Pマークは今後どうなるか?JAPHICマークの台頭がすぐそこに!!
個人情報を保護しているマークといえば「プライバシーマーク」とお考えですよね。
プライバシーマーク以外にも個人情報を保護するマークをご紹介していきます。
個人情報保護のマークとは
個人情報を保護するマークは以下の通りあります。
一般財団法人 日本情報経済社会推進協会 |
一般社団法人 日本プライバシー認証機構 |
一般社団法人 日本個人情報管理協会 |
---|---|---|
プライバシーマーク | TRUSTeマーク | JAPiCOマーク |
それぞれマークを発行している機関が異なります。
各機関のマークについてもう少し詳細をご説明していきます。
① プライバシーマーク
16,421 社の取得企業があります(2020年9月現在JIPDEC HPより)。
個人情報保護という観点からプライバシーマーク(Pマーク)の取得企業が続々と増えているのが現状です。
弊社のお客様も10社以上の企業が毎月プライバシーマークの新規取得に向けて運用を行っています。
日本では最もポピュラーなマークといえます。
より詳しく知りたい方は以下のHPをご確認ください。
参考:一般財団法人日本情報経済社会推進協会「プライバシーマーク制度について」
② TRUSTeマーク
ウェブサイトにおける個人情報保護の推進、並びに、個人情報の適正利用の推進を主目的として、1997年に発足しました。
対象はウェブサイトを運営する企業・団体を対象にしているマークです。
日本だけでなく、世界26ヶ国で運用されているワールドワイドなマークです。
より詳しく知りたい方は以下のHPをご確認ください。
参考:一般社団法人日本プライバシー認証機構
③ JAPiCOマーク
JAPiCOマーク制度は、厳しい4つの基準をクリアし、より適切に個人情報を取扱っている企業・団体の証としてマークを発行しています。
2020年9月現在12社の認定パートナーがあります。
JAPiCOはマークの発行以外にも個人情報管理士の養成講座等、個人情報に関して幅広く活動をしているようです。
審査費用が比較的安いのが特徴です。
より詳しく知りたい方は以下のHPをご確認ください。
参考:一般社団法人日本個人情報管理協会「JAPiCOマークについて」
上記の3つのマークそれぞれが共通して個人情報の保護を第三者が認証するというマークです。
知名度では断トツでプライバシーマークです。
ウェブ限定にもなりますが、世界で共通のTRUSTeマークにも注目です。
JAPHICマーク
JAPHICマークとは、特定非営利活動法人日本個人・医療情報管理協会が発行しているマークを指します。
2009年に発足しました。現取得企業者数は182件(平成27年6月1日現在JAPHIC HPより)。
こちらもJAPiCOマークと同様、審査費用がプライバシーマークの6~7割と安い費用で維持ができます。
① プライバシーマークとの比較
以下にてプライバシーマークとの特徴を比較します。
プライバシーマーク | JAPHICマーク | |
---|---|---|
審査等にかかる費用 | コンサル料:70~100万 申請料:30万~120万 更新表:22万~90万 |
コンサル料:50~80万 申請料:15万~30万 更新表:9万~22万 |
取得期間 | 6~12か月 | 1~3か月 |
※JAPHIC HPより
プライバシーマーク(Pマーク)よりもより早く、容易に取得ができるため、担当者の方の負担が少なく維持ができるのが魅力ですね。
「でもこんなに費用が安く、こんなに早期取得・更新ができると個人情報管理の安全面は大丈夫か不安…」という方もいるかもしれません。
しかし、心配はいりません。
JAPHICは個人情報保護法を企業が守るために最低限の取り組みを経済産業省が発行しているガイドラインに沿って審査を行っており、個人情報を守るための基準は守られております。
審査が厳しければ安全だということはありません。
たとえ厳しい基準で運用を行っていたとしても事故は起こります。
さらに難しい基準であればあるほど自分たちの本来の業務がやり辛くなるのです。
心あたりはありませんか?「気軽に運用ができて安全に個人情報が守られる」これがベストな状態です。
またJAPHICマークの特徴でもある審査機関とコンサルタントが連携することが可能なので「普段はコンサルタントと言い所に作業をしているのに、現地審査で自分たちだけ審査員の前に放り出されてしまう!不安だ!」なんてことがなくなるのです。
審査機関とのやり取りもコンサルタントも行うことができるのでさらに担当者の負担が軽減されること間違いなしです。
JAPHICマークは、安価なコスト、運用のしやすさは確かに魅力的ですが、取得企業―認知度はやはりプライバシーマーク(Pマーク)の方が圧倒的に高いのが現状です。
まとめ
情報社会と言われている今では個人情報保護のためのマークは暗黙の了解で持っていなくてはいけない、という声を多く聞きます。
個人情報保護のマークはたくさんあるので自社に合ったマークを選んでみてはいかがでしょうか。
プライバシーマーク(Pマーク)、JAPHICマークに係わらず、御社のご相談、お気軽にお待ちしております。
カテゴリー:
タグ :