいます。

 

要求事項では不適合(今回は不具合品が発見されたこと)やとった処置、特別採用の内容、

不適合に対する処置を決定した権限をもとものに関して文書化した情報が求められています。

一般的には「不適合報告書」「特別採用報告書」など企業ごとに様式名は様々ですが、

こういった様式名が多いかと思います。

 

長々とご説明しましたが、ご理解いただけましたでしょうか?

もっと話が詳しく聞きたい!という方は、ぜひISO総合研究所にお問合わせ下さい!

 

 

 

ISO9001(QMS)、ISO14001(EMS)、ISO27001(ISMS):2015年度版 審査機関について

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ISO総合研究所コンサルタントの河野です。

今回はISOの審査機関移転について、お話させていただこうと思います。

このページを見られているということは、皆さんISO9001(QMS)、ISO14001(EMS)、ISO27001(ISMS)の
いずれかの審査を一度は受けたことがある、
またはこれから受けられる方が多いのではないでしょうか?

そのISO9001(QMS)、ISO14001(EMS)、ISO27001(ISMS)の審査をしてくれる審査機関ですが、
取得してからずっと同じ審査機関に審査をしていただいているのではないでしょうか?

実はこの審査機関は変更することが可能なのです。しかもとても簡単に。
この審査機関を変えてもよいという事実を知らない人も多いのではないかと思います。

そしてこの審査機関を見直すという行為はメリットが非常に大きいという要素を含んでいます。

そこで今回は審査機関の移転に関する様々な疑問にお答えしていこうと思います。

Q.1 ISOの審査機関は移転できるの?

はい、できます。
ISOの本部はスイスのジュネーブにあるのですが、
本部だけで世界中の企業をみることはできないので
各国に認定機関というものを置いています。
日本では公益財団法人 日本適合性認定協会:JAB(http://www.jab.or.jp/)、
イギリスではUKASなどがそれにあたります。
さらにそこから認証を受けたところが皆様の企業に審査に伺う審査機関ということです。
JABに登録されている審査機関だけでも60前後の審査機関があると言われております。
その60前後の審査機関、どこでISOを認証してもよいのです。

Q2.ISOの審査機関移転のメリットは?

まず1番わかりやすいのは審査費用です。
ISOの審査費用は、規模や業種によって一律ではなく、
審査機関によって審査工数や費用がバラバラです。
中には2倍から3倍、審査費用が変わるというところもあるそうです。

次に審査の考え方や手法というのも審査機関によって異なります。
書類中心の審査を行うところもあれば、現場中心の審査を行うところもあります。

例えば御社「実務をそのまま見てほしい」という要望があったとします。それにもかかわらず、
審査機関が『書類や記録類を重視する』というタイプだとしたらどうでしょうか?
御社の方向性と違った審査の方向性になり、当然ですがムダな指摘が増えます。
審査を通して、ムダな指摘が増えないことで、御社の活動にムダがなくなり、よりスムーズな活動が推進できます。

Q3.ISOの審査機関移転のデメリットは?

審査機関が移転されると認証機関のマークが変更されます。
つまり、名刺や会社案内等の印刷物、ホームページにてマークを使用している場合は
変更しなければならなくなります。

ただし逆をいうとそれぐらいしか審査機関を移転するデメリットはありません。

Q4.ISOの審査機関にブランドやマークの価値に違いってあるの?

審査機関にブランドやランクはあるのか?という疑問にもぶつかると思います。
お答えすると答えはNoです。
前述したとおり、ISOは本部から各国の認定機関、
そして審査機関へと委託をしているかたちです。
ですので、あの審査機関の方が質がよいといった差は生まれないのです。

Q5.ISOの審査機関移転はお金がかかるの?

かかりません。
別途費用はかからず審査機関の移転は行うことができます。

Q6.なぜみんな移転をしないの?

審査機関を移転できると知らないというのが一番だと思われます。
または他の審査機関の情報は、自分から情報を集めるなど動かない限り手に入りにくいです。
それにより、ISOの審査機関を移転しようとは思わないため、移転をしないのだと思われます。

Q7.今の審査機関、審査員に慣れてきたので変更したくないんだけど。

審査員に依存することはデメリットも非常に大きいです。
いまの審査員は必ず今後もずっと来てくれるわけではありません。
むしろ同じ審査員が継続で審査に行くことは基本的には正しい審査ではありません。
審査員に依存するのではなく、「方向性がしっかりしている審査機関」を選ぶことで、
御社と同じ方向性の審査機関を選ぶことが本業にあった運用につながります。

Q8.審査機関を変えたら審査にうかりにくくなるのでは?

審査機関は基本的に登録企業を落とすようなことはしません。
どの審査機関も同じように規格要求事項との適合性で御社の課題を見つけてくれます。
安心して審査機関を変更してください。

いかがでしたでしょうか?
審査機関を見直すという行為はメリットが非常に大きいということが理解していただけたと思います。
見積もりだけでもとってみて、検討の材料にしていただけたらと思います。
弊社にご相談いただけたら、御社の要望に合わせた審査機関をご紹介することは可能です。
その際はお気軽にご相談ください。

ISO9001(QMS):2015(QMS)規格改訂(改正)をする時に考慮してほしいこと

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こんにちは。

ISO総合研究所コンサルタントの野瀬です。

早いもので今年も四半期が終わりますね。

春は儚い感じが好きです。

 

 

花粉症でそれどころじゃないよという皆様はどうぞ耐えてください。

そういえば、最近久しぶりに自炊をしてみました。野菜炒めただけですが、

 

 

2年位自炊していなかったことも原因かもしれませんが、調味料が大半使えなくなっておりました。

何でもオーバーホールは必要ですね。

 

 

昔は鶏ガラを買ってきてムダに鶏がらスープを作り、そのスープをカレーにしてみたり、うどんを麺から作ってみたりといろんなものを作っていたなぁと思い出しました。

 

 

 

さて、そんなこんなで今回はISO9001(QMS)が規格改訂されて早くも半年が経過しようとしておりますが、

マニュアル変えなきゃなーとかお考えの皆様に、一つ、いや三つほどお伝えしたいことがございます。

お暇な時間にスマホの画面やPCの画面をスクロールして見てみてください。多分3分くらいで読めると思います。

 

 

其の一、審査機関の選び方

 

 

①どんな審査機関がある?

 

大きく分けて審査機関には2種類あると考えておきましょう。

1つは、検査機関として発足したタイプの審査機関。このタイプは、いわゆるルール(文書)が実務と整合しているかどうかを鍵として審査をします。重箱の隅をつつくというわけではないですが、このタイプには、企業に対して、不必要に文書や書類を要求するケースがあります。

 

2つ目は、審査をサービスとして捉えているタイプの審査機関。このタイプの場合、書類やルールをうまく使って、実務ができているかどうかを主として審査をしてきます。ISOのための書類でなくとも、普段本業で使用している書類やデータがISO9001(QMS)に適しているかどうかを見るわけです。

 

 

②どこを選べばいい?

基本となる、ISO9001(QMS)の考え方に沿って考えてみましょう。

前述した2種類の審査機関が行う審査が、読者である皆様の要求に適しているかどうかを軸に見ると良いかもしれません。

 

その場合の要求は、Q(審査のうけやすさや認証のもらいやすさ)C(審査費用)D(審査日の融通の効きやすさ)によって判断するとよいでしょう。

それは何となくわかるけど、結局どこのQCDが優れているか分からないという企業が多いと思います。

その答については、後述させていただくこととします。

 

 

 

其の二、コンサルタントの要否と選び方

 

 

②コンサルタントは何をしてくれる?

 

大別すると3つの種類にできます。

1)規格の知識を伝える、いわゆる講師タイプのコンサルタント

これは、企業で規格改訂の知識も、また、改訂するための作業も全て可能という場合に知識を得る為に選ばれるタイプです。作業量は増えますが、自社でもISOの知識を蓄えることができます。

 

2)規格の知識だけでなく、フォーマットなども提供するタイプ

前述した講師タイプに加え、フォーマットや、マニュアルの雛形となるものも提供してくれます。このタイプだと、多少負担は減るので、自社でやるけど、そこまで余裕はない。という企業が選んでいます。

 

3)口だけでなく、作業もやるタイプ

フォーマットの提供だけでなく、マニュアルや、運用も事務局としてやってくれるタイプのコンサル。中小企業で規格改訂するための余力が無いという場合や、世代交代してそんな知識もない。暇もない。というケースであればこのタイプを選びましょう。

 

③コンサルタントを使う場合、どれを選べばいい?

 

自社の状況を鑑みて選ぶと良いでしょう。前述の通り、余裕があり、自社で完全に回していきたいという場合は、1)のタイプや2)のタイプを選ばれるとよいです。

そんなに余裕も無いし、従業員にはお客様のための業務をやってほしいなという企業は3)のタイプを選ぶとよいでしょう。

 

 

其の三、今あるものを活用する

 

 

①今あるものでISO9001(QMS)は認証できる?

 

ISO9001(QMS)の2015年版は、今までのISO9001(QMS)の中で、最も実務に寄り添ったものです。

そのため、普段の仕事をしているだけで、ISO9001(QMS)を認証することが出来ます。

 

②どんな書類があれば認証できる?

 

普段使っている書類を活用するようにしましょう。

例えば、公共事業が主な建設業の場合、施工計画書があればISO9001(QMS)は認証できます。他に書類は殆ど不要なほどです。

 

それ以外に、ある製造会社では経営計画書という手帳サイズのツールに会社のルール(お客様への方針や、製造に関するルール)などを記載しており、この手帳のみでISO9001(QMS)を認証することができています。それほどに、今のISO9001(QMS)は実務とリンクしている点が多いのです。

 

 

③今あるものを活用するためのマジックワード

結局今あるものを活用しよう。といっても、実務で使っているものの中で、どれが余計か分からない。現場の人間も管理サイドも把握出来ていない。なんて状況に陥っていて、書類がなんだかんだ言って残ってしまう。ということになりがちですよね。

 

そんな場合に、今あるものだけを活用するための魔法の言葉があります。

それは、「今からISO9001(QMS)を辞めたらどの書類を捨てる?」です。

この言葉でいらない書類やルールを全て無くしてしまいましょう。

そこで残ったシンプルな書類やルールが、今のISO9001(QMS)を認証することが出来る文書です。

 

 

 

ということで、だいたい3分くらいで読めましたでしょうか。無理だったというそこの皆様も、

応援のメッセージでもなんでも結構です。ドシドシお問い合わせくださいませ。

 

父になった男が ISO9001(QMS)を子育てに当てはめてみた

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みなさんこんにちは!

 

いつもご愛読ありがとうございます。

 

先日、子供が生まれました。

似ている芸能人はガッツ石松でした。

看護婦さんからは「お父さん似ですね。」と言われた

ISO総合研究所コンサルタントの竹嶋です。

 

 

 

今日はISO9001(QMS)を子育てにして考えてみようと思い、

2008年版の適用範囲にあわせて考えてみました。

 

 

 

・1適用範囲に関して

竹嶋家の子供

 

 

 

・3用語の定義

竹嶋 寛人:父

竹嶋 優美:母

おじいちゃん:祖父

Pちゃんばあば:祖母

 

 

 

・5.3経営方針

自由に育てる

自分で行動できるように後押しする

 

 

 

・5.4.1目標管理

2022年の小学校に入る前に天才幼稚園児と呼ばれる子供にする

└0~1歳までは毎日6か国の言語を流した部屋で育てる

└2~4歳まで森の中で自生させる

└5~6歳天才児を輩出している幼稚園に入れる

 

※目標が具体的に立っていないため、選択と集中ができていません。

目標立てとしては悪い例ですね。

真似しないでください。

 

 

 

・5.4.2品質マネジメントシステムの計画

└常に継続的改善をイメージし子育てにおいてPDCAサイクルを立てる

 

 

 

・5.5.3内部コミュニケーション

└家族会議:月1回

└翌月の予算と当月の支出の振り返りを行う

└LINE:随時

└家庭に関するホウレンソウを行う

└食事会:月1回

└感謝の気持ちを込め食事に誘く

 

 

 

・5.6マネジメントレビュー

└家族会議にて父が母にアウトプットを行う

└計画に対しての進捗は次回の家族会議にて確認する

 

 

 

・6.2.2

└資格一覧に記載する

└子育ての要素等の力量を含める

 

└教育計画・実績表 を用意する

└自覚教育を含める

└把握できる資格要素だけ含める

 

・力量

└現状

└知識 :なし

└資格 :なし

└やる気:あり

└経験 :なし

└技術 :なし

└接触頻度:週1回

 

└理想(3年後)

└知識 :お昼の番組の育児コメンテーター

└資格 :保育士資格

└やる気:あり

└経験 :

└接触頻度:毎日

 

※理想と現実のギャップから分析すると、計画が立てやすくなります。

3年までにお昼の番組の育児コメンテーターになるために、

本を出して売る等の実行計画が立ちます。

 

 

 

・6.3インフラストラクチャー

 

 a) 建物、作業場所及び関連するユーティリティー(電気、ガス、水道など)

└家(2LDK)くらいほしいと思ってます

 

 b) 設備(ハードウェアとソフトウェアとを含む。)

└育児道具

 

c) 支援業務(輸送、通信など)

└情報を拾うPC

└カーシェアリングの車

 

 

・6.4

└作業環境をベースにする

 

 

・7.1

└月次予算、月間育成計画

 

 

 

・7.2.1顧客要求事項の明確化

└本人が希望する通りの支援

└日記、泣き声のビデオ撮影、嫁からの写真報告、ミルクの消費量簿

 

 

 

・7.2.2顧客要求事項のレビュー

└毎日の写真

└責任者は、父

 

 

 

・7.3.1設計の計画 (※設計の書類も様式番号つけてよい)

└予算計画

└育児計画

 

 

・7.3.2インプットのレビュー

設計のレビューは必ず父が行う

インプットの書類

└アルバム

 

 

・7.3.3設計のアウトプット

└年度別アルバム

 

 

・7.3.4レビュー

└レビューは父が行う

└家族会議のレビューをとおして、検証と妥当性確認を行う

└レビューの結果、変更が必要な事項がある場合は、

予算計画、育児計画に変更を記録をする

 

 

・7.3.5検証

アルバムに保管することで検証とする

└家族会議のレビューをとおして、検証と妥当性確認を行う

└レビューの結果、変更が必要な事項がある場合は、

予算計画、育児計画に変更を記録をする

 

・7.3.6妥当性確認

日々の息子の表情と反応の結果

変更事項がある場合は、予算計画、育児計画に変更を記録をする

 

 

・7.3.7設計の変更 

息子の反応により設計の変更がある場合は、臨時家族会議を開く

 

・7.4.1購買先の評価

 

└新規評価

└母が、家計簿に次月予算を組みインターネットで評価する

評価結果、活用するに値する業者に関しては、父に了承を得て購入する

└継続的な評価に関して

└通常の評価に関しては、消耗品に関しては、

一度了承を得ているものは毎月の予算の範囲内であれば購入可能とする

└予算を超える場合は申請が必要となる

 

・7.4.2購買情報の明確化

└インプット

└1万円以上は、インターネットで妥当性を確認

└アウトプット

└請求書

└納品時の現物

 

・7.4.3購買検証

└検証の結果として、納品書を受け取る

 

 

・7.5.1製品実現の計画

 

・7.5.2

└父が会えないときはLINEで写真を送る

└可愛い写真の記録がある

└母が担当している

 

・7.6測定器の管理

・測定器は壊れたら買い替えることで、管理している

・温度計などは母の体感で管理される

 

・8.2.1内部監査

└父がシンプルルールで実施

 

・8.2.2顧客満足

└表情

└写真

└病院での育成結果

└順調に推移していることで可とする

 

・8.2.3プロセスの監視

設計プロセス

予算計画、育児計画が、前月分にしたがって計画されているかが監視されされている

購買プロセス

値段の安くて機能性がいいものを買っているか監視する

買うことで行動が変わらないものを買っていないか監視する

サービスプロセス

息子が不自由なく自分の意思決定で動ける空間になっているかを監視する

 

 

・8.3不適合の記録

└常に最高じゃないと意識して、改善を行っていく

└不適合が起きた場合は、嫁の日記に記録する

└重大な場合は父のevernoteにも記録する

 

駆け足で書きましたが、いろいろな視点で考えられるISO9001(QMS)は面白いですね。

父の自覚もまだ芽生えていない程度ですが、楽しんでいけたらと思います。